来歴ッ!!
中学校では野球、高校ではボクシングに励んでいた。神戸学院大学時代に陸上競技を始め、当初は短距離走をメインとしたが大学三年次に十種競技を開始。競技歴2年半で十種競技において日本タイトルを獲得(またその際マークした100m走の記録は2015年7月2日、音部拓仁によって破られるまで日本最高記録だった)するなど大活躍する。
1998年からはいったん陸上の世界を離れ、アメリカにゴルフ留学。 2000年に帰国した後はスポーツトレーニングの道に進み、様々なスポーツ選手の個人トレーナーとして2010年ごろまで活動していた。
2003年ごろからトレーナー業の傍らタレントとして散発的に芸能活動を始める。
一時本気でプロ野球選手を目指しており、2005年に茨城ゴールデンゴールズに入団したが、年齢的な都合もあってプロチーム入団試験が受けられず、同年末で退団している。
2006年にバーで犬用のガムを噛んで顎を鍛えているところをピエール瀧に見出され、スペースシャワーTV『Oxala!』(瀧と森山直太朗がMCの木曜日)に森山のマラソンチャレンジのためのトレーナーとして出演するようになり、少しずつタレント活動に力を入れるようになる。
2012年に森山の紹介という形で『うもれびと』に出演。この番組で「百獣の王を目指す男」としてその強烈なキャラクターが世間に知られ、タレントとしてブレイクを果たす。
2021年6月、太田雄貴の後を受けて日本フェンシング協会会長に就任した。2022年11月に任期満了をもって退任。選出についてはタレントとしての知名度・広報力を重視されたとのことである(なおフェンシング自体は一応未経験ではなく、近代五種でのオリンピック出場を目指してフェンシングに取り組んでいた時期がある)。
兄の武井情は俳優を目指して坂上忍の付き人をしていたが、癌により24歳の若さで逝去している。坂上は大変情のことを可愛がっており、彼が亡くなってからは付き人をとっていないと明かしている。
幼少期に両親が離婚し、父子家庭で育った。また、父が家の外に作った別の家族があり、異母きょうだいがいること、父がそちらの家庭にいることが増えたので兄と二人きりで過ごす時間が長く経済的にも苦労したことを公表している。しかし親子の関係は悪くなく、タレントとして仕事が忙しくなってからは父が運転手を務めていた。この父は2022年に亡くなっている。
「マッスルミュージカル」で共演した女性と2004年に結婚しているが、半年ほどでスピード離婚している。
人物ッッ!!
白いタンクトップ姿がトレードマーク。
仕事柄家に帰れないことが多かったため、2004年から2013年ごろまで家がない生活を送っていた。家がないと言っても実家かホテル、もしくは友人の家に泊まっており、全く宿無しというわけではない。
基本的に仮眠のみで夜は寝ない(本人いわく「トレーニングを続けることにより体力がありすぎて疲れない」)。
百獣の王・地上最強の生物をめざしてトレーニングを日夜続けており、食事の際も逆立ちしながら食べたりするなど、明らかに渡辺ラオウのパクリみたいな事をしている(渡辺ラオウがパクリかもしれないが…)
百獣の王たるべくあらゆる動物と戦っても勝てるためのシミュレーション済であり、うもれびとに出演した際、番組内では、ライオン・ワニ・ゴリラ・カンガルー・ワシ・ゾウ・イノシシ・大蛇・サメ・キリンと戦う際の勝ち方を披露した。
…むしろその勝ち方より、動物の生態模写に定評がある。
- ちなみに、武井に百獣の王を目指すことを決めさせた生物はヘラジカ。
上記のトレーニングを妄想…じゃなくて想像上20000戦以上行い、未だに負けなしッ!まさにリアル・バキ。
(だが、実際に牛と戦って死にかけた事があるというのは黒歴史)
そんな最強(笑)を誇る彼ですらかなわない相手がいる。ムロフシだけは「やべぇ」と思っているらしく、シミュレーションは150回くらいしているものの全部ドローに終わっているらしい。
「手を鍛えて、四本足の動物のように走ることができたらもっと速く走れるようになるのでは」と考えた末、足を滑りやすい素材ですまきにし、手だけで高尾山をのぼることを決意。6時間で登頂に成功した。続いて富士山にも挑戦し、7合目まで登るも、ペースをあげた瞬間に視界が急速に縮まり意識を失ってしまい中止。足なんて飾りです!偉い人にはそれがわからんのです!!
上記と同じ理由により、熱海から初島までの10㎞を手だけで泳いで渡ろうとするが、流されて救助された。本人によれば、「結果的に本来の予定より長い時間手だけで過ごすことができた」という。なんたるポジティブシンキング。
中居正広曰く、『お前バカだろww』
『ポケモンスマッシュ!』への出演経験があり(番組内での役職は「教官」と彼に相応しいものになっている)、後継番組である『ポケモンの家あつまる?』にも出演した。そちらでも『ポケモンは素手で捕まえる』と宣言しているワイルドな男である。曰く、一番好きなポケモンはイベルタルらしい(参照)。
アスリート・武井壮ッッ!!
このように豪快なバk・・・・・ゲフンゲフン、試みを繰り返している彼だが、39歳の時の100m走ベストタイムは10秒83、マウンドに立てば最速141kmの速球とプロも驚く切れ味のスライダーを投げ、果ては当時ほとんどゴルフ未体験の状態でゴルフ留学生に抜擢される、体操に初挑戦した際には指導に当たった内村航平をうならせる、など運動関係の逸話は枚挙に暇がない。
そんな彼の唱える運動理論は極めて単純明快で「自分の身体がどのように動くかをキチンと学べばどんな運動でも簡単に出来る」というもの。小学校5年の時に気づいた、というこの理論に基づき、普段の練習は「自分の身体を思い通りに動かす」練習と身体能力を高めるフィジカルトレーニングのみ。現役時代の競技大会当日は、会場入りしたら参加選手全員を詳しく観察し、「カッコいい走り方・跳び方・投げ方をしている選手の真似をする」という。
荒唐無稽にも思える話だが、実際にこの方法で彼は十種競技日本王者になっているのである。
本人曰く「本来は超文系人間」とのことで、ポジティブかつ直球な人間性とは裏腹に「とにかく頑張ればできるようになる」という根性論には否定的である。指導理論も簡潔かつ的確で、「笑っていいとも」の1コーナーで、それまで逆立ちが上手く出来なかった男子児童に1分程度の簡単な指導で(最低限の補助はしたものの)綺麗な逆立ちをさせてみせ、スタジオを沸かせた。
また、タレントデビューする前の2001年1月から2月にかけて台湾プロ野球リーグ「中信ホエールズ」の冬季キャンプ特別コーチを務めており、指導能力は決して付け焼き刃や演出ではない。
このように指導者としても大成功間違いなしの彼が何故おバk・・・・・ゲフンゲフン、前人未到の地を歩むのか?それは本人にしかわからない。
そしてその類稀なる身体能力と明確にして明解な運動理論を買われたのか、新庄BIG BOSSに請われ2022年の北海道日本ハムファイターズの春季キャンプで臨時コーチとして指導した。
なお、武井本人は獅子党。
これらの功績からも分かる通り、スポーツに対しては非常に真摯な人物であり、Youtubeチャンネルのリスナーからの質問に対しては厳しい解答を提示する事もあり、本人も「人生相談は優しくなるが、スポーツのことになるとガチになる」とのこと。
モチベーションを言い訳にしない事、優秀なコーチとは何か、スポーツでケアを怠らない事の大切さ、フォームにばかり囚われて物理学的な視点から考察する事を疎かにしていないかなど、スポーツマンとしての姿勢を熱く説いている。
北京オリンピック金メダリストである石井慧の「本気で競技やったことないんだろうな」(参照)というツイートに関しては、石井氏のこれまでの絶え間ない努力に敬意を表し、『世界のトップまで極めた事がない僕が本気でやったことないんだろうなと思っても仕方のないものだな』と彼の発言に理解を示しつつも、(自身の人生を振り返り)『1秒たりとも他のアスリートに負けるような時間を過ごした事はない』とも語っている。
また、あくまでも自身は『楽しんで広める人』であると自認しており、曰く『オレは何でも屋だからスポーツを『高さ』じゃなく『広さ』で楽しんでるんだよ』との事である(参照)。
ゲームに対しても柔軟な見方を示しており、eスポーツに競技でも新しい可能性を見出している模様(参照)。
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建山義紀:武井氏自身も似てると公認しており、『ひとつお伝えしておくと、阪神タイガースに入団が決まったのは武井壮ではありません。。建山義紀選手です。。』ともツイートしている。