人物概要
モンティ・オウム(MontyOum:本名MonyreakOum)とは、アジア系アメリカ人のアニメーション作家。
ちなみに彼が語るところ、自らを「カンボジア人・ベトナム人・中国人・日本人」の精神でいる、とのポリシーを持っていた。
1人のクリエイターとしては、3DCG(Poser等)を駆使したハイテンポで躍動感に溢れた、格闘&ダンスアクションを得意とし、いわゆるジャパニメーション的な演出や、ダークかつ奥深い世界観が特徴。
それらの要素には彼が趣味嗜好としていた香港映画、アニメ、ビデオゲーム、そして現実での彼自身の武道家やダンサーを志した経験などが源流にあり、それらが作品へと生かされていたようだ。
製作者としての経緯と来歴
2002年頃から自作ファン動画の制作を始め、2007年頃に『Haloid』と『Dead Fantasy』を発表し、それらの二次創作動画で知られるようになり、注目を集める。
その後、2008年にバンダイナムコゲームス社の元で働き、戦闘デザイナーとアニメーターを務める。
バンナムからのレイオフを経たそののちにはRoosterTeeth社から仕事を持ち掛けられ、RoosterTeeth制作『Red vs. Blue』シーズン8〜10のディレクターを手がけ、彼流のアクション技術がこのWebアニメーションに新たな息吹を与える。
そして2012年、『Red vs Blue』シーズン10を終えた後、『RWBY』のアイデアを社内で発表し、そしてRed Trailer等をPoserを使い、完成させWeb上で発表。
主要キャラクター4人を紹介した各4つのRWBYのTrailerはWebユーザーから人気を博し、軌道に乗ると判断されたあと本格的にRoosterTeethの映像作品として制作される事に。
そして彼は『RWBY』シリーズの原案とVolume2までの監督、原作脚本、リードアニメーターを務め、作風としては日本のアニメのスタイルを取り入れたタイトルとして制作された。
また、RWBYでの主要キャラクター「ライ・レン」の声優(現地での英語版)も担当した。
若くしての逝去
RoosterTeeth社で彼が先導して大成したRWBYだったのだが···
だが2015年、モンティ·オウムは治療行為を受けていた際に重度のアレルギー反応を起こし昏睡状態に陥った後、10日後に死亡。
33歳の若さでの死去であった。
しかし死後もRWBYはRoosterTeethのスタッフらによりVolume3以降もどうにか続編が決定&制作され、そして英語版ライ・レン役も実兄によって引き継がれ、現在までに続いている。
現状はVolume9がRWBY最新作。
関連イラスト
モンティオウム氏の各SNSサイトへの関連リンク
関連タグ
deadfantasy ∼ モンティオウムが製作した自主創作アクションムービー
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