涼月・ディートリッヒ・シュルツ
すずつきでぃーとりっひしゅるつ
冲方丁のライトノベル『オイレンシュピーゲル』のヒロイン。また、『スプライトシュピーゲル』『テスタメントシュピーゲル』の登場人物。
〈猋〉の小隊長にして突撃手(スターマン)。コードネーム「黒犬(シュヴァルツ)」。通称「対甲鉄拳(パンツァーファウスト)の涼月」。
黒髪短髪に黒眼、ヘビースモーカー。貧乳の少女。
オイレンシュピーゲルでは14歳だったが、テスタメントシュピーゲルで誕生日を迎え、15歳になる。
短気で目立つ敵にはすぐにつっかかる、無類の一騎打ち好き。
父親はトルコ系移民、母親はオーストリア貴族。先天性の末端神経障害のため、物を掴むことも歩くこともできずにいたが、娘の障害を認めなかった両親が医師に見せなかったため病状が悪化。逃げ出して病院まで這っていき、機械化児童となる。
過去の体験からか「幸福な家庭」を心の底で渇望しており、自分が得られなかった「幸福な家庭」に育った人間に、激しい嫉妬と劣等感を抱えている。
14歳にしてヘビースモーカー。銘柄はショートホープ(=「はかない希望」)。「A.S.A.P(=As Soon As Possible: 可能な限りさっさとやれ)」の刻印入りジッポーを愛用している。
こっそり受験勉強している(得意科目は語学)。
実は整理魔。乱視が入っており、非番時は眼鏡っ子である。