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『道は選ばれた。覚悟するがいい‼︎』

概要

クライマックスにおいて、ゴーストバスターズの面々は破壊神ゴーザから「お前らが破壊の使者を選べ!」と言われる。それはゴーストバスターズたちの中にある「恐怖のイメージ」をそのまま具現化するという宣言であった。

そこで彼らは心を無にして抵抗しようとするが、ダン・エイクロイド演じるレイモンドだけは恐怖のあまりかそれが出来ず、ならばと『なるべく無害そうなモノを』と思わず子供の頃好きだったキャラクター『ステイパフト・マシュマロマン』を思い浮かべてしまった。

そして生まれたのが、彼のイメージした外見(だけは)そのままにキングコング(とくに76年版や東宝版)ばりの巨体でニューヨークの町を暴れ回る巨大なマシュマロのお化けである。

しかし考えてみれば、怪現象起こしまくり怪光線放ちまくりのゴーザと比べ、マシュマロマンはその巨体任せの行動以外にこれといった特殊な能力は見せておらず、結局やった事と言えば足下の物体を踏み潰しただけである。一応、キングコング同様にこの図体とガタイでビルを登れるが、ビルが崩れていないので重さは素材のためか、見た目よりはない模様。

おまけに通常のマシュマロと同じく極めて熱に弱くて燃えやすく、しかもその後溶けてしまう(ピーターは「海に出してしまえば溶解するはずだ」とも指摘していた)という致命的とも言える弱点を持っていた事からも、レイモンドの発想はそれ程バカに出来たものではなかったのかも知れない。

形相は終始すさまじいが。

「昔のアメリカで流行ったマスコットキャラが客演している」と思っている人も日本では多いようだが、あくまでこの映画のために作られた架空のキャラクターである。

ゲーム作品

1990年にメガドライブで発売された『ゴーストバスターズ』にて、ボスキャラクターの一人として登場。彼が登場するのは高層ビルステージで、道中では窓の外に顔を覗かせたり、一部の通路にて壁を突き破りながらパンチで攻撃(ステージトラップ扱い)してくる。

高層ビルの屋上にて行われるボス戦では、左右からのパンチ攻撃以外に両目からレーザーを放ったり、口から独特な軌道でこちらをホーミングする回避が困難な追跡火炎弾を吐き出してくる。巨体任せや熱に弱いという欠点は何処へやら、明らかに劇場版よりもパワーアップしている

なお、日本語版で対戦前に「久しぶりだな。以前は不覚を取ってしまったが……」と言っていた事から、前述の劇場版で破れた後に復活を遂げたようである。

多少マイルドにはなっているが、やっぱり形相はすさまじい。

2009年に発売された2以降の話を描く『The Video Game』にて登場した際には、同じく巨体で暴れ回るほか、マシュマロを口から吐き出したり投げつけたりするほか、自身のマシュマロから小さい分身を作り出している。

設定上は映画と同じで破壊神ゴーザが変身したもの、一回現世に顕現すると形が定着しちゃうらしい。

ミニマシュマロマン

数十年後の後日談として描かれるゴーストバスターズ/アフターライフで初登場した、ミニチュアサイズの個体。こちらは市販品のマシュマロを原料として多数沸く。

こんなふうに可愛らしい見た目をしているがその実態は悪い意味での無邪気さの権化。仲間を火で炙ったりミキサーにかけたりとエグい行為を平然と働くその姿は、図体がデカいが実際はショボかったオリジナルと正に真逆と言える上、こいつのせいでピンチに陥ったことも少なくない。

それでも新世代ゴーストバスターズ映画の(敵側の)マスコットであることには間違いないようで、海外ではこれのフィギュアが出され、日本ではTwitter(X)にてアフターライフ公開前にミニマシュマロマンまきなるものが行われたことも。

遊びまわるマシュマロマンたちをよく見ていると

関連動画

ミニマシュマロマンが誕生する動画

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