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概要

ニホンアマガエルにそっくりなカエル。目の辺りのラインがないのが大きな違い。

全体的には少しニホンアマガエルより大きい(特にメス)、頭部が尖ってる、などの細かい違いも一応、ある(後述のように鳴き声、産卵なども実はかなり違う)。

いかにも海外産のようなネーミングだが日本固有のちょっと珍しいカエル。

名付けたのが江戸時代末期に日本の動物を研究、分類し、西洋に紹介したオランダの博物学者シュレーゲルだったため、このような名前になっている。シュレーゲルが分類する前までは日本では特に他のカエルとは区分されていなかったと思われ、名前をそのまま拝借している。

 

ちなみにアオガエル科の多くは樹上で泡状の卵塊の形で産卵するが(モリアオガエルが有名だろう。モリアオガエルはシュレーゲルアオガエルとは姉妹種ともされるほど近縁)、シュレーゲルアオガエルは地上(地下の穴)に産卵する(卵は雨が降った際に孵化して水場に流れ出る)。オスの鳴き声は「コロロ、コロロ」と聞こえるが、多くの場合、穴を掘って隠れながら鳴くので鳴いている姿を見つけるのは困難。ちなみにアマガエルは「クワックワックワッ(あるいはカッカッカッとも聞こえる)」と大きな声で木の上などで鳴き、卵も水中で産む。

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