ファミコン探偵倶楽部笑み男
ふぁみこんたんていくらぶえみお
ゲーム概要
コマンド選択型テキストアドベンチャーゲーム『ファミコン探偵倶楽部』のシリーズ第3作(『BS探偵倶楽部 雪に消えた過去』も含めた場合は第4作)。2024年7月17日に「笑み男」なる謎の動画をYouTubeで公開。その翌週に『ファミコン探偵俱楽部』の完全新作であることが公表された。
1989年発売の『ファミコン探偵俱楽部PARTII うしろに立つ少女』から数えて35年ぶり、1997年配信の『BS探偵俱楽部 雪に消えた過去』から数えて27年ぶりとなる完全新作で、2024年8月29日にNintendo Switchで発売される。
2020年8月20日には『事前合同調査』と題された体験版が配信。8月20日時点では序章と1章までしか遊べないが、8月23日からは2章まで、8月28日からは3章までとアップデートによりプレイ可能となる。体験版のセーブデータは製品版にも引き継ぎ可能。
ストーリー
ある朝、遺体となって発見された男子中学生・佐々木英介。
彼の亡骸には不気味な笑顔が描かれた紙袋が被せられていた。
その姿は18年前に起きた「連続少女殺人事件」の被害者、そして「笑み男」という都市伝説の犠牲者に酷似しているという。
泣いている女の子の前に現れ、その命と引き換えに笑顔の紙袋を与えるという、不気味な噂話の起源とは……?
空木探偵事務所は総力をあげて、この奇怪な事件に挑むこととなった。
登場人物
19歳。空木探偵事務所の探偵助手。明るい性格で、どこか可愛らしさすら感じるが、根気強さや勘の強さも持ち合わせている。今回も神原刑事などから「探偵クン」と呼ばれる。
19歳。空木探偵事務所の探偵助手。主人公と共に佐々木英介の事件の調査を行う。また、主人公と空木が知らなかった「笑み男」の都市伝説を教える。
- 空木俊介(うつぎしゅんすけ)(声:各務立基)
40歳。空木探偵事務所の所長。これまでにも数々の事件で警察に協力をしている敏腕の私立探偵。
18年前に発生した「連続少女殺人事件」も行っていた。
- 佐々木英介(ささき えいすけ)(声:???)
事件の被害者。公立・南第三中学校の3年生。香福市の排水ポンプ場で遺体となって発見された。
顔には笑顔が描かれた紙袋が被せられていた。
- 笑み男(えみお)(声:???)
泣いている女の子の前に現れ、永遠の笑顔をあげると言って殺してしまう都市伝説上の人物。殺された女の子は、笑み男と同じ笑顔の描かれた紙袋を被せられたまま、その場に置き去りにされるという。18年前の「連続少女殺人事件」がモデルになったとされる。
- 鎌田公晴(声:大塚芳忠)
香福警察署の警部。久瀬純子、神原大輔の上司。空木とは古くからの知り合いで、共に18年前の「連続少女殺人事件」を調べていた。佐々木英介の事件で、空木探偵事務所に応援を頼んだ。空木からは「カマさん」と呼ばれている。語尾の「ぢゃ」が特徴。
- 久瀬純子(くぜ じゅんこ)(声:白石涼子)
香福警察署の刑事。自他ともに厳しすぎる仕事人間。神原大輔とはコンビを組んで行動している。空木とは面識があるらしい。
- 神原大輔(かみはら だいすけ)(声:KENN)
香福警察署の刑事。チャラチャラしているように見られがちで、コンビを組んでいる先輩の久瀬にしょっちゅう怒られている。鼻がいいことが自慢。18年前は小学生で、当時の騒ぎを知っている。
- 福山翼(ふくやまつばさ)(声:小野友樹)
南第三中学校の新米教師。爽やかで生徒たちから好かれそうな印象だが、ある話題になると途端に様子がおかしくなる。
- 笑子ママ(声:上田瞳)
香福駅前の繁華街にある「すなっく笑子」のママさん。10年以上、一人でお店を切り盛りしている。
ゲームシステム
「場所移動」「聞く」「呼ぶ」「見る・調べる」などのコマンドを選択し、キャラクターたちとの会話、現在いる場所の調査を通しながらストーリーを進めていく。
Switchリメイク版をベースにしているが、コマンド一覧に「手帳を開く」「携帯電話」が追加。手帳はSwitchリメイク版、スーパーファミコン版『うしろに立つ少女』のメモ機能だが、情報量が大幅に増えている。携帯電話はアドレス帳に入力された人物に加え、直接番号を入力して電話をかけることができる。
また「推理する」に選択肢が出るようになり、選んだ種類に応じて会話が変わるようになっている。
関連動画
笑み男
事前合同調査 序章/第1章予告
事前合同調査 第2章予告