歴史
1952年、イギリスの大手2大自動車製造会社 Austin Motors(オースティン・モータース)と Nuffiled Organization(ナッフィールド・オーガナイゼイション)グループが合併し、前者の Austin(オースティン)ブランド、後者の Morris(モーリス)、MG、Wolseley(ウーズレー)、Riley(ライレー)のブランドを所有するイギリス最大の自動車メーカーとなった。
比較的安価な Morris Minor(マイナー)から、中級スポーツカーの MG TF、高級スポーツカーの Austin Healey100 (オースティン・ヒーリー)、高級車の Wolseley、Riley までも生産した。
その後
後の1966年、ジャガー及びディムラーのブランドを持つジャガーを吸収、持ち株会社のブリティッシュ・モーター・ホールディングス (BMH)が発足。
1968年、レイランドグループと、ローバーグループと合併、ブリティッシュ・レイランド・モーター・コーポレーション (BLMC) となる。
この時点までは、持ち株会社 BLMC 傘下で、過去のブランドを保有する各ディヴィジョンでの自主性はかなり保たれていたが、1975年、時のイギリス労働党政権の元、財政再建の為に国有化を決定し ブリティッシュ・レイランド British Leyland Ltd. に改組。ブランドの統合、車種の整理が始まって行く。
所有ブランド
BMC当時
1895 Wolseley(ウーズレー)
1896 Lanchester (ランチェスター)
1898 Riley(ライレー)
1905 Austin(オースティン)
1912 Morris(モーリス)
1913 Vanden Plas(後にオースティンが買収)
1924 MG (後にモーリスに吸収、モーリス創業者の私企業でスタート)
1952 Austin-Healey (BMC傘下のオースティン事業部管轄)
1959 Mini(BMC傘下のオースティン事業部管轄、モーリス事業部でも製造)
BMH時代に追加
1896 Daimler(ディムラー、後にジャガーが買収)
1924 BSA (自動車部門、後にディムラーが買収)
1935 Jaguar(ジャガー)
BLMC時代に追加
1896 Leyland Motors (レイランド、商用車部門)
1903 Standard(スタンダード 後にレイランドが買収)
1904 Rover(ローバー)
1919 Alvis(アルヴィス 後にローバーが買収)
1923 Triumph Motor Company(トライアンフ、後にスタンダードと合併)
1947 Land Rover(ランドローバー、ローバーのオフロード四輪駆動車部門
主要車種
BMC
1948 Morris Minor
1952 Morris Oxford
1954 Austin Cambridge
1957 Austin A35
1959 Mini (Austin / Morris)
1961 Riley Elf
1961 Wolseley Hornet
1962 Austin 1100 (ADO-16)
1962 MGB
1964 Austin 1800/2200
BLMC
1968 Jaguar XJ6
1969 Austin Maxi
1970 Triumph Dolomite
1970 Range Rover(レンジローバー)
1971 Morris Marina
1971 Triumph Stag
1973 Austin Allegro