プロフィール
誕生日 | 1月3日 |
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身長 | 175cm |
血液型 | A型 |
出身地 | 山梨県 |
趣味・特技 | サウナ |
CV | 田中正彦 |
概要
「超進化鉄道開発機構」(ERDA)の東日本本部長で、創設メンバーのひとり。鍋島チクゴ存命中の頃はチクゴ不在時には代行して指揮を執っていたことから、副本部長ないし本部長代理に就いていたと思われる。目的の為ならば時に冷徹な判断を下す壮年男性。
悪人ではないのだろうが、アンノウン撃破のためならばかなり強引にでも事を進ませようとするところがあり、タイセイが姉・イナが敵として現れたことに絶望し適性値が落ちた際にはすぐさま次のE5運転士候補を探そうとしたり、いざタイセイが復帰すると(状況が状況とはいえ)ファントムごとイナを倒すように念押ししたり、イナはおろかタイセイにすら危険が伴うグランクロスを発射するように強要したり、当のイナが帰ってきて聞き取りを行うと「嘘をついているかも」と疑い「次は手段を選ばずする必要が…」と不穏な発言をするなど、文字通り目的のために手段を択ばない言動が多々見られている。
「これだから子供は……事の重大さが分かっていない!」と吐き捨てるようなシーンまで存在している(このときの彼の顔の描かれ方は視聴者側から見れば悪人そのものである)。
とはいえそれはあくまでも「アンノウンは確実に殲滅する」という目的のための振る舞いなのか、普段はそこまで冷徹ではなく、もとに戻ったイナを取り調べるようには言ったものの結局はERDAの監視下に置くだけで罰を与えることなく復帰させるなど、相応の処置もできる人物である。
それを踏まえても、本人たちの目の届かないところでシンカリオン運転士たちに対して人の心がないと言っても過言でない言動をしていることは事実であり、洗脳されたイナが「ERDAは人の命を何とも思っていない」という発言を残したことになにか関係があるのだろうか?
10年前の浜カイジ
第26話・27話では10年前の過去の出来事が描かれていたが、この頃はまだ今のようなやや過激気味になってはいなかった模様。
しかし、初代本部長の鍋島チクゴが死亡してしまった後に悲しみに暮れるERDAの一同へ
「悲しみに暮れている暇はありません。今後の襲撃に備え、すぐに訓練を再開。これからは私が指揮を執ります。我々の使命はアンノウンを撃退し、平和を守る事…犠牲になったのが本部長であった事は、寧ろ不幸中の幸いです」
と、叱咤激励と今後の方針などを告げる挨拶の際に、最後の最後で爆弾発言をしてしまったのだ。
当然、ひんしゅくを買いカドミチから「浜さん、そんな言い方は…!」と抗議されかけるが、そこでお互いに少しの沈黙の後に自身もチクゴの死への慟哭や悲しみを垣間見せつつ
「失礼…皆さんは業務に戻ってください。ここERDAは鍋島さんが作った組織です。その職員としてふさわしい働きを、期待します…」
…と言って一同が揃う場から退室していった。
パッと見、ここで現在のような片鱗が出かかっていたり、この事件やレイジを失った事で現在のような厳しいどころではないような人物になったようにも見受けられる。
尚、ファンの間では、『自ら嫌われ役を買って出たのは性分?』などの意見も見受けられる。
しかし昏睡状態になったレイジが病院からいなくなった際、彼が立ち去るのを目撃しているのは当時の彼だったとのことだが、当時の監視カメラ映像を見直してみると誰も写ってない。
彼は嘘をついている…?
第31話にて7年前の事故の真相を知ったタイセイがイナとカドミチに伝えるが突然、彼がERDAから逃走。レイジが7年間も意識がメタバース空間に閉じ込められていた真相と、彼が見たという証言に違和感を感じた2人は指令室に向かうが、すでに逃げられた後だった…
彼が向かった先は、とある山奥のセーフハウス…
そこには、変わり果ててしまったレイジの体が…
彼はシンカリオンが危険なものと思われるのを恐れたため、病院にあるレイジの体を山奥のセーフハウスに移した。しかし、その真相が明らかになっていく…
10年前の事故の詳細とその後
ー以下よりシンカリオン第32話のネタバレが含まれています。
第31話の出来事の後、彼は隙を見てエルダから逃走、GR86に乗り、山奥の、セーフハウスに向かったもののイナのGPSにより位置情報を見られてしまい見つかってしまう。同乗していたカドミチが彼の体を拘束し、取り調べ室へと連行された。
体は健康な状態、更にはハーデスの運転手なのにも関わらず、万全な医療体制を敷いていたことと、彼のアンノウン撲滅の意思が矛盾した為訳がわからぬ状態となっていたが、取り調べで過去が明らかとなった。
鍋島さんが他界した後アンノウンの出撃がパタリと止まり、エルダの不要論が立ち上がった。それでも、本部長を引き継いだ彼は必死になって組織と仲間を守り、運営をするしかなかった。その為、当時唯一の運転士であったレイジ君とシンカリオン0のプレッシャーは大きなものとなり、そんな彼の負担を少しでも減らそうとメタバースでアンノウンとシンカリオンをシュミレートする実戦形式の訓練を可能とする実験が行われていた。そこであの痛ましい事故が運転手が目を覚まさなければ、シンカリオンは危険な物だと見なされ、エルダの存続はさらに危うい状態となる事になる。そのを防ぐために、彼はレイジが意識を取り戻し、自らの意で病院をでていった。レイジの体を隠す為に山奥のセーフハウスに向かったのだった。エルダとシンカリオンは、人々を守るために必要な物だと信じていた。
それから暫くし、彼はある奇妙な事実に気づいた。実験で使用したメタバースに何かしらのデータが活動していた。解析したデータは人の脳波に極めて近い波形を示していた。つまり、人の意識データが実験中のトラブルという再現性の低い状態で偶然実現したというのが彼の結論だった。そこにいるであろうレイジの意識を彼は何度も何度も助けようとしたが叶うことは無かった。
それから7年の歳月が流れ、現実世界では7年の月日が経ち、法律上失踪宣告がなされ、死亡した扱いになった。このままではレイジは意識のみの存在としてメタバースに閉じ込められ続け、自ら死ぬ事も消える事も出来ずに永遠に苦しみ続けることとなると悟った彼は、せめて楽にしてあげようと考え閉じ込められたメタバースのデータを消去することにした。それでも、彼の体に手をかけることだけは決心が付かずに隠し続けていた。
これが彼が知っている全てだった。
その後退席するイナとカドミチ。その直前
「高輪くん…エルダのこと頼みます」
と言っていたので本部長を辞退するのではないかと考える。
余談
名前の由来は鎌倉・磯子・横浜〜松本間を横浜線を経由して運行していた臨時特急「はまかいじ」から。
かわすみひろしの漫画『鉄子の育て方』にも同姓同名の浜かいじという人物が登場している。