近畿自動車道
きんきじどうしゃどう
概要
近畿自動車道とは中国自動車道・大阪府道2号大阪中央環状線と併せて、大阪市の郊外(南河内地区)を経由する高速道路である。前述の2路線と併せて、大阪外環状道路を形成する。吹田JCTで名神高速道路及び中国自動車道と、終点の松原JCTで阪和自動車道・西名阪自動車道を結ぶ。高速道路ナンバリングは阪和道と併せてE26(併走する国道26号に因む)
1970年(昭和45年)3月1日、日本万博博覧会(大阪万博)の開催に伴うアクセス路線の整備と共に、吹田IC~門真ICを開業したのが始まりである。当初は大阪万博に間に合わせる為急ピッチで建設が進められ、現在の上り線(吹田方面)が先行して完成した。ここまでなら対面通行で対応すると思われるが、なんと万博開催期間中は時間帯による一方通行規制が取られていた。下り線は万博終了から2年後の1972年(昭和47年)10月に当区間の4車線化と共に完成した。
その後は1983年(昭和58年)12月7日に東大阪JCTまでの区間が開通し、阪神高速13号東大阪線と、1988年(昭和63年)3月17日に松原JCTまでの区間で阪和道・西名阪道・阪神高速14号松原線と接続し、全線開通となった。(それまで松原ICとしていた地点を松原JCTへ改称、現在の位置へ移転し、阪和道の起点となる。)
1993年(平成5年)に阪和道の堺IC~岸和田和泉IC間の開業以後は和歌山県へのアクセスが向上した。
全線開通後しばらくは前述の路線と接続していたが、1994年(平成6年)に吹田JCTの改良により名神・中国道(それまでは吹田IC及び中国吹田ICから流出入する必要があった。)と、2010年(平成22年)に門真JCTが開設され第二京阪道路と、2014年(平成26年)に守口JCTが開設され阪神高速12号守口線と接続し、京阪神間を代表する大動脈へと成長を遂げた。
法定路線名としての近畿道は多いが、営業路線名の近畿自動車は当路線のみである。当路線の法定路線名は「近畿自動車道天理吹田線」であり、西名阪自動車道の天理ICも含む。
休憩所に関しては当初、1995年(平成7年)に開業した東大阪PAのみだったが、2014年(平成24年)3月に八尾PAが設置された。
但し、東大阪PAはコンビニがあるのに対して、八尾PAはトイレのみの点は注意して欲しい。
最高速度は吹田IC~旧・茨木本線料金所(1994年吹田JCT 改良と同時に廃止)付近までが60km/h、以降の区間は80km/hである。
施設名など
片方向の出口及び分流は白三角(△▽)。入口及び合流は黒三角(▲▼)。片方向しかない休憩所は矢印(⇑⇓)で表記する。
また、SIC(スマートインターチェンジ)は備考欄に※をつけている。
全てのICで大阪府道2号中央環状線と接続している為、除外する。