吹田IC(35)
大阪府吹田市と茨木市の飛地にある名神高速道路及び近畿自動車道のインターチェンジ。
1970年(昭和45年)3月1日、中国自動車道の中国吹田ICと共に開業。
名神高速道路の開業時は構想すら無かったが、1970年の日本万国博覧会(大阪万博)の開催が決定した際に、既存の茨木ICでは会場のアクセス路線として不十分と判断、混雑を補完する為に急遽設置された。
出口は大阪府道2号大阪中央環状線に接続している。IC番号は35。
なお、中国道は当ICを利用する事が出来ない代わりに中国吹田ICを使うことになる。
尚、中国吹田ICと避ける為、出入り口の看板や通行券などに『名神吹田』と表記される。
かつて当IC周辺には毎日放送千里丘放送センターが存在していた。
吹田JCT(35)
吹田ICに併設しているジャンクション。
万博終了後、当ICをJCT化する構想は無かったが、名神高速道路・中国自動車道の接続が非効率(名神~中国道の接続は中国吹田ICから流入出し、大阪中央環状線を通り吹田ICに入る必要があった)である事、交通量の増加に伴う名神の天王山トンネル~当IC間の慢性的な渋滞が深刻化した事、それに伴う中国自動車道全線開通における長期的な渋滞のリスクを回避する為に、中国吹田ICにあった本線料金所中央部を解体、ランプを新設し1979年(昭和54年)5月15日に開業した。
その後1994年(平成6年)に関西国際空港とのアクセスを見込んで、併走していた大阪中央環状線を中国自動車道・近畿自動車道との接続ランプに改良、中央部に料金所を新設する等のリフレッシュ工事を行った。
こちらもIC番号は35。
なので、当ICで降りて中国吹田ICを使う必要がある。
又、近畿自動車道を利用する場合、名神高速道路及び中国自動車道の何れも本線料金所で支払う必要がある。
余談であるが、名神高速道路名古屋方面は当JCT~京都南ICの間が6車線、西宮方面は4車線になっている。
尚、名神名古屋方面から大阪都心部を利用する場合は豊中ICから阪神高速11号池田線を利用する方が望ましい。(吹田SAもあるし。)