モルジアナ(週刊少年サンデー作品『マギ』/大高忍)
pixiv内では、主にこちらの意味で使われる。
CV:戸松遥
推定年齢15歳(物語開始時は14歳)。身長148cm。愛称は「モルさん」。
狩猟民族『ファナリス』出身の赤髪の少女。
見た目はかわいらしい顔立ちの女の子なのだが、ファナリスの特徴である、岩をも砕き垂直の壁をも駆け上がる程の強靭な脚力と犬並に鋭い嗅覚を持つ。腕力もそれなりにあり、アリババくらいの人間なら軽々と投げ飛ばすことが出来る。また、猛獣を尻ごみさせるほどの威圧を持つ吠え声を放つ事も可能。足が強いためか、常に裸足。
初登場時は、領主ジャミルの奴隷としてアラジンとアリババの前に立ちはだかるが、のちにアリババによって奴隷の身から解放され、彼らの仲間になる。
解放された後も、ジャミルに奴隷として虐げられてきたために植え付けられた恐怖から逃れられずにいたが、最期に背を押してくれたゴルタスの言葉に救われ、恐怖を打ち破る。
奴隷から解放させてくれたアリババに対しては、恩と尊敬の念を抱いている描写がある。
口調は基本的に淡々とした敬語で、「~だわ」などの女性らしいモノローグを零す。
アリババを始めとする仲間たちの役に立ちたいと言う思いが強く、そのための努力を怠らない。
そうした理由から、女の子扱いされることは嫌いではないようだが、最初から守られる立場と見なされて戦力外として置いて行かれることは好まない。そのような場面では苛立ちから、地面を踏み砕き感情を露わにして主張することがある。
基本的に笑顔や照れる等の少女らしい表情はあんまり見せないが、無表情かといえばそうでもない。扱いが悪かったり気に入らないことがあるとよくふくれる。下手なキャラよりよっぽど判りやすいかもしれない。
シンドリアでは、マスルールに師事して格闘技を鍛えた。
その後、一度故郷であるはずの地を訪れてみようと暗黒大陸を目指し、大峡谷へ飛び込む。
皆と別れて旅立つ際には、いざという時に眷属器になるものの予備として、アリババから首飾りを貰った。
実はカナヅチである。
眷属機
シンドリアにて、自分の眷属器を持とうと、その身に馴染んだ金属として奴隷時代に身に着けていた「大切な人々の恩義の積もった誇らしい品」である足枷を金工職人に加工してもらい、鎖付きの腕飾りとしたものを身に付けることになる。
この腕飾りは、「ザガン」攻略において、アモンの眷属器『炎翼鉄鎖(アモール・セルセイラ)』として目覚め、これによりモルジアナは壁面での行動力が大幅に上がった。
ただし、モルジアナ自身は身体能力に反して魔力の素養は薄いため乱用はできない。無理に使用すると全身から血を吹きだして倒れ、命を落とす危険性もある。