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封仙娘娘追宝録

ふうせんにゃんにゃんついほうろく

封仙娘娘追宝録とは、ろくごまるに著、ひさいちよしき絵によるライトノベル。

作品解説

主な舞台は仙人の世界と人間の世界。いわゆる中国道教的な世界観である。仙人は摩訶不思議な仙術を用い、また宝貝という強力な能力を持った道具を作成して使用できる。この宝貝のうち龍華という仙人が欠陥品として多数封印していたものを、弟子の和穂が誤って人間界にばらまいてしまう。これらは実に危険な品々であり、人間が使用すれば恐るべき争いや惨劇を生みかねない。しかも宝貝それぞれ意志を持ち、使われたいという欲求を持ち封印されるのも望まないゆえ、呼び戻そうとすれば人間と協力して回収に来た仙人を襲う恐れすらある。和穂は術を封じられ、殷雷という宝貝と共に人間の世界に広く飛び散った全ての宝貝を回収する長い旅に出た。

登場人物

和穂

本作の主人公。元は仙人であったが、本編中では術を封印されており超常的な能力は持たない普通の娘である。普通の仙人と違い人間界に捨てられていたところを拾われたため、外見通りの年齢をしている。宝貝散逸の責任をとるために宝貝回収の旅を続けている。術を封印されたのは、宝貝ばかりか仙人の術そのものも人間界に混乱と破壊をもたらす危険が懸念されたため。

仙術を使えなくとも、その頭脳と性格によって宝貝回収を進めていく。

殷雷

宝貝の一つで正確な名は殷雷刀。宝貝散逸の事故の際、逃げなかったため見込まれて和穂を助けて旅をすることになる。静電気を生み出す、雷を受け流すなど攻撃力とならないレベルで電気を操れる。武器でありながら情にもろいというおおきな欠陥を抱えた宝貝。

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