フェイト・テスタロッサのモデルとなった少女で、プレシア・テスタロッサの一人娘。
至って普通の少女であったが、プレシアが開発を担当していた次元エネルギー駆動装置「ヒュードラ」の暴走事故に巻き込まれ、命を落としてしまった。享年5歳。生きていればフェイトの「お姉ちゃん」となるはずであった。
遺体はその後十年以上にわたりプレシアの手によって保管されていたが、最後はプレシアとともに遺体は虚数空間に落下し、行方不明となっている。
登場はプレシアの回想シーンおよび闇の書が作り出した夢の世界などである。
闇の書が作り出した幻想世界でのアリシアは快活で無邪気、勉強はあまり得意ではなく、魔法の資質もぼちぼちと、フェイトとはまるで正反対の人物であった。もちろんフェイトよりも短い時間しか生きていないため背丈はフェイトよりも低く、年齢も下で見た目も五歳当時のままだったが、あくまでも「お姉ちゃん」として接していた。
アリシア自身は自分が夢の中の存在であることを理解しており、一時はこのまま姉妹仲良く少しでも長く幸せに暮らしたいと(闇の書の意志を代弁して)夢の世界にフェイトを引き留めようとするが、最終的には「夢ではなく現実に向き合わなければならない」とそれを拒むフェイトの気持ちを理解し、隠していたバルディッシュを手渡して、夢の世界とともに消えていった(劇場版では消える直前にフェイトから『お姉ちゃん』と呼ばれていた)。