クリィミーマミとは、1986年にスタジオぴえろ(現:studioぴえろ)の制作により放映された、魔法少女アニメ「魔法の天使クリィミーマミ」及び、主人公の少女、森沢優が変身した姿の呼び名。この作品のイラストにつけられるタグである。
概要
同スタジオの看板魔法少女アニメシリーズ「ぴえろ魔法少女シリーズ」の第1作(スタジオ側は単に「魔法少女シリーズ」と呼称しているが、他の魔法少女アニメシリーズとの区別のため便宜上こう書く)。1983年に放映が終了した「魔法のプリンセス ミンキーモモ」の企画を立ち上げた読売広告社が、新たな魔法少女ものの企画をスタジオぴえろに持ちかけたことにより制作された。
後のシリーズにも受け継がれる、「現代的な世界観を背景に、魔法により生み出された虚像の自分と本当の自分との狭間で揺れ動く主人公の少女の想いを描く」というコンセプトはすでにこの作品で確立されており、放映当時の1983年の日本の風俗が劇中の背景に取り入れられている。更に、魔法少女というコンセプトに芸能界という要素をプラスし、物語の舞台をよりいっそう現実的で身近なものにしている。当初は前期の放送で終了する予定だったものの好評につき放映延長され、2クール全52話が放映された。