さいとう・たかを
さいとうたかお
『さいとう・たかを』は、日本の漫画家。
来歴
1936年(昭和11年)、5人兄弟の末子として和歌山県に生まれる。のちに大阪府堺市に移り住む。さいとうが小さい時に父親が家を出たため、母親が理髪店を営みながら女手一つで5人を育てた。
新人時代は手塚治虫のようなタッチの絵だったが、日の丸文庫の貸本短編集『影』に執筆していた漫画家たちと交流を深めることにより、リアルな絵柄である劇画へと変更。
1960年にさいとう・プロダクション設立。同年『台風五郎』の大ヒットにより注目される。
そして、1968年に長寿漫画で日本の「劇画」の代名詞であるゴルゴ13を連載開始する。
人物
小さいころから図工と喧嘩が大好きで、本人曰く漫画家になるちょっと前までは喧嘩三昧な生活を送っていた。
手塚治虫へ会いに手塚の家へ訪問した際居留守を使われたことがある。この事がきっかけで「打倒!手塚」を掲げるようになった。
趣味はテレビや映画鑑賞、そこからネタ探しすることもある。若い頃から大相撲ファンでもある。 80年代にはゴルフに熱中しており、山梨の富士野屋別館には石ノ森章太郎・北見けんいち・ちばてつや・つのだじろう・藤子不二雄A・古谷三敏と書いた寄せ書きが額縁入りで飾られている。
能見正比古の提唱した血液型性格診断の熱烈な信奉者であり、血液型の著書を複数出している。