深優・グリーア
みゆぐりーあ
概要
CV:浅井清己
1-A組在籍。15歳。舞衣のクラスメイト。
表向きはグリーア神父の養女となっているが、実際はシアーズ財団が開発した対HiME用の戦闘兵器。
アリッサを守る為に造られており、彼女の安全が最優先事項。そのため、人間的な感情が欠落している。
「ミユ」という名前は彼女の正式名称「Multiple Intelligential Yggdrasil Unit」の頭文字から。
アリッサへの思いは義務感だけでなく、深優自身が身も心も捧げており、アリッサのためならいかなる手段も躊躇わない。
戦闘ロボットであるため武器を内蔵しており、左腕にはガトリングや剣、右太ももからは小型ミサイルが発射されるなど、歩く武器庫。
腕の武器は「剣」「ガトリング」「ドリル」「チェーンソー」の4種類があるが、このうちドリルとチェーンソーは未使用。
また戦闘モード時の衣装は「ミスリルドレス」と呼ばれており、腕の装備を変更するとドレスの色も変わるようになっていて、それぞれ「剣」がネイビーブルー、「ガトリング」がスカーレット、「ドリル」が緑、「チェーンソー」が黄色と設定されているが、上記通りドリルとチェーンソーは未登場。
何よりも脅威は剣に内蔵された「アンチマテリアライザー」と呼ばれる、HiME達が持つ高次物質化能力を無効化する機能で、この能力によりHiME達は幾度も苦しめられ、実際にあかねは彼女の攻撃によって脱落者となってしまった。
作品前半でHiME達と全面戦争を繰り広げ敗北し、傷ついたアリッサと共に行方をくらますが真白に回収と修理を受け、HiME同士の争いを終わらせるキーポジションを担った。
舞-乙HiME
「ミユ」の名前で登場。衣装は黒いロングコートと黒い帽子、黄色い小鳥「アリッサ」をつれている。
正式名称は「Merciful Intelligential Yggdrasil Unit」と、前作と少々スペルが変わっている。
今作の登場人物中「舞-HiME」で登場したキャラはスターシステム要素が強いが、彼女は「舞-HiME」時代から生きているという設定になっており、主人・アリッサの命を遂行するため、惑星エアルを渡り歩く旅人として各地を放浪している。
アリカとは親しく、彼女には優しいがそれ以外の人間には少し冷たい。
その理由はアリカがアリッサの血を引いているためで、アリッサ同様にアリカへも心からの愛情を示している。アリカの母・レナも同様。
黒い谷で食欲旺盛さを見せるアリカに「素晴らしい食欲です」と褒めたたえるシーンはさすがとしか言いようがない。
次回予告でワルキューレローブを纏い恍惚とするトモエに淡々とツッコみ、アリカにそれをたしなめられ、棒読みでトモエをたたえるという、微笑ましいやりとりが行われている。
前作で使用した「アンチマテリアライザー」は健在で、その強さはワルキューレローブをまとったトモエを圧倒するなど、高次物質化能力使用者への優位は変わらない。
小鳥の「アリッサ」にはアリッサの遺伝子情報が組み込まれており、戦闘時にはミユの剣と合体することで強力な一撃「アルテミス 黄金の剣」を発動させることができる。
なお、今作では剣以外の武器は失われており、その部分は空白となっている。
Zwei
ナギの騒乱から1年後、マイスターとなったアリカの活躍を遠くから見守りつつ、以前と同じように各地を放浪する。が、隕石に隠れていた惑星殲滅兵器「ユナ」の存在を感知し、ユナのもとを訪れるが、石化攻撃を受けて敢え無く石化してしまう。
ユナが破壊される第4巻まで、石化させられた他のオトメ達同様、石化したままだった。
0~S.ifr~
今作でも登場。ミス・マリアと並び皆勤賞となった。
なおこの時はサイドカータイプのバイクに乗っている。
M-9との戦いで傷つきアスワド近くの砂漠に辿り着いたレナの元を訪れ、M-9の正体を彼女に教える。
連れて行ってほしいと頼むレナを砂漠に残し、一人M-9の元へ向かうも、レナとの交戦データを得てバージョンアップしたM-9に敵わず敗北、シフル救出へシュヴァルツアジトへやってきたブルース、エリオット達に助けられる。
なおM-9の元へ向かう前に、レナの母から預かっていた「蒼天の青玉」をシローへ託している。
このようにHiMEや乙HiME達には優位であるミユも、無敵の存在というわけではない。
また長く生きているためか様々な事柄に精通しており、関わった人たちにヒントなどをもたらしてくれている。
作中で「深優さん / ミユさん」と呼ばれることが多いためか、視聴者の中にも彼女をさんづけで呼ぶ人も少なくない。