概要
プロフィール
物語の鍵となるGEM「蒼天の青玉」の持ち主にしてアリカの実の母親である。
マイスターオトメとしてヴィントブルーム王家に仕えていた。
ガルデローベの歴代記録を全て塗り替えた才媛であり、歴代のマイスター乙HiMEの中でも伝説的な人物とされており、『オトメとしても女性としても幸せを掴んだ人物』とされている。
アリカ出産後もヴィントブルーム王家に仕えており、14,5年前のヴィントブルーム襲撃事件の際にはマテリアライズが出来なかったにもかかわらず生身でアスワドの幹部であるラドと交戦し、命を落とした。
その亡骸はシュバルツに奪われ、オトメの真祖・フミに対抗する新たな真祖「レナサーバー」として利用されてしまうが、娘であるアリカの手でようやく解放された……。
自身のGEMは赤子だった王女に託していたが王女の元から離れ、売りに出されていたのをミユが見つけてアリカの祖母(=レナの母親)に返された。
またこのGEMはOVA「0~S.ifr~」でレナの母親が所持していたものを、ミユが預かってレナの元へと届けられたものである。
夫のことは何一つ語られず、「0~S.ifr~」でそれらしき人物が登場しているが、詳細は不明。
ただし、公式サイトの人気投票でそれらしき人の上位ランクインコメントがもはや確定と言わんばかりの内容なので、ほぼそうだと思われる(つまり、彼女は義弟の手にかかって…)。
ミユの主人であるアリッサ・シアーズ直系の子孫で、受け継いだ血が特に濃いのか、オトメとしての実力は間違いなく歴代最強で、アルテミスモードだと当時の五柱4名が束になってかかっても秒殺するほどである。先代ジョン・スミス曰く、「ガルデローベ始まって以来の怪物」。
内に秘める能力は人工HiMEでありながら「乙式」を遥かに上回るようで、子供の頃はそうでなかったらしいが、ガルデローベ入学後から強まり、3ヶ月後には最初のコーラルGEMが破損してしまったと彼女自身が語っている。
おさらく、入学時に注入されるナノマシンの影響で、その潜在能力が急激に活性化された可能性が高い。
左胸の下にはHiMEの痣があり(ただし、シアーズマークに似たもの)、薄かったものが上述の力の増大と共に濃くなっていったという。
その強すぎる力は彼女を悩ませており、シフル・フランにはオトメではないと嘘をついたり、マテリアライズを躊躇う様子を見せている。
通常のマイスターGEMですらその出力に堪えられず破損してしまうぐらいで、スーパーマイスターGEMである「蒼天の青玉」でようやく全力を出せるようになった。
また通常のマテリアライズのほか、GEMのプログラムを書きかえることで、チャイルド・アルテミスをレナのナノマシンを依代に実体化させることも可能。
アリカも同じことができるかは不明だが、当人の実力などを鑑みるにできないのであろう。
殺し文句は「恐れ入りますが、歯を食いしばってください。よそ見していると死にますよ」。
つまり手加減出来ないから死にたくなかったら全力で防御しろと言っているのである。
その実力は確かであり、足元の水たまりすら彼女にとっては武器となる。
ちなみにキャラデザインを担当した久行宏和氏お気に入りキャラクターの一人。
彼女のために「0~S.ifr~」を制作したと公言している。
元ネタは同じくキャラデザインを担当した作品「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の結城レナ。
漫画版
本名レナ・ユメミヤ(旧姓はセイヤーズ)。
本作でも、先代の「蒼天の青玉」のマイスターオトメを務めていた。
マイスターオトメを引退した後、10年前までは幼い頃のアリカと、万が一のためにと先代ヴィントブルーム国王夫妻から預かった王子の2人(ユメミヤ姓の夫もいるはずだが、詳細は不明)と共にガレリア辺境伯領にある村で平和に暮らしていたが……美しき暗黒の魔神「HiME」の中で最強の力を持つMAIとそのチャイルドたる黒竜「カグツチ」の襲撃を受けた際、2人の子供達と生き別れになり、そのショックから心を病んでしまった。
そのため、幼馴染であったラドことカンザキ・レイトによって助け出され、彼の妻として扱われる。
上述の過去から、アリカやマシロと再会した時はマシロをアリカと誤認してしまうが、タクミ十三世率いるカルデア帝国軍が黒い谷を襲撃した際に何とか自我を取り戻し、子供達を守るために戦った。
終盤、ガルデローベの霊廟から真祖フミ・ヒメノがいなくなったため、彼女の代わりに新たな真祖(新祖)となる。
最後までヴィントの正統な後継者であるマシロと、実の娘でありマシロの乙HiMEであるアリカのために行動した……。
セルゲイ・オーギュストとの最終決戦後は、マシロやアリカ達を厳しく指導しているが、孫を欲しがってマシロに本命を決めさせようとしたり、マシロの一週間限定のお世話を賭けた舞闘を開催したりと結構いい加減な面もある。
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