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マシロくん

しゅじんこうのおとこのこ

舞-HiMEプロジェクトの内、TVアニメ「舞-乙HiME」の漫画版の主人公。
目次 [非表示]

後述の真白姫の影武者として育てられた男の娘男の娘だが、服を脱いでるシーンなどでは、体つきはちゃんと男子らしく描かれている。

尚、本名は不明。

実際は設定されているらしいが作劇の都合上出せなかったとのこと。


男の娘の先駆け編集

TVアニメ版 舞-乙HiME は少女アリカと幼き女王マシロの数奇な運命を描いた物語だが、漫画版では、ストーリーの展開はテレビアニメ版と大きく異なる。というか性別から異なる。

物語が始まる前、ヴィントブルーム王国の唯一の王位継承者である真白姫が何者かによって暗殺されてしまう。

情勢が混乱することを避けるために、彼女瓜二つの少年が替え玉になる羽目に…。


アリカ・ユメミヤニナ・ウォンエルスティン・ホーらの美少女3人に囲まれた毎日まさしくハーレム状態にも見えるが……上からは「男とバレたらちょん切る」と脅されていたため、実際は喜劇であった(尚、3人にはバレているのだが「バレていることをバラさない」ことで誤魔化していた)。

マシロ君と乙女3人


人物編集

真白姫の影武者を務める以前、ヴィントブルーム王国の宰相兼大佐であるセルゲイ・オーギュストに通わされていた神学校では深刻ないじめに遭っており、そのせいで自分に自信を持てずにいた。

そのため、当初は流されるままに影武者をしていたが、オトメ達との生活やヴィント市から始まった一連の事件を経て、少しずつ為政者としての自覚が育ち始め、次第に成長していく。

誰かを守るためなら我が身を省みない勇気の持ち主で、人の痛みを知る優しい性格だが、自分では弱気で怒りっぽいと思っている。


特技は裁縫で、アリカとレナの持つ人形を縫ったのは彼である。

裁縫道具を常に持ち歩いているため、シュヴァルツの頭領であるミドリから「妙な王族」と言われたこともある。


また、他者(主にナツキ・クルーガーハルカ警部補)の奇行や放言に対しては冷静な常識人のツッコミ役、いわゆるボケでもツッコミでもない間の人、を務めている。

また、ニナのことで厭らしいことをよく想像したり、エルスの「ウルトラバストインパクト」などでよく大量の鼻血を放出したりしていた。


制作秘話?編集

舞-乙HiMEを週刊少年チャンピオンコミカライズするにあたり、少年誌に相応しい男性主人公を任せられるキャラがいないという理由で、第1話冒頭でマシロ姫が暗殺され彼女そっくりの影武者の男の娘が主人公になるという超展開に。(公式が病気より)


結果

漫画版は登場するほぼ全ての女性キャラが肌を晒しているにもかかわらず、陰毛絶頂描写まである番外編のSuperHを含めてすら最大のお色気シーンはマシロくんのパンチラだった。


センシティブな作品


関連タグ編集

男の娘 漫画版 舞-乙HiME チャンピオン 女装 マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム コミカライズキャラ











ここから先は漫画版最大のネタバレが含まれます



















 

隠された出生の秘密編集

実は真白姫の双子の兄であり、ヴィントブルーム王国の王子即ち正当な王位継承者だったのである。


実の両親であるヴィントブルーム国王夫妻は来るべき危機に備える(と同時に息子の身を守るために)マシロくんをレナ・セイヤーズに預け彼女は以後養子として彼を育てることとなる。


尚、マシロくんはこの事実を黒幕であるセルゲイ・オーギュストに話されるまでは知らなかった(恐らく育ての親であるレナも話さなかったようである)。

そのため、政治的なことに関心が薄く、例えば、黒い谷の難民達をヴィント市に収容するように王国政府に命じた後は、関心を払わずにいた。

そのせいで、ハルカ警部補に指摘されるまで難民達の窮状に気付かず、危うく彼女に失望されかけた。

但し、影武者としての利用価値があったとはいえ、本編開始直前までいずれそうなることを全く教えられなかった上、本人も影武者になる前はヴィントブルーム王国の外の世界でごく普通の平民としてしか人生を送っておらず、更に影武者と言ってもお飾りとしての役目しか期待されなかったため、関心が無かったのも無理も無かったと言えなくもない。


その他にも、


  • 「ガルデローベに来るまで、トリアスやミス・マリアの存在を知らなかった」

  • 「エアリーズ共和国大統領のサエコ・クルーガーとガルデローベ学園長のナツキが母娘であることを知らなかった」(ニナとエルスは知っていた)。

  • 「HiMEであるMAIの容姿が、ヴィントブルーム王妃に瓜二つであることに気づかなかった」(「母親」ということになっている王妃の顔を知らない)

など、「王女の影武者」、「オトメ専門誌の愛読者」とは思えぬほど、政界への知識不足が露呈してしまっている。


結末とその後編集

物語後半では『蒼天の青玉』のマイスターオトメ・アリカ、『黒焔の金緑石』のマイスターオトメ・ニナのマスターとなり、さらに水晶宮での決戦において過去の悪夢にとらわれた際に、左腕に傷がある男に叱咤激励された後、王者の証である『真白なる金剛石』のマスターストーンが填め込まれたカグツチの剣と歪んだ記憶を植え付けられ戦いを強要されているHiMEの解放を託された。


カグツチの剣の力でMAIとそのチャイルドたるカグツチを倒した後、真実の記憶を取り戻した彼女から後の事を託された。


その後、真白姫が自らが操作したと思っていたオトメの真祖・フミ・ヒメノに殺され、セルゲイからマシロとは双子の兄妹という真実を聞かされたことで複雑な感情に満ちた涙を流しながら彼女が消滅した直後、セルゲイから真白姫がフミが高次物質化能力で作り出した人形に魂を封入された存在に過ぎなかったという残酷な真実をセルゲイから聞かされた。


その後、セルゲイや【漆黒の金剛石】のマイスターローブを纏ったフミと戦う。

アリカ・ニナと合流したエルスティンの3人のオトメと共にフミを破ったが、油断してセルゲイに背後から串刺しにされて命を落としかける。

しかし、全てのオトメの力を借りて蘇生し、天使のような神々しい純白のマテリアローブを纏って、『真白なる金剛石』と【漆黒の金剛石】と昇天したMAI・ミコトARRISAを除くHiMEの紋章の力を吸収したことでおぞましい姿の魔獣へと変わり果てたセルゲイを討った。

だが、全ての力をマシロに集結させたことが祟って全裸になったオトメ達に抱きつかれ、鼻血を大放出する事態に陥った……。


最終決戦後、城が再建されるまでの間、ガルデローベで良き王になるためにオトメたちと共に学んでいくことになる(「人に使われる」職業であるオトメの学校で、「人を使う」職業である王を教育することには矛盾めいたものがあるが…)。


即位式までに彼の素性(庶民育ちの男)を知っていたのはナツキ、シズル、ヨウコ、セルゲイの4人。

途中で男だと知ったのは学生ではナオ、ニナ、エルスの3人。

セルゲイを倒した直後、アカネ、チエ、シホなど、今まで男だと知らなかった生徒にも正体がバレてしまう(学園の生徒全員にバレた訳では無いが、異性として狙われるようになる)。

万が一正体がバレたり生徒に不埒な行いをしたら男性としての機能を奪われてしまうので、女の園であるガルデローベにて悶々とした生殺しの日々を送っていた。


後日譚の『嵐』では既にかなりの数にバレており、正当な王位継承者であることや、新祖となったレナが孫を欲しがったりしているため、ちょっきんは無効化している。

但し、「ヴィントブルームの王女」であるマシロが、各国の政府・有力者の息が係ったオトメを妊娠・退学させたら国際問題になるため、結局は「天国と地獄の日々」から解放されずじまいとなっている。


法律などの勉強の他に護身術の心得も学んでいる。


そして、ナギの「弟」であるアラシ・ダイ・アルタイから逆怨みされ、アリカ達から引き離されて「花嫁修業」と称した過酷なメイド生活を強制された。しかし、あっさりと順応してアラシを呆れさせていた。その上完璧な仕事振りで本人は楽しんですらいた模様。


美人宝石泥棒コンビであるコスモビューティーズによって落とされた地下水路でアラシの性別が女の子であることと兄・ナギへの想いを知り、嘗て救えなかった双子の妹の面影を感じさせる彼女を命がけで守り抜いた。

なお、表向きは男であるアラシの婚約者に推されたことから、世間には、本当の性別が男であることは流布していない模様。

ただし、「ユメミヤ家でアリカと姉妹同然に育てられた」ことは知られている。


『嵐』時点ではアリカ、ニナ、エルスの3人と契約している。

また、『真白なる金剛石』の所有者であるが、現在の石の所在はマシロ自身の心臓の代用となっており命が繋がっている状態である。

これが抜き取られることがあればマシロの死を意味することとなる。

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