CV:長沢美樹
概要
玖我なつきの母親。
「一番地」に所属していた科学者だが、なつきと共に脱走を図ろうとした際に事故死を遂げる。
深優・グリーアの起動シークエンスの中に彼女の名前が入っていることから、彼女の基礎部分を設計した人物だと推測される。
一番地から脱走を図ったのは、なつきをシアーズ財団に売ろうと考えていたからだ、とジョン・スミスがなつきに告げている。
真偽を示す証拠の描写が無いが、なつきが何かの資金源を探っている描写がある。その結果、なつきは動揺し、デュランを召喚出来なくなる状況に陥った。
しかし、シアーズ側に寝返りを図った本当の真相は、戦姫の神事「蝕の祭」の存在に気付き、過酷な未来からなつきを守ろうとしたからであった。
他作品において
ゲーム作品
『舞-HiME 運命の系統樹』(修羅)
なつきの想い人であるため、殆どのルートで死亡してしまうが、正体を隠しながらも序盤から登場しているため、出番は少なくない。
シアーズ財団の末端であるが、常に娘のことを想って行動していた。
漫画作品
『漫画版舞-HiME』
本作ではシアーズ財団に所属する科学者として登場。会長職も務めている。
嘗て宇宙三大美少女こと『Queen』の1人であるマリー・アントワネットに殺されかけるが、シアーズ財団の科学力で身体の一部を機械にして生存していた。
以後はなつきにマリーを倒させるために生存を知らせず、秘密裏にアリッサ・シアーズを生み出し、深優・グリーアを開発した。
自身もHiMEにしてPRINCESSでもあり、デュランの強化版であるチャイルド「デュランデュラン」を駆ってなつきと直接対決する。
媛星への探究心のために、実の娘であるなつきを「不良品」として切り捨てる冷酷さを発揮する。
しかし、それがシアーズ財団役員会の不信を買い全会一致で会長を解任され、なつきとマックスハートに進化したデュランに敗れたことで力とデュランデュランも失う。
その後、同じ『Queen』である楊貴妃と共に再び出現したマリーにより重傷を負わされた後は、憑き物が落ちたかのように思いやりある母親となる。
最終決戦の後はなつき・アリッサ・深優と共に暮らしている。
『漫画版舞-乙HiME』
本作では、ナツキ・クルーガーとアリッサ・クルーガーの母親であるエアリーズ共和国現大統領「サエコ・クルーガー」が登場。
常時眼鏡を着用していることから、知的な美女政治家に見えるが、本質は典型的な親バカで、娘のナツキに会うや否や泣きながら飛び付いて頬をずりをしていた。
性格は明るくテンションが高く能天気で娘達より子供っぽく見えるが、マシロ姫の戴冠式がシュヴァルツの末端の者による襲撃を受けた際、セルゲイ・オーギュストによって各国の要人がナギ・ダイ・アルタイが主犯と思っている中、余りの手際の良さに疑念を抱き、ミユにアリッサを通してナギの保護を命令するなど、冷静沈着さと優れた洞察力と判断力を持ち合わせてもいる。
チャイルド(漫画版舞-HiME)
デュランデュラン
PRINCESSである久我紗江子が召喚する、デュランを二頭融合したような双頭・四砲身の砲撃型チャイルド。
必殺技は、原子力で目標を破壊する「プルトニウム=カートリッジ」。
イギリスのロックバンド「デュラン・デュラン」との関係は不明。