CV:進藤尚美
年齢:17歳
身長・体重:162cm/46kg
血液型:AB型
誕生日:12月19日
星座:射手座
B/W/H:85/57/82
好きなこと:可愛らしい女の子
苦手なこと:急かされること
好きな食べ物:いもぼう
好きな色:薄紅藤、半色(はしたいろ)
概要
風華学園3-G組在籍の女子高生。
生徒会長を務めている。
『常に慌てず騒がず』がモットーのおっとりした性格で、京都弁が特徴。
後輩の女生徒達からは慕われているが……。
【警告】以下、ネタバレ注意!!
素顔
その正体は劇中最強にして、最狂のHiME。
エレメント(武器)は蛇腹刀タイプの薙刀。
チャイルド(式神)は三本首の大蛇「清姫」。
そして実はレズビアンであり、親友であるはずの玖我なつきに激しい恋愛愛情を抱いている。
劇中で寝込みを襲ってしまうシーンがあるが、真相は未だに障子の向こう側。
しかしそれがある意味一種のファンタズム。
たった一つの真実はみんなの胸の中にあると心得よう。
因みに静留は男性が苦手ということはなく、ただ男性を恋愛対象として見れないだけ。
彼女の特性として、なつきを害する者には容赦が無いという点が挙げられる。
例えばエレメント片手に「一番地」と呼ばれる組織の本部を1人で襲撃して、これを壊滅。
更に菊川雪之、なつきを傷付けた結城奈緒をあっさり撃破している。
しかも奈緒の場合はチャイルドのジュリアを倒したところで終わらず
「なつきを傷付けて、これで済む思てますん……?」
と幽鬼のような佇まいで呟き、本気で殺そうとした(なつきが止めなかったら、今頃奈緒は……)。
恐ろしや・・・。
なつきのために暴虐の限りを尽くした果てに、彼女を止めようとするなつきにすら刃を向けるなど、完全に正気を失ってしまう。
しかし、静留が「最も大切な友人」であることを自覚して、彼女を想い人にしてHiMEの力を取り戻したなつきによって、清姫を撃破される。
そのため、静留の想い人であるなつきは消滅。それに連動してなつきの想い人となった静留も消滅し、相討ちとなった……。
最終話では、風花真白によって封印の石柱が破壊されたことでなつきと共に復活。
これ以降は正気を取り戻していたが、(結果的に生き返ったとはいえ)彼女に間接的な形で想い人を殺害された雪之と奈緒に対して
「堪忍なぁ♡」
の一言で強引に水に流してしまったシーンは今尚語り種である。
最終決戦後は、なつきとはかなり良い感じの仲になっているようだがアプローチがかなり積極的になっており、(なつきの照れ隠しもあるだろうが)ちょっと鬱陶しがられてしまっている。
因みに生徒会副会長である神崎黎人と「学園史上最強のカップル」と噂されていたが、上述の通り静留はなつきを愛しており、黎人の方も鴇羽舞衣にアプローチしていたので、事実無根の噂に過ぎなかった(神崎の方は、静留の事情を知っていたものと思われる)。
寧ろ二人が会話をするシーンは少なかったりする。
チャイルド「清姫」
静留が召喚・使役するチャイルド。
イカの複数の足がヤマタノオロチの頭部のようになっている秀逸なデザインをしている。
鴇羽舞衣のチャイルドである「カグツチ」に匹敵する巨体から繰り出される強力なパワーに加えて、イカの部分の頭部についている触手と、
複数のオロチの頭部による多方面からの同時攻撃が得意。
元々の戦闘力に加えて、チャイルドの「想い人への思いが強いほど強力になる」という特性から、
静留のなつきへの常軌を逸した感情によるブースト補正が掛けられた結果、並みのチャイルドを遥かに超える実力を有している。
チャイルドのデザインが大蛇であること、静留の意中の人間に対する苛烈な想い、終盤における戦闘シーンの鐘の場面など、至る所に安珍・清姫伝説を意識している部分が見受けられる。
他作品において
ゲーム作品
『舞-HiME 運命の系統樹』(修羅)
本作のあるルートでは、ルールの穴を突いたとんでもない行動に出ている。
本作でも最強クラスのHiMEであり、唯一カグツチを抑え込んだ人物である。
また、条件を満たすと彼女のAnother storyを見ることが可能になり、彼女の感情や、なつきルートにおいて、なつきが想いを寄せた高村恭司への複雑な気持ちを知ることが出来る。
漫画作品
『漫画版舞-HiME』
本作の静留はHiMEではなく一般人で、なつきとは普通の親友関係。
表立った戦闘には参加しないものの、風華学園の理事長である風花真白からHiMEの情報を得るためにオリHiME隊の編成を黙認したり、なつきに家族との団欒を与えるためにシアーズ財団に情報を流したりするなど、陰ながらなつき達をサポートしている。
とはいえ、本人としては直接的になつき達の支援をしたかったようで、「黒曜の君」と宇宙三大美少女(Queen)との最終決戦に向かうなつき達を見送った時、「うちにもHiMEの力があれば…」と零している。
余談
狂気の同性愛者という極めて特異なキャラクターでありながらも
HiMEとしての強さ、そしてなつきへの激しくも一途な愛が男女問わず共感を呼び
シリーズで一番の人気キャラクターであり
公式の人気投票では静留&シズル両方が第1位を記録している(主人公マジ涙目)。
作品総合では他キャラも入り乱れながらやはり第1位。
シズルも第10位にランクインと、最早不動の人気である。
しかし、それにしては不思議なほど立体化に恵まれていない(立体化の際はシズル・ヴィオーラ名義になる事が多い)。何故だ?
なつきとのカップリングも高い人気を誇っている。→静なつを参照。
声を担当した進藤女史は「京都弁が出来るからオファーが来た」との事で作品に参加。
女史の当たり役であり、特技を遺憾無く発揮したその演技は製作スタッフを震撼させたという。
同時期に放映されていた神無月の巫女の準主役である姫宮千歌音と並ぶ00年代を代表するクレイジーサイコレズである。
関連タグ
関連・類似人物
- シズル・ヴィオーラ:容姿と声が同じ、次回作の主要人物の一人。
- カガリ・ユラ・アスハ:声が同じ、「機動戦士ガンダムSEED」シリーズのヒロインの一人。静留に対して、彼女は明るく活発で男勝りな性格。