宜野湾市北東部に位置する地区。地区の南にはアメリカ海兵隊の普天間基地がある。
基地移設問題
宜野湾市の真ん中に位置する普天間基地は、周囲に住宅地が広がっていて世界一危険な飛行場として知られている。航空機の離着陸の際は住宅街の上空を低空飛行するため、住民たちは騒音と墜落の恐怖に毎日悩まされていて、2004年には基地所属の輸送ヘリが基地のすぐそばにある沖縄国際大学の構内に墜落する事故が起きている。
1995年に発生した米兵少女暴行事件で反基地感情が一気に高まり、基地移設を求める声が強まった。1996年日本政府はアメリカ政府との間で、普天間の基地機能を同じ沖縄県内にある名護市辺野古(へのこ)に移転することで合意したが、沖縄は県外移設を求め、13年たった今も進展していない。
2009年の政権交代で当時の鳩山由紀夫首相は、これまでの辺野古移転を見直し、「最低でも県外」と県外移設を目指すも結局断念し、辺野古移設に再び戻った。さらに新型輸送機オスプレイが配備されたことで県民の間では、普天間基地の固定化につながりかねないと反発と危惧する声が高まっている。