概要
ごく最近、バルバレギルドの管轄域にある広大な樹海の中で発見された新種の飛竜。
バサルモスに酷似した姿や生態から、ハンターズギルドから正式な亜種として認定された。
身体の至る所から桃色に煌めく結晶体のようなものが表出しており、
その外見から「桃岩竜」とも呼ばれている。通常のバサルモスと比べると、前述した桃色の結晶体が目を引き、やや派手にも見える外見である。
しかし、バサルモス亜種が生息している樹海ではこれに似たような希少鉱石を含んだ岩が散見されるため、
むしろこの環境下においては擬態の効果を高めている。
外敵と対峙すると身体を大きく揺すり、この結晶体を周囲にばら撒いて威嚇や攻撃を行う。
この結晶体はやはり非常に堅いが、意外にも衝撃に弱く、ほとんどが着弾した瞬間に呆気無く砕けてしまう。
しかし、ごくたまにその形を残したまま地面に突き立つ事があり、
ここからは希少な鉱石類を採掘する事ができる。因みにこの桃岩竜が成長した場合、我々の知る一般的なグラビモスやその亜種となるのか、
それとも既存のグラビモスとは異なる容姿の飛竜へと成長するのか、
はたまたその姿を維持したまま天寿を全うするのかは現段階では不明である。