概要
妖怪の山の中腹にある小さな池。山の中にある為近づく事は難しい。この池の水は神水と言われ、神事の際に欠かせない物となっている。それに加えて水面に浮かぶ蓮の葉と花が木漏れ日に光り、池の神秘さを一層強調している。
池には人間の子供を一気飲みしてしまう程の大蝦蟇が棲んでおり、池を冒涜しない限り凶暴になる事は無い。池の畔にある小さな祠にお供え物をすれば、帰り道の安全を保障してくれると言われている。
いつ誰が何の目的で建てたのか既に忘れ去られている祠だが、人間は必ずこの祠にお供え物をする。お供え物がすぐ無くなってしまう所を見ると、ここに何かが祀られている事は確かになるが、天狗がお供え物を持って行ってしまっているという噂もある。
お供え物をした後の帰り際に後ろから普通の蛙が付いてきたら、それは大蝦蟇の加護を受けている証拠であり、山の妖怪達も簡単には手が出せない。
この池で蛙を凍らせて遊んでいるチルノに、大蝦蟇が懲らしめる為に喰おうとした事件がある。