パワフルフューチャーズ
ぱわふるふゅーちゃーず
パワプロ2024のシナリオの一つ。
Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ 2024.2.21で第一報が発表された。
50年後の未来が舞台ということで動画で早速登場した未来風のユニフォームや猪狩守の孫の猪狩カオルの存在が明かされ、様々な推測が行き交った。
これまでのシナリオとは異なり高校野球、大学野球、社会人野球、ましてやプロ野球でもないVR野球としてユーザーを驚かせた。
メタヤンス・オンラインという仮想空間で行われるVR野球のメタヤンス・リーグ(通称メ・リーグ)にて解散寸前のフューチャーズを優勝させるためにパワプロくんはVR野球に身を投じてゆく。
上記のカオルの他にも歴代キャラの孫や血縁者が登場しているのが特徴。
また、未来に来てまた現代に戻るというシナリオである都合上マイライフに彼女を引き継ぐことは不可能となっている。
ちなみに今作のシナリオのエンディングではキャラのネタバレ要素が多いため各キャラのイベントを一通り見てから閲覧することを推奨する。
世界観
VR世界のメタヤンスが主な舞台となるため50年後の現実世界は少し分かりづらいが現代から地続きとなっており食べ物は今と変わらず、フィクションでよくある空を飛ぶ車は検討されているが法の整備が追い付いていないらしい。またタイムマシンが完成しており過去や未来に行くことが可能となっている。
パワプロくんと矢部は普段はフューチャーズの寮に住んでいる。
登場する用語
メタヤンス
50年後の未来で流行っているVR空間。
正式名称はメタヤンスオンライン。
老若男女が世界中から集い、体が不自由でもVR空間では誰もが楽しく遊べるようでVRスポーツが盛ん。
オンラインゲームのようにアバター機能で自分好みの姿になれるのも特徴。とはいえ現実世界の自分自身と同じ容姿の人物も多い。
メタヤンスネーム
メタヤンスにおけるハンドルネーム。
登場人物の大半は自身の名前をもじったものにしている。
パワメット
メタヤンス空間にログインするための機械。
名前の通り頭にかぶるもので野球のヘルメットのような形をしているらしい。イラストは存在しないがこれみたいなものなのだろう。
メタヤンス・リーグ
本シナリオのメインとなるVR野球のリーグ。メ・リーグと呼ばれている。
創立から5年目と歴史はまだ浅く、あくまでVR内でのプロ野球といったところで未来でも現実のプロ野球は存在している。
いわゆるeスポーツに近く、1リーグ6球団のみで後は現実のプロ野球と同じ。
試合はメタヤンスフィールドで行われ、試合解説はA.I.DOMAEにより行われる。サクセスの試合でのウグイス嬢はアイが行っている。
才能さえあれば小学生でも高齢者でもプロになれる。
サクセスでの試合では画面下に観客のコメントが表示される。(現実においてはテレビの野球中継でSNSの投稿が表示されるという同じような試みが行われたことがある。)
投げチャ
所謂スパチャ。活躍によって投げチャを貰える。
フューチャーズにおいて所持金を稼ぐ方法となっている。
メタヤンシー
メタヤンス内でどれほどアバターと同期しているかの指標。
練習やイベントで溜まり、100%以上で超メタヤンシー状態になる。
ヤンスブレイク
メタヤンシーが400%になると極限状態となりヤンスブレイクが発動する。
その際には体力消費がなくなり1ターンに連続5回練習が可能となる。
ただしケガ率が30%前後に必ずなり、ケガをすると必ずよくない怪我になるリスクがある。
パワフルフューチャーズ
パワプロくんが所属することになるチーム。キャプテンは鬼柳青斬(ハルキ)。
経営難で2年後には解散が決まっている。(過去作の頑張パワフルズのような立ち位置。)
チームのモブ選手の名前にはやけに食べ物が由来の選手が多い。
昨年の順位は6位と最下位。
夢を追いかけて~♪
今こそ未来にはばたけ~♪
レッツゴー、レッツゴー、フューチャーズ!♪
という汎用の応援歌が存在する。
最近親会社が変わったチームで毎年大補強を行っている。
選手の名前はゲームなどにまつわる用語が多い。
昨年の順位は4位。
猪狩カオルが率いる攻守共に隙のないチーム。
親会社は猪狩コンツェルン。チーム名のVはバーチャルのV。
昨年の順位は1位。
友沢丞(ジョー)が率いる重量打線のチーム。
チームデザインや選手の名前は恐竜がモチーフとなっている。
昨年の順位は2位。
黒豆団子が率いる守備の堅いチーム。
選手の名前は武将などが由来となっておりユニフォームも鎧風である。
あんころ娘という応援ライバーがいるらしい。
昨年の順位は3位。
モブ選手のみで足を絡めた戦法が得意。
選手の名前は惑星などが由来となっている。
親会社は宇宙船販売のトップシェアを誇る最大手。
昨年の順位は5位。
名前横のカッコ内はメタヤンスネームとなっている。
パワフルフューチャーズ
おなじみ主人公。現代ではパワフル高校に在籍している。
高校2年生の春休みにリゼによって50年後の未来へ。
50年後のパワプロくん
未来では球界に名前を残してスーパースターとなったパワプロくん。(年齢は67歳前後。)
時空旅行に出かけており、存在が語られるのみで直接登場しない。
おなじみパワプロくんの相棒。
パワプロくんについて同じく未来へ。
未来ではあまり評判が良くないらしい。
凍美理世(リゼ)
パワプロくんを未来へと連れてきた張本人。
フューチャーズのオーナーの娘でオーナー代理を務める。
鬼柳青斬(ハルキ)
フューチャーズのエースでキャプテン。
ポジションはピッチャー。一人で背負い込むところがある。
早川碧(アオ)
早川あおいの遠い親戚。
ポジションはピッチャー。リリーフを務めるが負け続きでスレてしまっている。
二戸霧矢(キリヤ)
ポジションはショート。元プロでケガによりVR野球を始めた。
元プロということもありフューチャーズでは頼れる存在だが、ケガのトラウマ(イップス)により活躍できないこともある。
江藤ワイルドの大ファン。
ポジションは外野手。ネガティブな性格が目立つが以外にもチャンスに強い。
外国に住んでいるらしい。トオルという名前はメタヤンスネームである。
井ノ原拓馬(ピグタ)
ポジションはキャッチャー。
パワプロくんのファンでグッズから知識まで網羅している。
監督
パワプロアプリ同様のモブ顔の監督。
凍美ゆるあ(ルーア)
彼女候補の一人。
リゼの妹で弱気な性格。
宇井露羽(つゆは)
彼女候補の一人。明るい性格だが一人だと真面目な性格。
フューチャーズの公式球団応援ライバーでフューチャーズチャンネルを運用している。
速利優心(リューコ)
彼女候補の一人。
ギャルで彼女の使う言葉には会話ログで解説が見ることができる緑文字が多く含まれる。
父親はフューチャーズのコーチをしている。
彼女候補の一人。
フューチャーズのウグイス嬢。
他にもリゼの健康管理も担当している。
轟翼デビルアイズ
芦木央那(芦木)
轟翼デビルアイズのオーナー。
常勝チームにこだわるあまり引き抜きや反則まがいの行為を行う。
振井公照(カミテル)
作中のネームドキャラの中では最年少の少年。
ポジションはセカンド。ゲーマーかつプログラミングも得意。
月野みかど(ミカド)
ポジションはキャッチャー。
惚れっぽいためイベントでは恋愛の話題が多い。
人瀬是唐(ヒトセ)
ポジションは外野手。
キリヤ同様元プロで大きな記録を残そうとしている。
キャラのネタバレ要素につき閲覧注意
ここでは一部キャラのネタバレを記載。その他キャラはそれぞれの記事を参照。
登場するキャラ
- トオル:正体は江藤ワイルド。一応伏線自体はあるがエピローグまで判明せずフューチャーズ一同もエピローグで出会うまで気付かなかった。
- 二戸霧矢(キリヤ):エンディングでは江藤ワイルド(トオル)と一緒に寿司を食べに行っている。
- 井ノ原拓馬(ピグタ):アバターとは異なり現実では背が低いのがコンプレックスだったが、自身にもファンがいることを改めて認識して1人の選手として活躍することを誓った。エンディングでは現実世界での姿で試合に出場している。
- 芦木央那(芦木):悪事を暴かれ逮捕される。ハルキによると過去の出来事により勝利に執着するようになったようだ。
- 人瀬是唐(ヒトセ):自身が忘れ去られることを恐れているのが今でも野球を続けている理由と判明。エンディングでは最年長現役野球選手として表彰されている。
- グレイ:実は本物の宇宙人。イベントが進むと惑星スターズに入団する。エンディングではリゼのタイムマシンをカミテルと共に修理している。グレイという名前もグレイ型宇宙人が由来なのだろう。
- 猪狩守:芦木を捕まえるのに協力してくれる。その後はリーグ最終戦にてカイザースVに加入。パワプロくんと対決するために寝る間も惜しんで練習したらしい。
- ダイジョーブ博士:既に高齢だったこともあり50年後の未来では肉体を捨て電脳世界を生きる存在となっている。
- ゲドーくん:博士と異なり50年後の未来が舞台のフューチャーズでも登場するが中に誰が入っているのかは不明。
名前のみ登場のキャラ
余談
シナリオではハルキやピグタといったキャラのイベントでキャラが憧れからライバル、自身が憧れになるといった風に変わっていく。パワプロ2024のOPのRELAYのフレーズといいあの言葉をパワフルフューチャーズのテーマに落とし込んでいるのかもしれない。
前述の通りエンディングにはネタバレが多く、カオルの本当の姿やキリヤが江藤ワイルドと共にいたり現実世界でのつゆはの姿やアイの新たな姿が登場している。
とはいえ2024の発売から一か月後に発売された攻略本にはキャラ達の立ち絵がしっかり載っている。
シナリオではタイムパラドックスについては触れられていない。50年後のパワプロくんが時空旅行に出かけているのもそのためであろう。
ややこしくなるため触れていないものと思われるがシナリオでは現代から未来へ行き、1年半後に現代へ戻ってくるとパワプロくんが未来へ行く直前のところに戻ってきたという結末になっている。
その後は未来での出来事もありパワプロくんがスーパースターになった未来とは違う未来につながっているはずと各キャラが言及している。
過去に行くことができるとシナリオで明らかになっているわけだがフューチャーズのシナリオのキャラがパワフェスに登場するかは不明。逆に戦国高校やエジプト大学のキャラのように過去の人物が現代にやってきて登場はしているという例はある。