概要
朝鮮半島の固有種。
清涼な河川の上・中流域の流れの早い岩場に生息し、石に寄り添う様に隠れる。
肉食性で小魚や甲殻類、水生昆虫などを捕食する。
オヤニラミよりも大型になり、30cm程に成長する。
縞模様があるのは幼魚のみで、成魚は白い斑模様が現れる。
鰓蓋の目玉模様はオヤニラミと同じく存在する。
全体的にスマートな体型をしており、オヤニラミがメバルのようなら、こちらはハタのような姿。
縄張り意識が強いが人に慣れやすく、日本ではペットとして飼育される。
オヤニラミと同じく卵を孵化するまで保護するが、ムギツク・ホソムギツク・クロムギツクに托卵される事もある。
日本での外来種問題
観賞魚として飼育されていた物が放流されたと考えられる。
コウライオヤニラミが居る場所では淡水性のエビ類やヨシノボリ、カマツカ、大淀川水系固有種のドジョウの仲間であるオオヨドシマドジョウ等の底生魚類が減少しており、生態系に悪影響を与えている。国内外来種として同所的にオヤニラミも生息する。
生き物を飼育する際は、最後まで責任をもって飼育して欲しい。わざと放流するなどは論外である。