コンセプトカフェ

こんせぷとかふぇ

カフェのジャンルの1つ。

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目次 [非表示]

1 概要

2 関連タグ

2.1 実在するコンカフェ

概要

内装や店員の制服となる衣装、メニュー、接客スタイルなどにおいて、特定のコンセプト（テーマ）を前面に押し出して運営されるカフェである。

通称「コンカフェ」。

多くの場合、アニメやゲームの舞台、またそれらに登場するような店や、学校、病院などの施設をモチーフに、店員がそこで過ごす人として振る舞い（例えば、学校コンセプトなら店員が生徒を演じる）、配膳などの接客を行うようなスタイルの店を指す。このため、店員が制服としてコンセプトとなる場所に関係するコスプレをしていたり、商品がコンセプトに絡めたメニュー名で提供されていたりする。

「萌え」など、オタク系カルチャーにまつわるコンセプトを取り入れている店を指すことがほとんどであるが、必ずしも全てがアニメ関連であるわけではない。

「コンセプトカフェ」という表現が定着するまでは、「コスプレ系飲食店」「コスプレ喫茶」などとして括られることが多かった。

例えば有名な「メイドカフェ(メイド喫茶)」もコンカフェの一種である。メイドカフェは「本来家政婦としてお屋敷で働くメイドが、カフェの店員として給仕をする」というコンセプトの元、「店=お屋敷」という形で運営されており、店ごとに多少表現は異なるものの以下のように表現も置き換えられる。

一般的な店舗での表現	コンセプトに基づいた表現
店（店舗）	お屋敷
店員	メイド、キャスト
お客様	ご主人様、旦那様、お嬢様など
ご来店	ご帰宅、お帰り
ご退店	お出かけ
勤務	お給仕

一般の喫茶店との違いとしては、配膳や会計を行う店員による接客に重きを置いているという点がある。ガールズバー（※コンカフェの中には「執事カフェ」のように女性客をターゲットとした店もある）のように、店員が直接席に着くことはないが、配膳のタイミングやイベントのトークタイムなどを利用して客の話し相手をするという店がほとんどである。

また、「ショータイム」を設け、店員が歌やダンスなどのパフォーマンスをするという店も多い。中には（新人の）声優やアイドルと言った芸能人、養成所などに通っている志望者が、宣伝やレッスンを兼ねて働いていることもあり、それを売りにする店も存在する。例として、アイドルグループでんぱ組.incはもともと「秋葉原ディアステージ」というライブ&バーが母体となっており、バーではアイドルやアニソン歌手を目指す女性たちが従業員として接客を行なっている。

「カフェ」とあるが、酒類の提供が行われる「カフェ&バー」という業態になっている店舗も多い。

なお、コンカフェ同様の意味を持ち、酒類の提供と夜間の営業を中心とする「コンセプトバー」は、コンカフェが「萌え」などオタク系やサブカルチャーなイメージを全面に押し出している店を指すことが多いのに対し、どちらかと言えばオタク寄り、サブカル寄りではない店を指すことが多い（※コスプレの店員がいたり、アニメや漫画の世界観を再現したメニューを置くような店もある）。