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ジョジョ・ラビット

じょじょらびっと

『ジョジョ・ラビット』とは、2019年に公開されたタイカ・ワイティティ監督の戦争コメディ映画。
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概要

第二次世界大戦末期のドイツを舞台に、一人のドイツ人少年の目線からナチスをコミカルに描いた異色の戦争映画

クリスティン・ルーネンズの小説『Caging Skies』を原作とするが、主人公ジョジョのイマジナリーフレンドとしてアドルフ・ヒトラーが登場するなど大胆なアレンジが施されている。このアレンジは功を奏し、第92回アカデミー賞では脚色賞を受賞した。


終始ポップでコミカルな雰囲気ながら、戦争や人種差別に対するブラックジョークが利いており、反戦色は強い。今作で監督・脚本・ヒトラー役を務めたタイカ・ワイティティニュージーランド出身でユダヤ系の血を引いている。


あらすじ

ヨハネス・"ジョジョ"・ベッツラー(10歳)はアドルフ・ヒトラーに憧れる(当時としては)ごく普通の男の子。

立派なナチス党員になるべく、青少年集団ヒトラーユーゲントの合宿に参加するジョジョだったが、持ち前の優しさから「ウサギを殺せ」という試練を果たせず《ジョジョ・ラビット》という不名誉なあだ名をつけられてしまう。イマジナリーフレンドのヒトラーに励まされたジョジョは、名誉挽回とばかりに手榴弾の訓練に奮起するが、失敗して大怪我を負ってしまう。

訓練を続けられなくなったジョジョは家に戻った。ある日、ジョジョは亡き姉インゲの部屋に隠し部屋があるのを発見する。壁の裏側には敵であるはずのユダヤ人少女・エルサがかくまわれていた。それはジョジョの母・ロージーが反ナチス活動に加担している証拠でもあった。


余談

  • アドルフ・ヒトラー役でもあるタイカ・ワイティティ監督は、父親がマオリ族、母親がユダヤ系である。ある意味で配役そのものがナチスの思想を嘲笑しているとも言える。
  • ある登場人物2名は、一見するとナチスの思想を信奉している人物達ように見えながら、ナチスではタブーだった同性愛関係にある事が匂わされている。

キャスト

役名配役
ジョジョローマン・グリフィン・デイヴィス
エルサ・コールトーマシン・マッケンジー
ロージー・ベッツラースカーレット・ヨハンソン
クレンツェンドルフ大尉サム・ロックウェル
フィンケルアルフィー・アレン
フロイライン・ラームレベル・ウィルソン
ディエルツスティーブン・マーチャント
ヨーキーアーチー・イェーツ
アドルフ・ヒトラータイカ・ワイティティ

スタッフ

監督・脚本 - タイカ・ワイティティ

原作 - クリスティン・ルーネンズ『Caging Skies』

製作 - カーシュー・ニール / タイカ・ワイティティ / チェルシー・ウィンスタンリー

製作総指揮 - ケヴァン・ヴァン・トンプソン

音楽 - マイケル・ジアッチーノ

撮影 - ミハイ・マライメア・Jr

編集 - トム・イーグルス

製作会社 - フォックス・サーチライト・ピクチャーズ

配給 - フォックス・サーチライト・ピクチャーズ / ウォルト・ディズニー・ジャパン(日本)


上映時間 - 108分

製作国 - アメリカ合衆国

言語 - 英語


関連タグ

映画 / 洋画 / アメリカ映画 / 戦争映画 / コメディ映画 / 映画の一覧

第二次世界大戦 / ナチス

イマジナリーフレンド

総統閣下シリーズ


外部リンク

映画『ジョジョ・ラビット』公式サイト - 20世紀フォックス

ジョジョ・ラビット - Wikipedia

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