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概要

別名時空破壊神
身長58メートル
体重4万7千トン
出身地異次元

ウルトラマンジード』第14話「シャドーの影」で初登場した怪獣。

同作では小珍獣ルナーに続く新規デザインの怪獣で、「時空破壊神」という肩書きを持つ。


大怪獣倉庫(仮)【275,280~282】

シャチや甲殻類などの水生生物が融合したような姿をしており(『ウルトラマンフュージョンファイト!』でも属性は「水属性」である)、胸にはカラータイマーのような結晶体があり、背中には魚の鰭のような形状の翼を持つ。ラゴラスレイキュバスを融合させたような印象も受ける(実際、そのシルエットから「ラゴラスが復活するのか!?」と勘違いしていた声も上がっていたほど)。


シャドー星人が長年の研究の末に生み出した最終兵器ともいえる怪獣で、シャドー星人ゼナによって異次元空間に封じられていたが、彼の最後の教え子であるクルトの手により再び復活。ゼガンをコントロールする装置を装着したクルトと一体化する事で活動を開始する(なお、ゼナがこの怪獣を使用可能な状況で異次元に保存していたのは、ベリアルが襲来するなどの非常時に戦力とするためだったと語られている)。


腕のハサミから赤い稲妻状の光線を撃つ他、胸のカラータイマーのような部分から放つ青い破壊光線「ゼガントビーム」が最大の武器。このビームが着弾すると大爆発が発生するほか、その爆風がブラックホールのような空間へと変化し、周囲の物体を吸引して異次元空間へと追放してしまう(イメージとしてはレボリウムウェーブディメンジョンストームに近い)。


本編での活躍

ウルトラマンジード

第14話

封印を解かれると、突如町に発生した霧の中を泳ぎながら出現し、破壊活動を開始。

戦いの中でジードと互いの必殺技をぶつけ合うが、その余波で暴走したエネルギーによって巨大なブラックホールが発生し、街全体が異次元に飲み込まれる危機に陥る。


最終的にゼロビヨンドが間に入った事で互いに光線を押し返され、ゼガンは一体化していたクルト共々異次元へと飲み込まれたが、現場に居合わせた愛崎モアもまた異次元へ飛ばされてしまう……しかしこの時のビックバスタウェイとぜガンドビームのぶつかり合いで生じたブラックホールが図らずも、最終決戦の切札となった。


第15話

ジードやゼロとの戦いでエネルギー切れとなり、異空間で休息していたが、十分に回復すると再びクルトに呼び出されて一体化し、破壊活動を再開する。


ジード、ゼロの再戦を受け、再びゼガントビームを発射して街そのものを異次元に飲み込もうとしたが、ゼロビヨンドのバリアとマグニフィセントのアレイジングジードバリアに全身を包み込まれたことで逆にゼガントビームをその身に受けることになり、最後は大爆発を起こして一体化していたクルト共々爆散したが、爆発で散ったコントロール装置の残骸が悲しみに暮れるゼナの元に舞い降りてきた。


第24話

しかし、その後ウルトラマンベリアル・アトロシアスへの対抗策としてゼナの手により密かに再構築されていた事が判明。これにより実現しないと思われていたベリアルとの対決・ウルトラ戦士との共闘が実現すると期待された。


第14話で生じたブラックホールを今度はわざと発生させてベリアルを異次元に放逐する作戦であったが、レム曰くこの作戦を採用した場合でも人類の生存率が0.2%から5%に上がる程度と決して大きくはない数字との事。実際、第24話劇中ではその段階に到達する前に作戦が失敗してしまい、出撃する前に物語が終わってしまったため、修復中の状態が少し見られただけだった。


第25話

第24話に引き続き、ベリアル対策として導入された。

ゼナ自らがゼガンと一体化してついに復活、戦闘中だったベリアル・アトロシアスとジード・プリミティブの前に現れゼガントビームを発射、ジードのレッキングバーストとぶつけ合い、ブラックホールを作り出すことに成功させた。

しかしその直後、ゼガンはアトロシアスの放ったアトロスバーストの直撃を受け文字通り一瞬で撃破されてしまった。なお、一体化していたゼナは脱出して無事であり、その後の作戦も無事成功している。


全体を通してその活躍を見ると、強敵・味方の怪獣兵器・キーパーソン的存在・敵の必殺技の当て馬など、敵味方問わず様々なポジションを披露したことから、数多いウルトラシリーズのキャラクター中でも希少なトリックスターのような存在だったと言える。


ウルトラマンタイガ

第1話「バディゴー!」に登場。


今回はなんとヴィラン・ギルド惑星侵略用の兵器としてオークションにかけられるという商売道具扱い

構成員のマグマ星人によりデモンストレーションとしてヤングマザーザンドリアスと戦っていたところを、霧崎が呼び寄せたヘルベロスに不意打ちとはいえ瞬殺という完全なヤラレ役であった。

とはいえ、『ジード』登場時の活躍を覚えている視聴者からすればのっけからの強敵登場に見えることは疑いの余地もなく、まさか新怪獣のお膳立て役になるというのは予想も付かない展開なので、ヤラレ役としての意外性は抜群だったといえよう。元がトリックスター的な扱いだったことを考えると、これはこれで「らしさ」を体現しているのかもしれない(作中での立ち位置的には『ウルトラマンタロウ』第1話の超獣オイルドリンカーに近いか)。


尚、シャドー星人の人造怪獣であり、一体しかいない筈のゼガンを何故ギルドが所持していたのかは不明。

平行宇宙故にゼガンの出自も違う、『ジード』世界のゼガンを修復して持ち込んだ、こちらの世界でもシャドー星人がゼガンを製造する技術を持っていたので調達できた等の説が考えられるが、真相は闇の中である。


余談

モチーフは、第14話・15話監督の市野龍一からの要望により鮫やシャチなどの水棲生物と甲殻類を混ぜており、要素を全身に散りばめるのではなく部分的に集中させることで正面と背面で印象が変わるようにしている。体色の青は、水棲生物のイメージであるとともに、ベリアル融合獣との差別化として必ずしも悪の怪獣ではない鮮やかさを意図している。


当初の設定ではクルトとゼガンは一体化しない予定だったが、ジードとゼガンが対峙する際にクルトが別の場所から操っているのではドラマが作りづらいため、一体化する形に改められた。また、第14話・15話監督の市野龍一は、出現時の描写を霧の中から現れる亡霊のイメージとしており、操演の根岸泉からの賛同を得てドライアイスを用いたアナログ特撮で表現された。


『ジード』第14話のロケ地は『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の舞台になった横浜である。


『タイガ』第1話登場シーンは、『ジード』を踏襲して白煙から現れ、上空から出現するヘルベロスと差別化している。


関連項目

シャドー星人 シャドー星人ゼナ シャドー星人クルト


ガブラ:かつてシャドー星人が用心棒として連れていた怪獣。


恐竜(ウルトラセブン)サルファスザバンギ:同じく『セブン』で登場した敵が再登場時に操った新怪獣。


キングジョーⅡヘルズキング改:同じく元々は侵略者の兵器を再利用した存在。ただしこちらは暴走して人類に良くない結果をもたらした。ゼガンの場合はむしろレイオニクスが使役する怪獣やスパークドールズに近く、あくまで使い手次第による公平中立な立ち位置と言える。


ギャラクトロン前作での同ポジションの怪獣。


ゼッパンドントライキングファイブキング:同じく元々敵キャラだったが再登場時に味方サイドで活躍した怪獣。ちなみにどちらも変身した人物が同一人物である共通点もある。


テラフェイザー5年後の作品で同じような立ち位置になったロボット怪獣。

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