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作品情報

原作・白正男(初期は「Mr.Beck」名義)、作画・山戸大輔

キャッチコピーは「人権派格闘技漫画」


元々は、2007年に創刊された晋遊舎の雑誌「スレッド」の創刊号から掲載されていたが、雑誌自体が短命でたった3話しか連載されなかった。

しかし、約8年後の2015年に青林堂より書き下ろしの7話分を収録した単行本を刊行、同年12月に青林堂の雑誌「ジャパニズム」にて連載が再開された。

しかし2018年12月、ネーム時にあった表現が掲載時作者に相談なく修正されていたことに異議を唱え、ジャパニズムでの打ち切りを発表。そのわずか30分後にコアマガジンの雑誌「実話BUNKAタブー」での連載継続を発表した。


いずれの連載誌も漫画専門雑誌ではなく大衆向け情報誌となっている。

最初に掲載された「スレッド」は、当時の2ちゃんねる文化、特にネット右翼嫌韓ブームにフォーカスを当てて取り上げられている。また、「ジャパニズム」も保守系の言論について取り扱っている。

一方現在の連載誌である「実話BUNKAタブー」は、政治的な立ち位置としてはこれまでとは逆に革新派に近いものの、正確にはあくまで一般的な世論に対する「逆張り」や皮肉に基づく言論、炎上商法という部分が強い。


ストーリー

スレッド掲載時とジャパニズム掲載時では若干内容が異なっているが、大まかに言えば韓国出身の主人公、朴 星日(パク スンイル)がテコンドーを用いて韓国と対立する敵と対決していくというもの。


単行本第一巻では日本で行われるトーナメントを舞台に各国を代表する武術の達人達(韓国を尊敬するタイ代表のソムチャイを除き、民族主義的な政治思想を持っている)と戦ったが、第二巻以降は「チョッパリをどつき隊」(リーダー:廬満錫(ノ マンソク))という既視感のある団体とともに、「在糾会」をはじめとしたこれまた聞き覚えのある日本国内のレイシスト達と戦う内容になっている。


主人公含む韓国人がありとあらゆる物事に対して無茶な韓国起源説を主張する、「その手は人を殴るためでなく人と手を繋ぐため その口は人を差別するためでなく人と愛を語るため」といい事を言ったかと思えば次のコマで「そして最強格闘技テコンドーで劣等民族チョッパリ(日本人野郎)を殲滅だ」と宣うといった印象的な台詞回しがネットで話題となった。

ネット上でコラ画像やパロディなどでは上記の台詞の

殲 劣

滅 等

の4文字だけ見切れている画像が使われることが多い。(↓パロディの一例)

けもンダー鯖
バミシンダーガレン


言うまでもないが、掲載誌の傾向からも分かる通り「韓国マンセー」に見せかけ、実際には日本人の視点から韓国人のナショナリズムを痛烈に皮肉った作品であり、格闘要素は申し訳程度にしか含まれない風刺漫画である。

また、2巻以降は韓国人のほか、日本国内の各政治的人物・団体に対するステレオタイプや偏見を極端にデフォルメしてやはり皮肉っている。一方、1巻では日本人はすべからく醜悪で卑劣な人物として描写されていたが、2巻以降は普通の日本人も登場するようになっている。


作中で理想とされている思想は「南北統一」(現在の韓国と北朝鮮の統一)であることが示唆されており、テコンドーの必殺技も「(南北)統一」であるが、実際の韓国では統一について否定的な人が多く、これもまた一つの皮肉となっている。


その内容から韓国国内でも話題になっており、2015年に韓国の国会で批判の対象として挙げられたことがある(朴槿恵元大統領をモデルとした人物が攻撃される場面など)。ただし、本作は韓国では刊行されておらず、また日本語に精通し本作のテーマや背景にある日本のネット文化を把握できている韓国人は多くないため、あくまで一つ一つの描写についての批判に留まっているとのこと。


余談

漫画本編で主人公が「スプラトゥーン2」と思われるゲームを遊んでいる場面がある。

大きな戦いを終えた後だからか修行の事など忘れてエンジョイしており、勝ったときは「マンセー!!」と大はしゃぎしていた。また、いわゆる「プロコン」を使っていた。

これは、原作者の白が同ゲームシリーズのガチ勢であることに由来すると見られ、一時期はtwitterの告知用アカウント(実質的な原作者のアカウント)のツイートがプレイの実況でほぼ埋まるほどであった。なお、白によれば「キルゲーではなく塗りゲー」とのこと。


他にも原作者がハマっているゲームに由来すると見られる描写が度々あり、「ウマ娘プリティーダービー」のキャラクターらしきモブが登場したこともある。



関連タグ

レイシストをしばき隊

在日特権を許さない市民の会在特会

アイドルマスターシャイニーカラーズ・・・原作者がハマっているゲームの一つ。もともとアーケード自体からのPであるとのこと。

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