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プロフィール

生年月日2019年2月28日
欧字表記T O Condor
性別牡→セン
毛色青鹿毛
エピファネイア
レッドガナローラ
母の父Bernardini
生産社台ファーム(北海道千歳市
管理調教師宮徹 (栗東)
馬主小笹公也

概要

テーオーコンドルは、日本の競走馬である。

馬主は「テーオー」の冠名を用いる小笹公也氏。


新馬戦で引き起こした事件により有名となっ(てしまっ)た。


経歴

「伝説」の新馬戦

2021年6月27日、阪神競馬場5レースの新馬戦(芝1800m)でデビュー。


新馬戦は「メイクデビュー」の別名の通り、初出走の競走馬のみで組まれるレースである。

競馬場という、出走馬にとっては未知の空間を前にして、例年大なり小なりトラブルが発生するのだが……


本馬場入場後、テーオーコンドルはいきなり暴れ出し、立ち上がって騎手を振り落とすと、近くにいたローマンネイチャーに乗り掛かる格好となった。

ローマンネイチャーが抵抗して後肢で蹴り掛かったため両者は短時間で離れ、周囲の人馬の対処もあって間もなく落ち着きを取り戻した。

二頭とも馬体にも異常はないと判断されそのまま出走することとなり、そろって大きく出遅れたものの巻き返し、11頭立てでローマンネイチャーは4着、テーオーコンドルは6着となった。


当日から話題になったこの一件だが、5着だったキラーアビリティが後に2歳GⅠホープフルステークスを制したことでさらに注目を集めるようになった。

新馬戦の当日はGⅠ宝塚記念の施行日で観客が多かったこと、テーオーコンドルがローマンネイチャーに乗り掛かった瞬間を捉えた写真が種付けの体勢のように見えたこと、テーオーコンドルがのちに去勢されたことも一因だったかもしれない。

こうしてこのレースは「ある意味伝説の新馬戦」と称されることになってしまったのである。


なお、この新馬戦に出走した11頭のうち、中央の平地で実に8頭が勝ち上がり、うちキラーアビリティをふくむ6頭が2勝以上を挙げている。結果的には、相当ハイレベルなメンバーがそろった競走だったと言えよう。


勝ち上がれなかった3頭のうち1頭は、この競走ブービーののち未勝利戦で3着6回と度々善戦したテーオークレール。残りの2頭が、この事件の当事者であった。

ローマンネイチャーは8月に屈腱炎を発症して長期休養を余儀なくされ、その間に未勝利戦が終了。4歳10月に1勝クラスに格上挑戦した復帰戦で12頭立て8着となったが、再び屈腱炎を発症して引退した。引退後は乗馬クラブで繋養されているとのことである。


未勝利戦の終わりまで

さて、テーオーコンドルは二戦目として9月の未勝利戦に出走した。

しかしここでも大きく出遅れて二番人気を裏切る6着に終わると、去勢されて騸馬となってしまった。

騸馬は、繁殖馬選定という意義を持つクラシック競走には出走できない。クラシック競走と同じ芝の中距離を主戦場とする彼が2歳のうちに去勢されたことは、それだけ気性に問題が大きかったことを示していると言えよう。

なお誤解されがちだが、新馬戦の直後に去勢されたわけではない。


去勢後は気性が改善されたようで、3歳2月の復帰戦以降は出遅れも見られなくなった。

しかし結局4着が1回あった以外は掲示板にも乗れず、10戦目となった9月3日の未勝利戦も6着。この週で3歳未勝利戦は終了してしまった。


新天地へ

平地で勝ち上がれなかったテーオーコンドルは、障害競走に挑戦しJRAでの現役を続行することになった。

年末の障害試験に合格すると明け4歳の1月に障害初出走。5戦目となる8月12日の未勝利戦で勝ち上がり、キャリアを通じての初勝利を挙げた。

昇級初戦では果敢に重賞京都ジャンプステークスに挑んだが、最下位に敗れた。とはいえ障害馬としてはまだ若く、今後の成長と活躍に期待したい。




関連項目


22世代 騸馬

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