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ベイコク

べいこく

北アメリカの先住民・オジブワ族に伝承される、半透明の皮膚と赤い目を持つ戦士の姿の悪霊。
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概要

ベイコク、ベイコック(baykok)もしくはパウグク(pau'guk, paguk)とは、アメリカ大陸の五大湖周辺に住むオジブワ族の神話・伝承に登場する悪霊で、オジブワ語やアニシナーベ語ではバカアク(baguck)、アルゴンキン語ではパカク(bakaak)と呼ばれる。


皮膚が半透明なので骨が透けて見えるという、目が赤く輝く痩せ細った姿の悪霊であり、森の中を飛び回って甲高い声で啼くと言われている。


透明な弓矢で戦士のみを狙って殺す、もしくは棍棒で撲殺して肝臓を喰い散らかすと恐れられており、伝承によっては眠っている狩人の胸を気付かれないように切り裂いて、の一部を持ち去ってしまうともいわれている。


なお先住民の言語ではベイコクという名は、「痩せた姿」「骸骨」「甲高い鳴き声」「棍棒で殴る」といった意味の慣用句として用いられていたという。


19世紀に活躍した詩人ヘンリー・ワズワース・ロングフェローが、オジブワ族の酋長から聞いた伝承を再構成し1855年に出版した叙事詩『ハイアワサの歌』において、「死」そのものであると描写されたことで広く知られるようになった。


創作での扱い

真・女神転生』に登場し幽鬼族に属する。

伝承とは違い曲刀と円盾で武装し(闘鬼スパルトイなどとコンパチのため)、ウォーボンネットを被った(パーツ差し替え)黄色い骸骨の姿をとる。

金縛りの「シバブー」、凍結「ブフーラ」、即死の「ムド」の魔法を持つ難敵だが、出自故に破魔系に弱いので落ち着いて対処するとよい。


金子一馬氏によって、よりキャラ立ちしたイラストが描かれており、シムスが移植したメガCD版においてはこの姿にドット絵が打ち直された。

いわゆるイベント戦闘において3度ほど出番があり、ナンバリング作では今作のみでしか出演していないがその中においてある種の存在感を放っている。


派生作の『魔神転生』では敵専用の邪鬼族の悪魔として登場し、姿はスパルトイの色違いである。

『魔神転生Ⅱ』ではウォーボンネットを被った双剣を持つ青い骸骨で、レベルが高く「かいしん」のスキルが恐ろしい敵悪魔である。

またボスステージであるSTAGE4-8に登場する者は、なんと「ランク99」であり攻撃範囲に入ることは死を意味する。


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