ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ヤニねこ

やにねこ

Twitter(現・X)で連載されているオリジナル漫画。「ヤニ」=タバコを吸う猫耳キャラが主人公である。
目次 [非表示]

概要

2022年11月からTwitterにて投稿・連載されている。主に1〜2ページの短編漫画となっている。


複数の作者によって制作が行われており、荒井小豆おさとうみき郎胡桃沢太郎などが参加していることを明かしている。なお、週刊ヤングマガジン2023年12号から2023年14号まで短期集中連載、2023年18号より通常連載される際には「にゃんにゃんファクトリー」という作者名となっている。別名・汚いCLAMP

荒井小豆によれば「基本は複数人で制作しており、それぞれが原作・作画を担当している。(荒井を含めた)特定の誰かが原作者というわけではない」とのこと。


話数カウントは「○mg」。

ラスト1ページの左下には「○mg、終煙」の煽り文句で締める。


人間以外に「獣人」が存在する世界の日本某所「にゃがみ原市」の安アパートを舞台に、見た目は猫耳美(少)女、中身はほぼおっさんの主人公・ヤニねこの、自堕落でやさぐれた日常と、アパートの住人たちのたいがいな生活ぶりが描かれる。

作中では随所に某漫画雑誌が出てくるが、その雑誌では連載困難であろう描写が多数見られる。


2023年12月24日に単行本売り上げが10万部突破した事が判明した。


登場キャラ

ヤニねこ CV∶間宮くるみ(CM)

主人公。年齢は21歳。本名は佐藤ヤニ子

見た目こそスタイル抜群の美女だが、その言動は色んな意味で本能に忠実で、大変なものぐさ。運動能力や耐久力は妙に高いようだが、妹と比べ、頭はそれほど良くないようである

(ぼんくらさの描き方は執筆者によりかなりブレがあり、「目先の餌にとらわれて場当たりに行動、低学年レベルの足し算もできずバカ丸出し発言連発」な時もあれば「ほぼ無言でぼんやりとしていて周囲の一大事を関知しない天然状態、回りが必死に世話を焼く」場合もある)。

一人称は「ニャー」。ひどい目にあったとき(だいたい自業自得)の決まり文句は「ニャーはなんにも悪いことしてないのに」。

「ヤニ」ねこの通り、かなりのチェーンスモーカー…というか喫煙マナーがなっていないヤニカスであり(近所の子供にさえヤニカス呼ばわりされる)、部屋には灰皿がわりのワンカップが転がっている。銘柄はメビウスオリジナル10ミリ。

実家を離れ、単身アパートに住んでいる。日雇いバイトで糊口を凌いでいるが、基本的にはあまり(タバコ代で)金銭的余裕はないらしく、水道代などを滞納しては風呂にも入れず屋外で用便するなど、ぐだぐだな生活を送っている。

そのため美女らしからぬ悪臭属性があり、屁や靴下は嗅いだ者が卒倒するほど臭い。特に口臭は壊滅的で、息を吹きかけたツボは瞬時に黄ばみ、ガラスのコップは悲鳴を上げて木っ端微塵に砕け散り、糸電話越しにヤクねこにも伝わるヒドさである。ただしタバコの吸いすぎに依る所が大きいようで、禁煙と歯磨きを徹底すればその間だけは無臭になる。本人も息の臭さを指摘されると怒るなど、必ずしも衛生に無関心ではないようだ。ちなみにカンサイねこ曰くアソコは臭くないらしい。煙草を吸いながらでないと大きい方が出ないという習性があり、それが災いして第一話にあたる「1mg」の「パブロフのねこにゃ」でウンコを漏らすというヨゴレぶりをいきなり発揮。「80mg」の「逆に言うと吸ったら出るにゃ」ではアパートのトイレで排便途中に切れた煙草を部屋に取りに行き、ついその場で吸った結果「出て」きてしまいトイレまで「ぶら下げ」ながら歩いたりといったトラブルに見舞われている。どうやらニコチンの大量接種の影響による自立神経の乱れなどもあり便秘気味の模様。

財布を持ち歩いていないようで、服や耳などあらゆるところに小銭が挟まっている。

きらら(ヤンマガ本誌だとヤンマガ)を読むのが好きで、たまに大家に読み終わったきららをもらいに行く。

妹以外の家族については、少なくとも母が健在であることが明かされている。


妹ねこ CV∶間宮くるみ(CM)

ヤニねこの妹。本名は佐藤妹子。同じく獣人で、ブレザー姿で登場することが多いため高校生と思われる。

ヤニねこと容姿は似ているが、眉が太いのが特徴。フーテンの姉よりはるかに常識的な性格のしっかり者で、登場のたびにヤニねこの言動に引いたりツッコミをいれたりしている(姉と似ても似つかない真面目さ礼儀正しさに、ヤクねこやカンサイねこが驚くほど)。ただしときどきぽろっとネコ的本能を露呈する。

ヤニねこのことは一見冷たくあしらっているように見えるものの、病気になれば出張って看病したり、しばしば姉妹連れ立って外出したり、ヤニねこから電話がかかってくると嬉しそうに応じるなど、基本的には仲が良いようである。

学校では人間女子の友人複数がいる。有能で見た目も良い同級生男子から告白を受けたが振ってしまった。別にダメンズが好きという訳では無いらしい。なお微妙に一般的でない趣味嗜好があるらしく、女子学生ながら任侠映画好きで、手芸のセンスにはかなり問題がある。運動神経は獣人らしくハイレベル。

男女問わずダメ獣人&人間の見本市状態な本作キャラの中で別次元のきらきらした清純派ヒロインぶりに、読者からは「この漫画最後の良心」「作中唯一きらら掲載可能な存在」などと評されている。


大家さん

ヤニねこの住むアパートの大家。本名は大谷おう也。人間の中年男性でスキンヘッドにごつい体格の強面。目が描写されない。独身者。

問題行動を繰り返すヤニねこのことを厄介がっているが、無防備な彼女にある特別な想いを抱いている様子である。

外見や普段の言動こそ「キモくて汚いおっさん」のステレオタイプだが、子供の頃は飲んだくれでヘビースモーカーの父親に虐待され(そのためいまもタバコを吸わない)、現在では獣人たちのせいでしょっちゅうひどい目に遭っている作中一番の苦労人である。大家としての仕事ぶりは勤勉で、消防団に入っているなど地域活動もしっかりこなすまっとうな社会人でもある。非常識な住人の獣人たちに対しても日頃からなんだかんだと面倒見はよい(住人からはチョロいと見られている)。その聖人ぶりに「この漫画の裏ヒロインでは」と指摘する読者もいる。

性的には欲求不満気味で、自宅に獣人型ダッチワイフをおいて密かに使っている。また暇があるとアパートの自室で自家発電に勤しむ。


ヤクねこ CV∶間宮くるみ(CM)

ヤニねこの後輩(何の後輩かは不明)のチンピラっぽい獣人女性で、アパートの隣の部屋に住んでいる。本名は益子(やくこ)。20歳。


ハメねこ CV∶間宮くるみ(CM)

ヤニねこの友人で同じアパートの住人。耳に複数個ピアスをつけ、片目を隠した髪型のサブカルっぽい雰囲気の獣人女性で貧乳。本名はハメ子だが、作中の制度によって苗字を自分で決めた結果、苗字が滅茶苦茶になっている。これでも処女である。


カンサイねこ CV∶間宮くるみ(CM)

ヤニねこの友人で同じアパートの住人。ロングヘアの綺麗系な容姿で、美声の関西弁を話す獣人女性。単に「カンサイ」とも呼ばれる。本名は西薫子(にしかおるこ)。弟が一人いる。

現役の大学生(卒論提出済みで4年生と思われる)。アパートの獣人たちの中では珍しく学のある常識人で、世間一般並のつきあいもある。喫煙者でピアニッシモを吸っている。

服装やメイクがアパートで一番お洒落だが、初登場からしばらくなぜか胸開きタートルネックを着ていた。容姿相応にスタイルが良く、ヤニねこと並ぶお色気要員。

関西人ゆえか笑いに敏感であるが、独自ギャグを強引に連発しては残念なセンスで場を白けさせる悪癖がある。ただし大声でのツッコミはそこそこキレがいい。

大学などでは下世話な関西弁やタバコを控え、猫をかぶってお淑やかで大人っぽい女性として振る舞っており、残念な地金は露呈していない。そのためか男女を問わず周囲の憧れの対象になっている。

登場初期はまともそうな美人お姉さんキャラとして妹ねこに比肩する評価を受けたが、町内放送事件の張本人になるわ、関西人のレゾンデートルたるギャグセンスが絶望級だわと読者には残念すぎる実態が露見、早々に信用を失った。


アルねこ CV∶間宮くるみ(CM)

ヤニねこの友人で同じアパートの住人。24歳。本名はアル子。


おちんぽ達郎

ヤニねこの友人で同じアパートの住人。レギュラーキャラ唯一の人間女性でプロのエロ漫画家。最近は青年系一般誌「ニャングマガジン」にも連載を持つ。おちんぽ~は漫画家としてのペンネームで本名は辰野沙織(たつのさおり)。

もっさりした頭髪にそばかす顔、常にメガネ姿で化粧や身なりにはあまり気を使わない様子(昼夜逆転の執筆作業で疲弊気味)。体型はヤニねこ以上の爆乳で乳輪も大きく、自作品の女性キャラもその感覚で大きな乳輪に描くという癖がある。(自分の乳輪が普通と思っておりそれ基準で描いていたので大きな乳輪で描いているという自覚はなかったよう)オフではアパートの獣人女子たちに付き合っており、やや年上で定職のある女性ということもあってか一目置かれている模様。

ハイライト・メンソールを吸うヘビースモーカー、しかもアナログ執筆派で人見知りがちのため、アシスタントにやはり喫煙者のヤニねこを雇う。ヤニねこを半分本物のネコ扱いして過剰スキンシップや猫吸いなどで可愛がってはウザがられ怒られている。ヤニねこ及び柱のナレーションによる呼び名は「漫画家のヤニカス」を略した「マンカス」。

漫画家としてのプロ意識は高いが、それが高じて時に過激な行動に及び、ヤニねこ共々警官に拘束されたこともある。

おちんぽ達郎というペンネームはおさとう氏がボツにしたエロ同人誌でのペンネームが元ネタ。


柴田

週刊ニャングマガジン編集部若頭。ニャングマガジンのおちんぽ達郎担当。関西弁と鹿児島弁の混じったようなヤクザ言葉を話す。右目を大きな負傷で失い、左手小指もない(裁断機でとばした)。一見暴力団幹部のような外見のテンションの高い男だが、一応漫画編集者である。ニャングマガジン編集部関係者は彼に限らずヤクザにしか見えない人物が複数いる。

巨乳には反応しないが、貧乳には異常に反応する癖がある(例 ハメねこ)。

ヤングマガジン誌に実在する同姓編集者との関係は不明。


字書きねこ

本名は賀来詠子(かくえいこ/よみこ 読み方が確定していない)。文化系硬派で清潔感がある獣人女性の学生。妹ねこの同級生であるが、別ルートでヤニねことおちんぽ達郎に知り合い、アパートに出入りするようになった。

プロの小説家になる事を夢に、小説家ナルルォというサイトで自作の小説を載せているが評価は今ひとつである。実際には執筆よりSNSをしている時間のほうが長いなど、創作への熱意も今ひとつ。おかげでプロ創作者のおちんぽ達郎からは複数回お灸を据えられている。

獣人だが同じく獣人の妹ねこがスポーツ万能なのに対し、運動神経はかなり鈍くさい。


トロニャン

週刊ニャングマガジン編集部員。ハイネックセーターを着用する巨乳メガネの獣人女性。柴田と共におちんぽ達郎の担当編集になっているらしい。トロニャンが本名なのかどうかは不明。

物騒な輩の巣窟であるニャンマガ編集部では唯一やくざと無縁な風体の人物だが、肝心の仕事ぶりがやくざで無責任、達郎へ連絡する際はしばしばお菓子を食べながら通話している失礼な女。派遣会社に吟味もせずアシスタント派遣を依頼しド素人を達郎の元に送り込ませた前科があり、達郎への連載打ち切り連絡も派手に遅らせた。


ラニ

ネコ獣人たちが原始的生活を送る謎の特区・α村(通称・たばこ村)の獣人女性の族長。見た目は若いが口調や劇中の扱いからして高年齢な事が暗示されている。ヤニねこやハメねこの無礼な振る舞いにも温厚な態度で接する程の心の広さを持つが、キレると光線銃を問答無用で撃ってくる。


本宮

株式会社デスサーティ営業課社員。読みは「もとみや」か「ほんぐう」かは不明。

パンツスーツ姿の凛々しい女性だが、瞳には謎のヤバい光を帯び、根拠不明な滅私奉公的職業観を無駄に熱く語る、ろくでもない体育会系メンタル持ち。

自ら「地獄の営業回り」と称し、派遣会社から助手として送られたヤニねこを、スパルタ営業にひっぱたきながらこき使う。あまりのモーレツぶりと手前勝手な感動を強要するブラックさに、とうとうヤニねこがブチ切れた。

おさとう氏の成人向け作品で没になったキャラの流用で、氏のお気に入りである。


カンサイ弟

目隠れマッシュルームヘアーにギザ歯が特徴のスリムな獣人男性。カンサイねこの弟。本名は西春蘭(にししゅんらん)。

実家は関西だが、町田の親戚の家に居候中。見た目通りのチャラ男で、初対面のハメねこを処女という理由で色々とからかった。ふざけた性格に姉のカンサイからは持て余されている。趣味はアメイロケアリの繁殖。

獣人が女性ばかりだった本作初の男性獣人として登場、ワルっぽくビジュアル振りなルックスのため、女性読者からは「好みのメカクレオス猫登場」「えろい男でてきたんだけど」「刺さっている」などかなりの反響である。


バイトねこ(仮称)

頭にぴょこんと立ったアホ毛と丸い目が特徴の若い獣人女性。呼び名は読者間でも「バイトねこ」「サンバねこ」「店員ねこ」「ドジねこ」など一定していない。マジメだがかなりの慌て者で、自ら「ドジで」と弁解するものの、実態はドジを通り越して災害級の余計な行動を繰り返す天然キャラである。

服屋回でマヌカンとして初登場しヤニねこにおしゃれ着を着せるが、直後、ヤニねこの着てきた汚いシャツを嘔吐の後始末の雑巾に使ってしまい、ズボンはゴミと勘違いしてガソリンで焼却する無駄な行動力を発揮。同行したカンサイに叱られて「お詫びに」と提供したのは部活のサンバ用衣装だった(ここからバイト学生らしいとわかる)。

その後、ヤニねこの誕生日祝いの居酒屋で店員として再登場。頼まれていない度数96%のウォッカを持ってきてヤニねこにぶっかけ、ヤニねこすら怒らせる。お詫びと称してローソクに火の点いたバースデーケーキを持ってくるが(後はお察しください)…。


ペンペンねこ

ミステリアスな雰囲気がある世捨人のような見た目の獣人女性。本名はナズナ。路上生活者

社会との関係を一切絶ち自然と共に生きる事を信条にしているようだが、普通にテント等の人間社会で作られたモノを使用(ペンペンねこ曰く拾ったモノだからセーフ)、週一で隣町のスーパーに通うなど、自己ルール運用はだいぶ恣意的。

人前では気取って達観したような言動でうそぶいてみせる。しかし言うことなすこと全くの虚勢であり、自分が危機に瀕するとあられもなく泣き叫ぶ。

当初はにゃがみ川の畔で暮らしていたが、水害でテントが流されたため、ヤニねこたちのアパート(の庭)に勝手に引っ越してくる。以後はアパートの獣人たちの集まりにしれっと混じっているが、寝ているアルねこ宅にピッキングで侵入して勝手に入浴や飲酒をするなど、手癖は悪い。

ちなみに服装はマントと帽子のみで、マント下は全裸である。

余談だが名前(本名も含む)の由来はペンペン草だと予想されるが、生活や容姿からしてもう一つの由来も込められていると思われる。


王寺流子

妹ねこと同じ学校の同級生人間女子。クラスメイトの女子から人気が高く、イケメン女子として憧れの対象だが、本人は隠れ獣人フェチであり、妹ねこと仲良くなりたいと思っている。その為に妹ねこの友人達から色々情報を聞き出すが、結果の行動があらぬ方向へと向かい妹ねこをドン引きさせた。


隻眼のブチ

治験回に登場した獣人。名前の通り左目に眼帯をしており、ツンツンヘアで江戸っ子のような口調が特徴。獣人向けの治験に計12回も参加を繰り返して荒稼ぎをしている。知能は(この回の)ヤニねこと同程度しかなく、一桁の足し算は苦戦し、一桁の掛け算は訓練が必要というレベル。銘柄は不明だが喫煙者。


静江

ヤニねこの母。フルネームは佐藤静江。実家で妹猫と二人暮らししている。正確な年齢は不詳だが、獣人ゆえ見た目は非常に若く、知性や眉毛は妹子似。しかしヤニねこに自分を名前で呼び捨てにさせるなど、かなり躾に甘い様子。

妹子の前では家内禁煙という建前だが、実際は一服にメビウスを二本喫い、一日の禁煙も我慢ならないというヘビースモーカー。

ゆるふわママキャラの典型で、あらあらまあまあと優しげな笑いを浮かべながら、タバコがらみではヤニねこ以上のサイコパス的奇行に走る、ある種本作のラスボスキャラクター。


父親

ヤニねこの父。鬼籍に入っている。遺影に猫耳がないことから、人間と察せられる。


カンサイ母(西順子)

カンサイねこ(薫子)の母。44歳の獣人女性。関西の実家住まい。吊り目の美人だが、性格はコテコテな「関西のおかん」の典型でやたらとやかましく、なおかつ極端な「いらち」(せっかち)。いきなり急な思いつきで行動しては自らちゃぶ台返しする癖の持ち主で、関東から正月帰省した薫子・春蘭姉弟を振り回す。

夫の所在は不明。


カズシ

週刊ニャングマガジン編集長。和服姿で禿頭白髭、鋭い眼光の「任侠団体の大親分」そのものな外見の人物だが、編集長である。柴田やトロニャンの上司で、「オヤジ」と呼ばれている。

ヤニねこのことは彼女が子供の頃から見知っているらしい。

殴り込みにきた対立雑誌の編集部員2人を雑誌で殴って返り討ちにするほどの強者。その際の敵の銃弾が逸れて心臓貫通から肺、腎臓、胃、腸、肝臓を経て脳にまで跳弾、危篤となるが、見舞いにきたヤニねこの胸チラで復活した。巨乳派である。


用語

獣人

猫の特質を持ち猫耳を生やした亜人。猫以外の種もいるのかは確認されていないが、獣人生ゲームの記述によれば基本的に猫のみ。

身体能力が高く、歳をとっても風貌があまり変わらないという特徴がある。人間とも交配が可能だが、子供は全て獣人になるという。動物のネコと同じく信頼する者に狩った獲物を分け与えたり、換毛期などがあったりするが、発情期があるのかは不明。

知性は多くの者が人間と同等だが、ヤニねこを始めとする著しく動物的な者が何名か確認されており、個体差が激しい。失態を犯しても人間としての責任を問われず、動物のハプニング扱いで済まされるケースすらある。

そういった背景もあってか、作中世界の獣人は歴史的に差別的な扱いを受けてきた様子で、その偏見はいまだに解消されておらず(虫を食べるのが普通などと見られている)、妹ねこも学校で差別と偏見に心を傷つけられた。一方ヤニねこ本人はあまり気にしていない様子である。

人類との差別是正のため、記念日に優遇サービスを行うなどのアファーマティブアクションが実施されたり、獣人の病気(狂獣病が存在するらしい)の予防薬が配布されるなど、一定の社会施策が図られている。反面、獣人専門の過酷な仕事や専門の人材派遣会社があるなど、闇の要素も見受けられる。戦国時代の絵巻には既に、鉄砲陣地に竹槍や素手で突撃させられる獣人が描かれていた。

100%までは行かないが喫煙率が極めて高く、獣人を集めるイベントでは餌としてタバコが配布されるのが常識。

一部に、獣人を地球外からきた存在とする説もあり、そのルーツにまつわる謎は多い。


アパート

漫画の舞台となる安アパート。2階建てバストイレ付き・ベランダあり、外廊下式で、1階の一室には大家が住んでいる。駐車場があるが、大家の軽トラック以外には自動車を持つ住人は見あたらない。

アパートの名称や、住民がみな女性、それもほとんどが獣人という人種構成の理由は不明。


にゃがみ原

ヤニねこ達の住む安アパートがある神奈川県内の都市。一見するとどこにでもある普通の町だが、怪しい謎の宗教があったり、薬物・大麻を扱うラーメン屋や花屋があったりとなかなか治安が悪い。

市内にはにゃがみ川が流れている。


町田市

にゃがみ原の近隣の都市。実在の東京都町田市との関係は不明。登場人物たちが買い物やレジャーに出かける繁華街を持つ大都市としての姿を持つが、一方で獣人の喫煙を厳しく禁止し、規制の緩いにゃがみ原からのゾーニングを図っている土地柄らしい。ヤニねこはゾーニングを気にせず町田に来ても平気でタバコを吸っている。


江田島

にゃがみ原にある居酒屋。ヤニねこ達はよくここで飲みに行っているらしく、アパート女子会の会場になっていた。大家もこの店で知人男性らと集っている。後にヤニねこがバイトするが、その時のバイト衣装が原因か、女性客からのクレームにより1ヶ月でクビになる。


ニャングマガジン

ヤニねこの世界に存在する週刊漫画雑誌。おちんぽ達郎の作品もこちらの雑誌に掲載されている。柴田や編集長などヤクザそのもののガラの悪い人間や、結構いい加減な性格の巨乳メガネの女性獣人編集者など、編集部の人員構成は得体の知れない陣容である(この漫画の出版業界自体、任侠世界じみた血で血を洗う抗争を繰り広げている模様)。


タバコ村

第六特区の一つである村。αと呼ばれる獣人達が住んでいる。タバコを作る文化があり、村人の殆どはタバコ作りに従事している。村には神が祀られた巨大な石像がある。建造物や衣装は縄文時代そのもので原始的だが、近未来的なデザインの高威力の光線銃を持っていたりと非常に謎が多い。


ケモの手

獣人専門の人材派遣会社。労働者にも雇用者にも即応してくれるのが売りだが、本当に誰にでも即応するためマッチングの質は極めて低い

体育会系の営業職火気厳禁のデリケートな現場に「あのヤニねこ」を送り込む、プロ漫画家のアシスタントにド素人を送り込むなど、作中わかる範囲でもかなりの問題企業である。

理由はわからないが受付の人間女性はネコミミをつけて働いていた。


外部リンク

Twitterアカウント

ヤンマガWeb

単行本CM


関連タグ

ヤニカス 獣人 猫耳


ネフェルピトー…ヤニねこのそっくりさんその1

リニアーナ・デドルディア…ヤニねこのそっくりさんその2

大沢木大鉄

めぞん一刻…性格に問題があるアパートの住人達に大家が苦労する作品繋がり

相模原市…舞台。本作では「にゃがみ原」と書かれる

CLAMP…複数人体制の作者繋がり

生徒会にも穴はある!…コラボ漫画「ヤニ穴る!」がマガジンとヤンマガそれぞれに別のものが掲載した。

スーパーの裏でヤニ吸うふたりビッグガンガンで連載されているヤニ漫画。

関連記事

親記事

オリジナル漫画 おりじなるまんが

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 1128580

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました