本名	不和久遠
学年	大学部2年
極星	紅
極星名	紅蓮姫
二つ名	灼熱の閃華、猛き紅の姫、荒くれ姫
年齢	18歳
誕生日	9月2日
星座	乙女座
所属	元剣道部
血縁	父
趣味	戦うこと、服作り、食べ歩き
愛読	十刀真伝
好きなもの	無愛想な恋人、可愛い後輩達、紅風と紅雪（木刀）
夢	親父を倒すこと
初登場	EPISODE3(無印)、ACTIVITY-3『征服部てんこもりだよにゅーかまー』(NOVA)
声優	冬馬由美

人物像

容姿

深紅のロングコートを羽織っており、コートの下はスタイルが非常に良く、黒を基調としたスポーツウェアとタイトスカート、ロングブーツという露出度の多い出で立ちとなっている。誰が呼んだかティンクル版ゼロスーツサムス

髪は金髪のロングヘアで、コートと同じ色のヘアバンドを着けている。瞳は少し黄色がかった茶色で、時にサングラスを着用することもある。

高等部在学時代は髪型は現在よりも少し短めだった。

性格

良く言えば勇猛で豪胆、悪く言えば少々短気で荒々しい性格で口調も勇ましくも乱暴だが、その本質は後輩の面倒見のいい真面目で優しい姉御肌な気質の持ち主。

自身の極星を受け継いだはやなと和麻には実力と将来性を期待しており、特にはやなに対しては実の妹のように大事に思っており、時折彼女の助け船を出すこともある。

また、和麻が征服部の部員に襲撃された際は怒りを見せ、その相手を叩きのめすなど愛弟子を傷つけた相手には容赦がない。

同級生にして日本舞踊部の極星「銀麗覇」の律とは高等部卒業まで戦いに明け暮れた永遠のライバルにして恋人で、彼からは「久遠ちゃん」と呼ばれている（中等部時代はこの呼び方を嫌がっていた模様。なお、この呼称は稜からも使われている）。律の防御の固さに毎回歯噛みし、彼のマイペースさに苛立つことも多いが、何だかんだいって彼の実力を認め、自身への好意にはやや鈍いながらも受け止めている。また、律の妹の稜とも顔馴染み。

味方部の顧問である霧瀬とは彼女が保健教諭の教育実習生時代からの間柄で、度々律と対決して怪我をしては彼女の世話になり久遠が現在羽織っているコートを製作してもらっていた。再会してからも霧瀬のフリーダムさに呆れながらも先輩として尊敬している。

戦闘能力

二刀流の使い手であり、流派は我流【紅】（別名：紅流）。

これは格闘家である父親を打ち倒すために愛読書である「十刀真伝」なる書籍に存在している流派「双羽流」をモデルに、力では男性に劣る女性ならば、二本の刀を持ち、二倍の速度で四倍の剣戟を打ち込むべしという大雑把過ぎる理念から考えた流派である。極光発生時は周囲に炎が燃え上がる。

強さ・鋭さも群を抜いており、自身に攻撃を仕掛けてきた遊を気圧す、満身創痍の和麻の気配にいち早く気付く、橙也を一撃で倒すほど。

アクティブドレス

AD-X-Trial-001「紅（CRIMSON）」

久遠が着用している深紅のロングコートで、ADシリーズの基本となった試作ライン「X-Trial」（エクストライアル）の一環で製作された。

名の由来は久遠の流派である我流『紅』から。

ちなみに無印版での型式名称は「AD-X-001」。

製作者の霧瀬自身がデザインしたADシリーズに対し、このコートは彼女自身が自作したコートをモデルとしたレプリカのような形で作られた珍しいバリエーションであり、いわば先代「姫」の印象を強く残したものとも言える。

性能面についてはADシリーズに劣るものの高い防御力を誇る。

稜が味方部の体験入部に赴く際に貸してあげており（この際、「稜を臭い服で攪乱するつもりですか？」と失礼なことを言われ、「臭くないよ！！」とツッコミを入れた）、借用した稜も着心地は良かったようで、彼女からコートを譲って欲しいとせがまれたことも（当然ながら本人に拒否されたが）。

また、前述したように本機を着用する以前は自作したコートを羽織っていたが、こっちはX-Trial版と違って防御性能がからっきしなただのコート同然の代物だった為、律と対決しては擦り傷を作ることが多かったという。

付随する武装は存在せず、彼女が使用しているのは長刀「紅雪」と短刀「紅風」という黒塗りの木刀。この二振りは卒業後に後輩達の成長を願って剣道部道場に収納されたが、後に橙也からの挑戦を受けた際に使用された。

極星「紅蓮姫」

「コレは私の誇りでこだわりですから」

高等部時代に他の極星を相手の流儀に則った上で片っ端から負かし、女子最強の極星として「姫」の称号を与えられ、以降は「紅蓮姫」を名乗り、律と出会うまでは極星の中では無敗を誇っていた。

また、極星の他に「灼熱の閃華」「猛き紅の姫」の二つ名も持っている。

極光の使い手でもあり、極星を引退した現在でもその輝きは衰えていない。

その最強の名を作り上げた武勇伝は当時から星徒たちの間でも語り継がれており、卒業して2年を経た今でも高等部内にさつきをはじめとする数多いファンがいたり、彼女の格好を模したファンアイテムが購買部で販売されるほどの人気を誇るが、その伝説のあまり畏怖の念を抱かれるなんてこともしばしば。

なお、在学当時はるりねたちから極星の後継について聞かれた際、この称号に対して「いわくつきの称号」と称し、「継がせたい奴も継いでくれる奴もいない」と弱音を溢すなど、最強極星であるが故に非常に苦悩していた模様。

技

紅蓮天舞

高速で駆け抜け、相手に無数の斬撃を叩き込む我流『紅』の最速奥義。

紅疾風

相手の踏み込みに対し自らも高速で踏み込み、カウンター気味に十字交差の二撃を食らわせる技。

その発生後に相手に対して背を向けるモーションが特徴的な技でもあるが、これはこの技に対する紅蓮姫の自信の表れとも形容できる。

後にはやなはこの技を参考にした「レグルスハート」という技を編み出した。

蒼星紅蓮銀河

ドラマCD・『Piece of Star』で使用された律との連携技。

周囲に極光の炎を燃え広がせ、大爆発を起こして周囲の敵を吹き飛ばす。

2人とも元極星最強というだけあり、その威力は計り知れず、実際征服部のボスたちを倒してみせた。 まぁ、霧瀬の夢だったんだが…

活躍

対決で出会ったおかしな後継者

律との対決の最中、これを喧嘩と誤認して止めに入ったはやなの技量を気に入り、極星「姫」を継がせた。

その後、律と共に霧瀬に彼女用の服の製作を頼んだ。

美咲輝学院、再訪

霧瀬から3人目の部員を探すという依頼を受け、2年振りに高等部に訪れる。

そして、極星衆に追い詰められるはやなを助けるために介入し、彼らを撤退させた。

新入部員探し

さつきと共に3人目の部員探しをしていたが、極星の移籍でなかなか恵まれず悩んだ末、武道館にて稜の勧誘。最初こそ「争いとハデハデは嫌い」だと断られるがさつきの懸命な勧誘により彼女の正義を見ることを入部条件にしたことで稜たちと共に翔子との対決を観戦する。

稜に「銀星姫」に関する過去話を話し、さらに極光を目の当たりにした興が沸いてきた彼女の味方部の体験入部を見送るが、その直後に何者かの襲撃を受けた弟弟子の和麻と遭遇し、彼から自身に決闘を申し出た者がいることを伝えられ剣道部道場へと向かう。

そして、そこで決闘の挑戦者である橙也と対峙し無抵抗の和麻を痛めつけた犯人が彼だと知り、静かなる怒りを秘めた一撃の下に橙也を下し、実力の差を見せつけた上で和麻の仇討ちを果たす。

その後、約束を見謝ったことと自身の無力さに苛まれる和麻を叱咤激励した。

なお、5話で新体操部の許へ赴く際「ちょっと顔出しづらい」と呟いたり、いざ新体操部に来てひろりと再会した際も「ココ（新体操部）にはあんまり顔出せた義理じゃない」と謝罪に近い言葉を述べる（当のひろりは気に留めていなかったが）など何らかの因縁があるそうだが……。

紅蓮姫から銀星姫へのプレゼント

はやなが「銀星姫」を復活させたことを知り、律に誘われる形ではやな達の下に訪れる。

歌音によってAD-001を持ち出された際は、はやな達の代わりに一般人を装って征服現場に向かおうとした（「大人げないです」（by稜）←「久遠ちゃんのそんなところが可愛いんだぞ」（by律））が、はやなの要望を汲み活躍を委ねる。その後、到着した霧瀬が持ってきたAD-000を渡され、それが自分たちがはやなの為に製作を依頼した物だと気づく。

そして、ADをはやなに授け、律たちと共に「ティンクルセイバーNOVA」へと生まれ変わった彼女の新たな活躍を見届けた。