本名	八草重遊
学年	高等部2-蒼
極星	紫
極星名	紫閃
年齢	15歳
誕生日	7月6日
所属	世界征服部・書記、星徒会・会計
趣味	刃物の手入れ、料理
好きなもの	刃物
夢	調理師
初登場	EPISODE3(無印)、ACTIVITY-3『征服部てんこもりだよにゅーかまー』(NOVA)
CV	甲斐田ゆき

人物像

外見

薄紫に近い銀髪のロングヘアで、前髪は青紫のメッシュをしている。

瞳は黒みのかかった紫で、切れ長の目つき。

また、女性的な顔立ちや華奢な体つきも特徴で、ドラマCD『MAIDEN STAR』ではそれを利用して女装したことがあり、その完成度は一目で見ただけでは遊だと気づかないほど。

性格

尊大かつ冷徹で言動も論理的だが、その本質は苛烈で攻撃的な性分の激情家。

征服部のメンバーの中でも取り分け目的成就に使命を燃やす征服部屈指のタカ派で、味方部に対する敵愾心も征服部一。

人間関係

上記のように征服部部長である夕霞に対して部員の中でも非常に強い忠誠心を抱いており、その従順度合いはもはや崇拝の域にまで達しており、夕霞の尊厳性を誇示する為だけに礼装を自前で作るほどで、征服部の入部動機も作者曰く「彼女の誘いじゃなきゃ絶対入ってない」。

その狂信的とも言える従順っぷりは作者から「夕霞教」と称されている。

また、自身の部下である八草重隊のメンバーには味方部の動向調査や現場指揮を任せるなど、彼なりに信頼を寄せており、彼女達も遊に対して狂信的に慕っている。

一方で夕霞や八草重隊以外の人物に対しては相手が自分より年上であっても「お前」「貴様」呼ばわりし呼び捨てで呼ぶなどやたら周りを見下した高慢な言動や態度で接しており、特に女性に関してはその面が特に顕著でこういった自他に厳しい過激さから周囲から度々誤解を招いている。

征服部メンバーでは、副部長である九郎に対しては常に夕霞と一緒にいる事への嫉妬心からか半ば一方的な対抗心を抱いており、彼からの慰めを「貴様にフォローされる覚えはない！！」と激しい不快感を示すなど非常に嫌悪しており、また彼の指揮能力の無さやお人好しな性格を「腑抜け」と陰口を叩いたり「（指揮官には）向いてない」と皮肉を込めて指摘するなど彼を見下し切っているが、極星としての実力は素直に認めている。

同じ極星衆のメンバーであるあきとは完全に水と油の関係で、彼女からは「あいつキライ！」と毒吐かれ、戦い方を巡って度々対立した末「次の作戦には絶対来ない！」と断言されるほど相当嫌われているが、彼女が稜と対決した際は「戦いは嫌いと抜かしていたくせに」と毒吐きながらも影でエールを送るなど彼なりに信頼している。

また、橙也とも反りが合わず、彼の実直さや脳筋さを馬鹿にし、対する橙也からは彼の作戦に度々文句をつけられている他、翔子からは「八草重クンがいないからあっちと数を合わせる」と遠回しに厄介者扱いされるなど、前述の高慢さや後述の合理思想からメンバーからの人望は皆無に等しいが、一方で征服部に対する熱意は本物であり、その点については夕霞からは「征服部を真剣に想ってくれている」と評価されている。

戦闘能力

「……優しく済ませてやろうかというのに…」

「少し強引にしたほうがお好みのようだ…」

ナイフの扱いに長けており、戦闘ではそれを用いて相手を切り刻む戦法を得意としており、自身も刃物を扱うことに美学を見出だしているという危なっかしい思想の持ち主だが、夕霞からは「相手（特に女性）を傷付けるような事は極力するな」と釘を刺されており、本人もその忠告をある程度従っている。

ナイフの名前は「シュメッターリング」

また、「手段を問わない」を信条とする策略家という側面を持ち合わせており、作戦遂行時は相手の退路を塞いで活動を妨害したり、一体の敵を相手に複数人で攻めるといった相手が圧倒的に不利になる状況を展開する戦略を好む。だがこういった度を越した合理思想からあきや橙也を始めとした正攻法を求める相手からは反感を抱かれる事も多いが、一方の本人はそういった考えを持つ者達を「ダラダラとしたやり方」「一人一人敗北していくだけでは理想は掴めない」と徹底的に否定しており、そうした点を葵からは「本当に『敵』ね…！」と評されている。

ストーリー後半ではあきからSSシリーズの一つ「アーキサポートシステム（通称：ASS）」を与えられる。

極星「紫閃」

征服部以外に在籍している部活は不明だが、極星「紫」を保有している。

将来の夢に料理人になることを挙げており、本人も調理の腕が高く、夕霞からもお墨付きを貰っており、征服部部室以外では料理部部室で屯している事もある。

ただし、れいによるとかつて料理部を壊滅寸前に追い込んだという騒動を起こしたそうだが、この部活が遊が在籍していた部活であったかどうかは不明。

技

閃霧（せんぎり）

数本のシュメッターリングを相手に向けて投げつける。

高い速射性を持ち、極光を纏わせた状態で乱射すればティンクルセイバーとアークセイバーの二人を同時に足止めできる程度の威力になる。

技名の由来は千切りから。

余談

モデルがいる？

九郎と同じく実在の人物をモデルとしているが、こちらもモデル元の人物については語られていない。

性別について

上記で述べたように中性的な見た目から同人作品「ティンクルセイバーコレクション」2巻収録の翔子のプロフィールで翔子が作者に「八草重くんって男なん？女なん？」と質問したことを皮切りに読者の間で彼の性別は男性か女性かで疑問が飛び交い、作者も同作3巻に収録された遊のプロフィールで本人に質問して彼から「見てわかるだろう！」とツッコまれるなど、遊の性別について（半ば面白半分に）性別不明とされていたが、上記の『MAIDEN STAR』で男性は参加不可能という大会に参加すべく女装を決行するという展開が挿入されたことで、明確に遊の性別が男性である事実が証明されたのだった。