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ぬいぐるみペニスショック

ぬいぐるみぺにすしょっく

ぬいぐるみペニスショックとは、想定外の愛の告白を原因とする一連のトラブルである。
目次 [非表示]

概要

女性が、それまで恋愛対象として見ていなかった男性友達告白された時に抱く強い嫌悪感」を端的に表した言葉。

女性からすると、まるで「それまで可愛がっていた人畜無害ぬいぐるみからペニスが生えてきた」かのような現象であるため、このように名付けられた。


インターネット上における初出はTwitterと思われ、詳細は以下にまとめられている。

見ての通り、当時は特定の名称は付けられておらず、バズる過程で定着した。

そのため一部で「ぬいぐるみチンポ現象」とも呼ばれている。



発端となったツイートはあくまでも「性行為の誘い」に限定していた。「ペニス」というあまりにも露骨な単語が組み込まれているのもこのためである。

しかし、ツイート主が数年後にリプライで補足しているように、現在は「愛の告白」にまで範囲を広げる見方が増えている。結果として、字面と意味の不整合が生じている感があるのは否めない。


反響

前述のまとめにも表れている通り、これは多くの女性から支持を集めた一方、多くの男性から強い批判と反発を呼ぶこととなった。

ぬいぐるみという「物」に例えられたという不快感や、空気の読めない告白をする男性を批判するニュアンスになりやすいという事情もあったが、そもそも男女間で人間関係の捉え方に顕著な違いがあるためだとする指摘もなされている。


恋愛や性行為というものは究極的には自身の子孫を残すために行われるものであるが、人間の繁殖方法の都合上、女性は「量より質」を、男性は逆に「質より量」を求めるのが合理的な生存戦略となってくる。

すなわち、一般的に女性は男性よりも恋愛対象の幅が狭くなりがちで、「友達としてはOKだが恋愛はNG」という付き合い方はごく当たり前な感覚になる。友情愛情は根本的に異なる感情であると捉える人も少なくなく、そこを混同した好意を抱かれてもありがた迷惑になるのである。


一方男性にとっては、少しでも可能性がある相手にはアタックしておくことが吉となり、女性に対する友情と愛情は地続きになりがちである。そもそも男女で「友情」の価値や意味合いが異なり、愛情を抱ける余地が無い相手とは友達にすらならないという手厳しい意見も散見される。

「人畜無害」も誉め言葉ではなく、むしろ男の名折れと受け取る傾向も強い。

こうした違いが真っ向からぶつかった結果が「ぬいぐるみペニスショック」というわけである。



もっとも、「一方がただの友達だと思っていた関係が、もう一方にとってはそうではなかった」というシチュエーション自体は昔からよく聞かれてきたものであり、最近生まれた現象ではない。あくまでもそれを端的に表した言葉として、「ぬいぐるみペニスショック」がパワーワードすぎたというだけの話である。


また、あくまでも傾向論であり、男女の立場が逆転した「ぬいぐるみヴァギナショック」とでもいうべき事象も当然あり得る。さらにいえば同性から告白されてショックを受けるという事象もあるだろう。ペニスという言葉に引っ張られず、性別や性的指向に関係なく発生しうる問題であることに留意しておきたい。


発生時の対処法

もし想定外の相手から告白された場合、最も大切なのは嫌悪感を覚えたとしても表に出さないで冷静に振る舞うことである。その上で、


  1. 丁重に断る
  2. 一旦告白への回答を保留し、告白してきた人物についてもよく知っている、信頼できる相手に相談した上で、「丁重に断るか、それとも付き合ってみるか」をよく考えてみて、どのような結論に至ったにせよ誠意ある回答をする

相手は純粋に好意を向けてくれているだけであることも多いので、断るにしても不誠実な対応や侮蔑的な対応はしないように。対応を誤ると要らぬ恨みを買い、トラブルの元になりかねない。


逆に曖昧な態度で現状維持を続けようとすることも良くない。あなたがいくらただの友達と思おうとも、相手はそう思っていなかった以上、その関係は既に破綻しているのである。小手先の対応は問題の先送りと現実逃避にしかならず、その間にも相手にとっては恋愛感情に基づいた関係が続くことになる。下手をすると性犯罪のような破滅的な結果を招きかねない。


お互いが意思を持った人間であるという前提に立ち、一度今後の付き合い方についてしっかりと話し合うことを強くおすすめする。


発生の予防法

ぬいぐるみペニスショックが発生する根本的な原因は、脈ナシの相手に告白をしてしまうことである。残念ながら、自分自身は脈アリだと思っていても、相手からはただの友達だと思われていたというケースは少なくない。そのような事態を防ぐ上で重要なのは、真の意味での「コミュ力」だろう。


空気を読むことや駆け引きといったハイコンテクストなやり取りに依存せず、しっかりと相手に本音を言語化して開示できれば、たとえ告白を受け入れてもらえなくても納得の行く関係性に落ち着けるはずである。


関連タグ

セックスフレンド:友達のまま性行為に至るという選択肢も無くはない。それが円満な解決策になるとは限らないが。

草食系男子:「人畜無害」を巡って以前に起きた論争。やはり男女の感覚の違いが争点となった。

負の性欲:本項のような感情をさらに掘り下げ、一般化した言葉。1年ほど遅れて広まった。

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