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両澤千晶

もろさわちあき

日本のアニメ脚本家。女性。アニメ監督・福田己津央氏の夫人でもある。代表作は『機動戦士ガンダムSEED』シリーズなど。1959年-2016年。
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人物

アニメ監督福田己津央氏の夫人でもあり、同業の両沢和幸でもある脚本家。
結婚以前は一般企業のOLをしていたが、結婚後は主婦業の傍らで監督のアシスタントを行うようになる。
当初は脚本の清書・修正作業を行う程度であったが、徐々に脚本へのアドバイザーのような立ち位置へと進出し、監督からの勧めもあって「星方武侠アウトロースター」にて脚本を一話限りではあったが任される。
以後、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」シリーズのOVAにて本格的に脚本家としてでデビューし、その後自身の代表作となる『機動戦士ガンダムSEED』(以下「ガンダムSEED」)シリーズのシリーズ構成を手掛けた。
機動戦士ガンダムSEEDDESTINY」以降は表舞台から降り、2012年のガンダムエース連載の「機動戦士ガンダムSEED Re:」に於いて協力という形で携わった。

作風

キャラの個性付けには強く、多くのキャラクターを個性のカブリなどを出来るだけ回避することに関してなど、素材作成には高いスキルを持つが、一方でアニメファンからは概ね不評。
彼女の作る物語の流れ自体は悪くないのだが、何かと恋愛絡みにしたり、男同士の友情BL寄りである他、台詞に指示代名詞(これ・それ・あれ・どれ、など)を多用しすぎて心理描写が抽象的になりすぎたりする。
しかし、特に不評を買っている部分に「キャラクターへの配慮不足」がある。
特に主人公や思い入れの強いキャラクターを活躍させたいという意図が散見し、ストーリーの細かい部分で設定崩壊を起こしてしまっていることが多い。
また彼女の不評の一環として遅筆が挙げられ、「ガンダムSEED」シリーズではそれが原因で度重なるバンク総集編の多用が問題となり、作画スタッフも怒りを露わにしたことで有名。

2006年にアニメ誌で告知されたガンダムSEEDの劇場版が全く音沙汰なかったのは福田が彼女以外に脚本を認めようとしないこととそもそもの彼女の脚本家としての力量不足が原因ではとも言われている。
また、仕事が進まない、遅筆な理由の一つに重い持病を患っているというのが頻繁に挙げられていた。

急逝

2016年2月19日、ガンダムシリーズの公式サイト『GUNDOM.INFO』から、大動脈解離(※)でこの世を去ったことが明かされた。
享年56。皮肉にもこの訃報により病弱であった事が確定的となった。
また上述の通りの評価故か、この訃報に対してもかなりの意見が入り乱れている。

賛否は多かれども、ガンダムシリーズに新たな風を吹き込むことに一翼を担ったのは確かな功績ではある。

メイン画像は彼女の追悼イラスト。

※大動脈の大血管の三層に隙間が生じ、そこに血流が流れ込む病気。
激痛を伴い、初期段階で心不全を併発させる危険を伴う。

主な作品


関連項目

アニメーター
脚本家
福田己津央 夫婦

外部リンク

両澤千晶 - Wikipedia

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