概要
現世で死んだ猫『クオン』が現世へ帰る為に冥界を探索するゲーム。
9回まで蘇る命と蘇る度に他生物の魂を取り込む能力『アニマリヴァイヴ』が最大の特徴。
Steamで開催されていた『Steam Nextフェス』にて、体験版が限定配信されていた。（2月6日（火）～[」2月13日]]（火））
登場キャラクター
クオン
CV:河村梨恵（業魔形態）
死して冥界に堕ちた黒猫。
現世の飼い主、ツクモの元へ帰るべく「冥界の門」の開け方を求めて冥界を旅する事となる。
性格は猫らしく寡黙でマイペース。
普通の猫としての姿「幼魔形態」では身体能力そのものは生前と大差無いが、9回まで蘇る事の出来る命と、
命を落とすたびに他の動物の魂を取り込んで自分の力とする「アニマリヴァイヴ」という能力を有する。
さらにアニマリヴァイヴを繰り返し5回目となる『伍魂』に達すると、
人間の魂を取り込み人型の妖魔獣人「業魔(ごうま)形態」となる事が出来る。
業魔形態は高い戦闘能力を発揮する事が出来るが、身体が大きくなる分幼魔形態のように戦闘を避ける事は出来なくなり、
またその力に溺れれば、姿のみならず心までも猫ではないバケモノへと変貌してしまう可能性もある。
なおこの姿でも他の妖魔獣人と違い言葉は話さない（猫の鳴き声の他には『んんー……』『むぅ……』といった唸り声は発する）。
さらに、度重なるアニマリヴァイヴで
最後の9回目…『九魂』に達してしまうと、戦闘能力を全て開放し身も心も
完全にバケモノと化した【九魂逢魔(くこんおうま)形態】に変貌し、
あらゆる妖魔も一撃で倒せるようになるなど業魔形態よりも
戦闘に特化したものとなるが、この状態で命を落とすと、
完全に命が尽きてその魂も無に帰してしまう、正に諸刃の剣ともいえる
最凶の能力とも言える恐るべき能力ある。
アニマリヴァイヴで得られる動物スキル
・トラ
トラの鉤爪を正面に振るう。リーチは短い。
・ライオン
ライオンの咆哮で正面に衝撃波を放つ。ゲーム中ではトラからのコンボ技。
・サーベルタイガー
サーベルタイガーの牙で正面の敵を斬り付ける。トラ→ライオンからのコンボ技。
・カラス
背中にカラスの翼を生やし、二段ジャンプする。
機動力が格段に上昇するので、発動すると探索・回避が楽になる。
・コウモリ
背中にコウモリの翼を生やし、空中を飛び回る。
画面内を縦横無尽に移動できるようになるが、ラグがあるので戦闘時の回避には不向き。
・クジャク
クジャクの尾羽を広げ、その美しさで周囲の敵をスタンさせる。
スタン中の敵にはダメージ判定が無くなるため、遠距離攻撃系のスキルが無い時に役立つだろう。
・チーター
チーターに変身し、ダッシュの距離・速度がアップ。
幼魔形態時に発動すれば大抵の攻撃を回避できるようになるだろう。
・ヘラジカ
ヘラジカに変身し、ダッシュが突進攻撃になる。リーチが長く、ボス戦にも便利。
・アナコンダ
アナコンダを召喚して発射する。本作における貴重な飛び道具。
・ヤマアラシ
ヤマアラシのトゲを射出する。威力はそこそこだが、拡散するため命中させやすい。
・チワワ
チワワに変身し、あまりの可愛さで敵の攻撃を無効化。
説明はネタっぽいが、咄嗟の緊急回避には有用。
・ウーパールーパー
ウーパールーパーの再生能力により、ヒスイゲージを消費して体力を回復。
本作には回復手段が乏しく、発動できればラッキー。
・ゾウ
ゾウの鼻で敵が放った妖力弾を受け止め、自身のヒスイゲージに置換。
敵の飛び道具がほぼ怖くなくなるが、実体のある攻撃には無力なのが難点。
・クジラ
巨大なクジラに変身し、前方の敵全てに大ダメージを与える。
ここぞという時の切り札に取っておきたい。
ツクモ
CV:夏吉ゆうこ
クオンの飼い主である人間の少女。幼少の頃にクオンを拾って育てて来た。
内向的で両親や友人とはあまり上手く行っていないらしいが、心の支えであるクオンの前では親バカならぬ猫バカになる。
妖魔獣人
クオンと同じく冥界に堕ち、アニマリヴァイヴで人の力を得た動物たち。
ゲーム前半における各エリアのボス。
ガルベストン
CV:山中真尋
ホホジロザメの妖魔獣人。雄。
ダウナーながら荒々しい口調で喋る。「サメる」「フカい」などの鮫ジョーク（？）を用いる。一人称は「おれ」。
生前は大勢の人間を食い殺した人食い鮫であり、最終的に人間に駆除されて命を落とした。
しかし冥界に堕ちてもなお人肉の味が忘れられず（曰く『ありゃあすっげえ美味かったなァ』）、再び人間を喰らうべく現世への帰還を目指している。
ゲーム中では「濁流樹海」のボスとして登場。
天井や空中を泳ぎ回り、サメ型の炎弾や渦潮状の竜巻で攻撃する。
アリス
CV:若山詩音
ウサギの妖魔獣人。雌。
お嬢様口調が特徴だが、精神的に幼いのか台詞はほぼひらがな表記。一人称は「わたし」。
生前は虐待趣味の人間に飼育されていた飼い兎で、ボロボロの耳やボタンで代用した目など、全身に痛々しい傷が残っている。
だが彼女自身はそれを飼い主なりの愛情表現だと思っており、冥界から現世への帰還も「愛の試練」だと認識している。
ゲーム中では「巨岩平原」のボスとして登場。
飛び跳ねるように動きながら、キックや回転技で攻撃する。
スチュワート
CV:戸谷菊之助
コトドリの妖魔獣人。雄。
ハイテンションで自己顕示欲が強く、狂気的。一人称は「オレ」。
生前から鳴き真似を得意としていたが、妖魔獣人となった事で鳴き真似した物体を実際に具現化させる能力を獲得。
現在はその力にすっかり酔いしれており、現世に帰る事より冥界で暴れ回る事を至上の楽しみとしている。
ムメイ
CV:土屋奈央
ヨロイトカゲの妖魔獣人。雌。
臆病な性格で、かつ冥界で翻弄され続けたために自暴自棄になっている。一人称は「私」。
詳細は不明だが、本人曰く「自分で自分を殺した」らしい。大した戦闘能力は持たないものの、硬く尖った鱗のおかげで何とか生き長らえている。
ひっきりなしに襲ってくる妖魔や過酷な冥界の環境に精神がすり減っており、現世への帰還を考えるどころではなくなってしまっている。
ロック
CV:佐藤元
柴犬の妖魔獣人。雄。
前向きで忠実、鬱陶しいぐらいにフレンドリーな忠犬。一人称は「僕」。
クオンと同様飼い主の元へ帰る事を望んでいるが、何でも一番でなければ済まない性格ゆえに、自分が先に現世へ帰ろうとクオンに半ば一方的な戦いを仕掛けて来る。
四神妖
冥界の禁足地を統べる大妖魔たち。
「神」と付くだけあって、並みの妖魔や亡者を凌駕する力を誇る。
ゲーム後半のボス。
ナヴィエ
CV:塚田悠衣
東の大河を支配する、青龍のような姿の四神妖。
上品な淑女ぶった口調で話すが、相対した者を徹底的に扱き下ろす毒舌家。一人称は「私」。
その身体から分泌する体液は自身の領域の妖魔にとっては恵みとなるが、それ以外の者にとっては毒となる。
自身の卵から生まれた妖魔を溺愛しており、傷付けた者を決して許さない。……が、その割に「愛しい我が子たち」を自身の攻撃に平然と巻き込むなど歪んだ母性の持ち主でもある。
