新番組『天才てれびくんY』の発表と、新てれび戦士発表を放送中のスタジオで、突如マイクや小道具が腐りだす事件が発生する。そこへ立花裕大と名乗る謎の男が現れ、彼は書道教室を開く傍ら『守守団 (もりもりだん)』という組織を結成している事、そして「最近、発生している不可解な事件は､『もじ魔獣』の影響だ」とてれび戦士たちに話す。

もじ魔獣から地球の未来を守るため立花団長にスカウトされるてれび戦士たち。

そして、もじ魔獣と戦うためには日本各地に人知れず生息する “もじもん” を探し、味方にしなければならないことが明かされる。

こうして守守団率いる「天才てれびくんY」改め､「天才てれびくんYOU」がここに発足した。

果たして、てれび戦士たちはもじもんを見つけて仲間にし、もじ魔獣を倒すことができるのだろうか?

……あれ？コレってLet's天才てれびくんの解説文とほとんど同じじゃない?

──というわけでこの番組は前作とほぼ同じフォーマットになっている。

登場人物や設定などは前作と見事に対応していて、前作からてれび戦士の一部引き継ぎも行われている。

登場人物

立花団長（演:立花裕大）

(左上の黄色い服の男性)

27歳。祖父から守守団を受け継ぎ団長となった。当番組の司会者。

小島主任（演:小島梨里杏）

(左側のピンクの服の女性)

26歳。立花団長の幼馴染。天才的な発明家で、もじもんを助けるためのアイテムや、敵と戦うための装備を開発する。当番組の司会者。

ノブ研究員（演:ノブ（千鳥））

岡山・桃太郎大学出身。もじもんの歴史に詳しく、昔の書物を読むのが得意。趣味は「クセの強い人」を観察すること。

大悟研究員（演:大悟（千鳥））

ノブ研究員とは、岡山・桃太郎からの付き合い。もじもんの生態能力に詳しい。寝坊が多いらしい。

茶の間戦士訓練ロボ・マーヴェラス西川（演:西川貴教）

小島主任によって開発されたAI。キレキレの歌とパフォーマンスで「トレーニングライブ」を行い、茶の間戦士を訓練する。

ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルンと共演し、その時は怪人のマーベラスモンスターを出してクックルンをトレーニングした。

立花遊蔵（演:笹野高史）

71歳。立花団長の祖父。孫の裕大に団長の座を引き継ぎ、放浪の旅に出ていた。

立花勇（演:堀部圭亮）

(右奥の赤い服の男性)

立花団長の父。「魔」のもじもん「までぃえす」に取り憑かれていたが、てれび戦士・茶の間戦士の活躍により無事解放された。今は新しい生きがいを求めてあちこち出歩いている。

てれび戦士

（★印は前作『Let's天才てれびくん』から続投している者）

原田明莉★

(後ろ姿の少女)

2017年度。1993年に『天才てれびくん』として放送開始以来初の女子てれび戦士単独最年長を務めた。

小澤竜心★

2017年度～2018年度。2018年度には皆川寧々と向鈴鳥と共に最年長を務めた。

黒川桃花★

2017年度。

皆川寧々★

2017年度～2018年度。2018年度には小澤竜心と向鈴鳥と共に最年長を務めた。

向鈴鳥

2017年度～2018年度。2018年度には小澤竜心と皆川寧々と共に最年長を務めた。

久住健斗

2017年度～2019年度。2019年度には玉城美海と共に最年長を務めた。

玉城美海

2017年度～2019年度。2019年度には久住健斗と共に最年長を務めた。

稲垣芽生★

2017年度。

柿澤仁誠★

2017年度。

辻晴仁★

2017年度～2019年度。

堰沢結衣

2017年度～2019年度。

齋藤泰世

2017年度～2019年度。2017年度では船越夏子と共に最年少。

船越夏子

2017年度～2018年度。2017年度では齋藤泰世と共に最年少。

佐々木ゆら

2018年度～2019年度。

冨士原生

2018年度～2019年度。

芹奈

2018年度～2019年度。てれび戦士としての名義は梅田芹奈。

ギュナイ滝美

2018年度～2019年度。2018年度の最年少。

小田菜乃葉

2019年度。

川岸釈天

2019年度。

岸蒼太

2019年度。

筧礼

2019年度。2019年度の最年少。

調査員

てれび戦士を補佐する立花書道教室の塾生や卒業生。

コカド八段（演:コカドケンタロウ（ロッチ））

佐藤七段（演:佐藤哲夫（パンクブーブー））

黒瀬六段（演:黒瀬純（パンクブーブー））

向井三段（演:向井慧（パンサー））

菅三級（演:菅良太郎（パンサー））

小島四級（演:小島よしお）

田渕六級（演:田渕章裕（インディアンス））

リポーター（演:チャンカワイ、高田紗千子）

ドクター（演:堀部圭亮）

朋橋弘至（演:棚橋弘至）

高橋メアリー（演:高橋メアリージュン）

闇のもじ守

もじもんを歌によってもじ魔獣に変えようとしている敵で、実はドクターに実験として利用されていた。

モジール王子（演:徳永ゆうき）

タコ大王の息子。歌と発明が好き。漢字を操り、もじ化けさせる2019年度版の敵。

オンくん（演:キンタロー。）

モジール王子が8歳の頃に作ったお手伝いロボット。カラオケ機能がある。

カキトリーヌ王女（演:雨宮天）

モジール王子の妹。

用語

もじもん

日本各地に人知れず生息している漢字の精霊。

もじ魔獣

もじもんが「暗黒の歌」と「憎しみの心」によって変身させられた姿。敵として登場するが、元がもとな故に倒すわけにはいかないので、元に戻す方法を調べる必要がある。

2018年度からは闇のもじもんが人間と融合した後に憑依者の心の闇を吸収することでもじ魔獣化したほか、心の中にいくつかの言葉でできた大きな壁がある。

モジルスーツ

モジール王子が引き起こしたもじ化けによってモジゲンレコードに閉じ込められたもじもんがコアに取り込まれる事で完成するロボット。2019年度シーズン1からシーズン3までの期間に3種類作られた。

茶の間戦士

守守団の活動に共鳴し、ともに戦おうと立ち上がった人々。テレビのリモコンを操作し、データ放送を通じて活動を行う。要するに視聴者のこと。

モジゲン空間

もじもんの故郷。もじもんを仲間にするためにはここに入って試練を受けなければならない。

ニュース深追い

チャンと高田がリポーターを務めるテレビ番組。前作と同一のもの。

データ放送事件

初回生放送事件

2017年4月6日の初回生放送（にくそんを仲間にする回）にて、データ放送に膨大なバグが発生し、茶の間戦士が活躍出来なくなる放送事故が発生。さらには中継先とも回線不備に陥って連動が全く出来なくなってしまい、これには立花団長やてれび戦士達も大混乱。生放送の（要は茶の間戦士達がモジゲン空間にいられる時間）制限時間だけがひたすらに刻々と迫っていき、もうダメかと皆が思った矢先、18時40分（午後6時40分=残り12分）に無事バグが修正され、少ない時間の中で茶の間戦士の大活躍により無事にくそんが仲間になった。

この事故のお陰で茶の間戦士達とてれび戦士達の絆がいっそう深まったともいえる。

2019年2月19日放送

2019年2月19日放送分では、データ放送のコーナーと実際にデータ放送の内部処理が行われている時間が大幅にずれるという事件が発生した。原因は普段の進行が「ストーリー→ミッション→データ放送コーナー→ストーリーの続き」なのに対し、この日はミッションの前にデータ放送コーナーが開始する流れであったため。

そのためクイズコーナーで解答することができず、全然関係ないところでリモコンの決定ボタンを押すよう指示されたり不正解のブザーが鳴ったりするなどした。ただしコーナーが終わったかなり後で入力を受け付けていたため、選択肢を覚えていれば正解することはできた。

以前のトラブルは生放送だったが今回は事前に収録されたもの。収録放送でのこのような事件は他の番組でも滅多にない。