ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

時をかける少女

ときをかけるしょうじょ

「時をかける少女」は、筒井康隆が1965年に執筆したSFジュブナイル小説。タイムリープを題材とした青春ラブストーリーで、幾度となく映像化されたことでも知られる。
目次 [非表示]

概要

筒井康隆による小説『時をかける少女』は1964年から1966年まで「中学三年コース」及び「高一コース」に連載される形で発表された。その後、1972年の鶴書房盛光社からの出版を皮切りに、現在までに様々な出版社より刊行され、版を重ね続けるロングセラーとなっている。

1970年代からこの小説を原作とする映画ドラマアニメなどの映像化作品が量産され、結果として筒井の代表作と位置づけられることとなった。

その中でも特に有名なのが、大林宣彦監督・原田知世主演で、松任谷由実が作詞作曲し原田が歌った同名主題歌もヒットした1983年の実写映画版と、細田守監督による2006年のアニメ映画版の二作。


Pixivでは2006年に上映されたアニメ映画版(監督:細田守)に関する作品が殆どを占めている。


映像作品

 初の映像化であるとともに、NHKにVTRが保存されていないために伝説化したシリーズ。後に最終回のみ映像が発見され話題となった。

『続 タイムトラベラー』は石山透が脚本を務めたオリジナルの続編であり、同脚本家によって「続・時をかける少女」としてノベライズ化もされている。

 女優・原田知世の初主演作であるとともに初の映画化でもある。大林監督独自の叙情的な映像表現などから単なるアイドル映画の枠組みを超えた人気と評価を得ている。松任谷由実が作詞・作曲した主題歌もヒットした。

 貞本義行キャラクターデザインを手がけた、初のアニメ映画化。ネット上での評判から上映規模が拡大したことから話題となった。主題歌は奥華子の「ガーネット」。

  • 2010年 『時をかける少女』(監督:谷口正晃)

 2006年版でヒロインに声を当てた仲里依紗がこの作品の主人公で、芳山和子の娘である芳山あかりを演じた。なお、本作には中尾明慶が溝呂木涼太役で出演しており、本作をきっかけに仲と中尾は親交を深め、2013年3月に結婚を発表した。

  • 2016年 『時をかける少女』

 原作刊行から約50年となる年に、NHK少年ドラマシリーズ以来44年ぶりとなる連続テレビドラマ化。リオデジャネイロオリンピック24時間TVの兼ね合いから7月より全5話で日本テレビ系列にて放送。主演は黒島結菜。主題歌はAKB48、EDはNEWSが担当。


いずれの作品も、単純に原作を映像化したものではなく、制作者の原作理解や感性、演出手法、制作時期の社会状況などを反映した独自の奥行きをもった仕上がりとなっており、根強い観客の支持を得るに至った。

特に2006年版と2010年版は、主人公さえ交替した次世代の物語となっており、「続 タイムトラベラー」を含めて原作後を描いたIfストーリーも多数制作されている。


余談

2016年版の『時をかける少女』テレビドラマ化が発表された時に、2006年のアニメ映画版が原作だと勘違いする若年層が続出しており、更には1983年版の実写映画が原作だと主張する人も現れている。50年も続く長寿作品がゆえに、二重・三重の世代間ギャップが生まれているのではないかと、以下のニュースサイトで指摘されている。


物語

作品によって登場人物が異なるが、おおよその流れは以下の通り。

主人公のヒロインは同級生の男子高生二人と仲が良かったが、ある日の理科室で彼女は不思議な出来事に遭い、それ以来過去に戻る能力を得てしまう。実は、その能力の原因は同級生男子の一人によるもので、彼はある目的でこの時代にやってきた未来人だった。彼から真実を打ち明けられたが、同時に彼女への想いも告白されてしまい、彼女は戸惑ってしまう。そして、彼が未来に帰る時が近づいてしまう。


登場人物

原作

芳山和子:主人公でヒロイン。2006年版で真琴の叔母(CV.原沙知絵)として登場する。

深町一夫

浅倉吾朗

アニメ版

紺野真琴真琴(CV.仲里依紗):主人公でヒロイン。

間宮千昭千昭(CV.石田卓也

津田功介功介(CV.板倉光隆



幻のアドベンチャーゲーム版

1998年にバンダイからPS1でアドベンチャーゲームが発売される予定だったが、諸般の事情でお蔵入りとなる。

判っていたのは芳山和子の制服がセーラー服だったのと、登場人物の一人を草尾毅氏が担当する予定だった事である。



関連イラスト

↓Pixivでもっとも投稿の多い2006年版を題にとった作品の例

ときかけ何度も


↓2006年版以外の”時かけ”を題にとった作品の例

時をかける少女


関連タグ

筒井康隆 細田守 奥華子 小説 映画 アニメ映画 SF 恋愛 青春  ループもの タイムリープ 忘れられない夏


時かけ100users入り 時かけ500users入り 時かけ1000users入り 時かけ5000users入り


サマーウォーズ おおかみこどもの雨と雪 バケモノの子

ぼくらのウォーゲーム


佐倉未来 - おジャ魔女どれみシリーズの登場人物。主には1983年版および2006年版における芳山和子に対する中の人繋がり(一種のオマージュキャラクター)。詳細は項目参照。


時をかける人々 - 2006年版のポスターをパロディーした作品につけられる。

家族をかける少女 - 2006年版の監督作品『サマーウォーズ』に登場する篠原夏希のこと。

デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~ - 主に海外では、このタイトルは2006年版へのオマージュだと考える人々が少なくない。


夏色の砂時計 - 2002年にプリンセスソフトメーカー・PS2で発売されたアドベンチャーゲーム。恋人となる少女の悲劇を知った主人公の少年が少女を救おうと奮闘する。

正に時をかける少年で、デイドロップ現象で時間が巻き戻されたり飛んだりする為、一筋縄では行かないアドベンチャーゲームだった。

因みに企画当初はPCアダルトゲームの鬱ゲーになる予定だった。

関連記事

親記事

筒井康隆 つついやすたか

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 12779559

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました