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景王

けいおう

 小野不由美氏・著の小説『十二国記』に登場する慶東国国王景のこと。 またはその人物をさす。

慶東国は王が玉座にあることが常に短いことから治政が定まらず、官吏が王に代わって朝政を運営することが特徴となっていることから、実権を握った官吏が力をもつのも必然であった。

そのなかにあって、三百年にわたる達王の治政は例外的に安定し、後に陽子の師として「大師」に迎えられた遠甫も、達王にも「大師」として宮廷に迎えられていた。


先の景王は舒覚。商家の娘で、心優しく平凡な暮らしを望んだ家庭的な女性であった。

景麒が最初に選んだ王。当初は王であることを拒み、厳格な景麒とも上手くいかなかった。その後(泰麒との交流を経て優しさを知った景麒との仲が良化した)景麒のために政を行うようになり、彼を恋慕うことになったことで国中の女性を追い出す命などを下して国を傾けた。

景麒が失道すると禅譲し退位、6年の治世を終える。諡は「予王」。

陽子が即位するまでの間、舒覚の妹の舒栄が偽王となる。


現在の王は中陽子こと中嶋陽子。女王が長続きしない慶国の傾向に加え、舒覚の前に二代続けて無能な女王が玉座に就いたことから、達王の善政を知る官吏や民衆から「また女王か‥」と肩を落とされ、達王の治政を懐かしむ「懐達」とささやかれた。

陽子もまた国政をほしいままにする冢宰・靖共をはじめとする官吏達を抑えることに苦しみながらも、飛仙・遠甫の元で学び、王としての素養を身につけていく。

内乱を経て靖共が不正を働いていたことが明るみになり失脚、新たな冢宰に浩瀚を据え、桓魋ら信頼できる者たちを朝廷に召し抱え、慶国は落ち着きを取り戻し始める。


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十二国記  慶東国 慶国  予王 中嶋陽子 陽子

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