概要
元来は、営団地下鉄東西線の延長区間として建設されたのだが、京成電鉄が反発した為、第三セクターとして開設されたものである。
西船橋駅~勝田台駅は京成と競合するので京成が反発するのは紛れもなく営団のキロ数当たりの運賃の安さなのだろう。(京成は初乗り運賃を除いて大手私鉄としては全体的に高く、逆に東京メトロは遠いほど安くなり、現在の運賃では理論上勝田台⇔西船橋が240円となる。)
北にある北総線と同様に運賃が高い事で有名だが、北総の場合は京成経由で都営浅草線に出るのに対して、こちらは東京メトロ東西線に直接繋がっている為、東京都心部(大手町、新宿駅)へ向かう時はこちらの方が安い(行き易い)。
1999年~は線内も快速運転する東葉快速(朝上り、夕方下り二本ずつ)が運行されたが、2009年に上りが、残った下り四本も2014年に廃止され、現在は全ての列車が線内各駅に停車する。
東葉快速の停車駅は、西船橋、北習志野、八千代緑が丘、東葉勝田台。
八千代緑が丘駅は車両基地と本社の最寄駅で、入出庫の為の回送や、送り込みの始発列車(朝一番の上り以外は全て下りで、かつては上りも相当数設定されていた)も運行される。
東葉快速運行時は緩急接続もしていた。
又、CMとドラマ撮影にも何度か使われている。
なお東西線を介してJR東日本中央緩行線と直通する列車もラッシュ時に存在するが、それらは全て東京メトロの車両で運用される。これは東葉車はJRの、JR車は東葉の保安装置を搭載していない為である。
駅一覧
駅番号 | 駅 | よみがな | 乗り換え路線 |
---|---|---|---|
TR01 | 西船橋 | にしふなばし | |
TR02 | 東海神 | ひがしかいじん | |
TR03 | 飯山満 | はさま | |
TR04 | 北習志野 | きたならしの | 新京成線 |
TR05 | 船橋日大前 | ふなばしにちだいまえ | |
TR06 | 八千代緑が丘 | やちよみどりがおか | |
TR07 | 八千代中央 | やちよちゅうおう | |
TR08 | 村上 | むらかみ | |
TR09 | 東葉勝田台駅 | とうようかつただい | 京成本線 |
運賃
前述の通り、東葉高速鉄道は高いことで有名であり、勝田台駅&村上駅~西船橋駅間を利用すると切符運賃が640円も取られてしまう。
因みに勝田台駅~西船橋駅間の京成の切符運賃だと330円で行かれるからおよそ2倍の運賃を取られる事で有名になっている。
但し、こちらは東西線と直通しているから東京駅(大手町駅)間の移動はこちらの方が便利となっている。
運賃表
運賃区間 | IC乗車券 | 切符 |
---|---|---|
初乗り~3km | 210円 | 210円 |
4~5km | 293円 | 300円 |
6~7km | 367円 | 370円 |
8~9km | 440円 | 440円 |
10~11km | 513円 | 520円 |
12~14km | 576円 | 580円 |
15~17km | 639円 | 640円 |