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槇島摩耶子

まきしままやこ

ぼくらのを原作とした小説「ぼくらの~alternative~」の登場人物。小説オリジナルの人物で原作・アニメには登場しない。
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概要

自然学校に参加した14人の少年少女をジアースを使ったゲームへと案内した黒いワンピースを着た謎の少女。

通称「マーヤ」


空間を自在に行き来するなど、「魔法少女」とも言うべき能力を持ち、子供たちの戦闘のアドバイザーとなる。ジアースでは一ノ瀬マリアの隣に座ったため空席となったカナの椅子に座っている。


常に他者を見下し、心を見透かしているような態度を取る。また、目の前の大惨劇にも一切動じない、場違いなくらいの冷静さの持ち主でもある。それゆえにマリアからは「性悪ゴスロリ女」と呼ばれている。

一方で、ゲームのルールやその存在を全面的に肯定してはいないような一面も見せ、その際はわずかに感情のゆらぎが垣間見える。

子供たちの戦いは全面的にサポートしているが、一方で畑飼守弘門司邦彦、アメリカのジョージ・ケンネル大統領に独自に接触し、日本がジアースを利用する「虚偽の陰謀」を示唆して日本を窮地に追い込み核戦争を勃発させるなど、行動原理には謎と矛盾が多い。

槇島摩耶子という名前は偽名で、本名は軟禁状態の田中美純だけに「墓石に刻む名前の為」と称して教えている。


正体

その正体は、並行世界で誕生した田中美純の娘で本名は田中未来、通称「ミク」宇白順の並行世界の妹に当たる。

自分の地球にジアースがやってきた際に母親を戦闘途中で亡くし、そのことを軽んじる発言をした異父兄であるウシロを殺した過去を持つ。

これまで数百もの世界をまたにかけ、ゲームのサポーターを担ってきていた。そのためゲームの知識は誰よりもある。実際の彼女の肉体は保存され年をとっていなかったらしい。

その真の目的はこの「ゲーム」を司っている神、ゲームマスターとでも呼ぶべき存在に挑戦することで、神が「人間」という種族に興味があるのではないかと考察し、核戦争を起こすために暗躍したりなどして、「地球の人間を全て殺した上でゲームに勝たせる」ということを繰り返し、神に自分という存在がいる事を認めさせ、その神と戦うことを目的とした。しかし、その一方で「その地球での母・田中がジアースと契約せず、最後まで存命した地球」だけは滅ぼさずに残していた。

しかし作中世界のモジとコエムシに騙され、ジアースのパイロットとして戦うことになってしまう。

母を守るために戦うことを決意するが、相当な年月を生き続けた事で魂が老化しており、パイロットの魂の若さに力が比例するジアースが思うように動かずに苦戦を強いられてしまうが、母の犠牲によって辛くも勝利を収める。死の直前にウシロに田中の遺言を伝え、自身がこれまで犯した愚行の数々を悔やみつつ絶命した。


関連項目

ぼくらの~alternative~ 哀しき悪役

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