路線データ
路線名 | 烏山線 |
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ラインカラー | 緑 |
路線区間 |
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路線距離 | 20.4km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 |
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電化区間 | 烏山駅構内(直流1,500V)※ |
非電化区間 | 烏山駅構内以外 |
最高速度 | 65km/h |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 |
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保安装置 | ATS-P |
運転指令所 | 宇都宮CTCセンター |
第一種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
※充電用設備
概要
宝積寺駅(栃木県塩谷郡高根沢町)と烏山駅(那須烏山市)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線で、地方交通線。全長は20.4kmで栃木県内のみで完結する短い路線である。
大半の列車が東北本線(宇都宮線)宇都宮駅まで直通する為、運行系統上の区間は宇都宮駅〜烏山駅間である。
沿線に「宝積寺(ほうしゃくじ)」「大金(おおがね)」という縁起の良いとされる名前の駅があり、駅が8駅であることから、七福神をキャラクターとして、宝積寺を除く各駅に各尊を割り当てて各駅の看板などを整備している。
後述するが、2014年(平成26年)3月15日ダイヤ改正から関東地方では唯一蓄電池駆動電車であるEV-E301系(ACCUM)が導入・運行されている。蓄電池駆動電車対策のため、烏山駅構内のみ直流電化されている。
なおSuicaなどの交通系ICカードでの乗車はできないので注意が必要。(宇都宮線との重複区間である宇都宮駅~宝積寺駅間を除く)
沿革
- 1923年(大正12年)4月15日:開業。
- 1979年(昭和54年)6月1日:貨物営業廃止。
- 1979年7月1日:宝積寺駅〜仁井田駅間の貨物営業再開。
- 1984年(昭和59年)3月14日:貨物営業廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、JR東日本が第一種鉄道事業者として継承。
- 1990年(平成2年)3月10日:烏山線内のワンマン運転開始。
- 1995年(平成7年)12月1日:宇都宮線内でワンマン運転開始。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災による影響で運休。
- 2011年3月16日:全線運転再開。
- 2014年3月15日:EV-E301系運用開始及び烏山駅構内直流電化。
- 2017年(平成29年)3月4日:使用車両をEV-E301系に統一。
運行形態
定期列車は全列車が全線通しで運行される。
ワンマン運転の普通列車のみの運行で、概ね1〜2時間に1本程度設定されている。
夕方の3往復のみ線内運用で、その他は全て宇都宮駅発着。
駅一覧
駅名 | 乗換路線 | 七福神 | 備考 |
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宇都宮 | |||
岡本 | |||
↑直流電化/↓非電化 | |||
宝積寺 | JR宇都宮線黒磯方面 | 七福神 | 当駅発着あり |
下野花岡 | 寿老人 | ||
仁井田 | 布袋尊 | ||
鴻野山 | 福禄寿 | ||
大金 | 大黒天 | 上下列車交換可能 | |
小塙 | 恵比寿神 | ||
滝 | 弁財天 | ||
烏山 | 毘沙門天 | 構内直流電化 |
使用車両
現在の使用車両
- EV-E301系(ACCUM)
小山車両センター所属の蓄電池駆動電車。2017年3月4日以降は全定期列車で使用されている。
過去の使用車両
- キハ40系1000番台
宇都宮運転所(現・宇都宮運輸区)所属の気動車で、かつての烏山線の主力車両。
2017年3月3日をもって烏山線から引退。一部車両は錦川鉄道に烏山線カラーのまま譲渡された。
小山車両センター所属の蓄電池駆動電車開発用試験車両。
烏山線でも試験を行い、EV-E301系の開発に活かされた。
関連項目
EV-E801系(男鹿線)・BEC819系(筑豊本線):交流方式の蓄電池電車。
銀河鉄道999号:1979年に企画されたミステリートレインとして当線に入線した。