私の戦闘力は530000です
ですがもちろんフルパワーであなたと戦う気はありませんからご心配なく…
概要
漫画『ドラゴンボール』のフリーザ(第一形態)が、自身の戦闘力をナメック星人の戦士・ネイルに告げた台詞。
アニメでは「私の戦闘力『数』は530000です」となっている。
ちなみにこのネイルの戦闘力は42000で、判明している中ではナメック星人中最高。その10倍を凌ぐ圧倒的数値で、なおかつ直前の回では戦闘力12万を誇るフリーザ軍大幹部・ギニューが自身をも凌ぐ戦闘力18万を叩き出した孫悟空に恐れ慄くというやり取りがなされており、その悟空の3倍近い数値をしれっと告げるフリーザの帝王たる余裕に多くの読者は「こんなんどうやって倒すんだよ…」という絶望感を与えられた。
作中では、明確に数字が出たこれ以上の戦闘力は登場していない(明確でなければ第二形態時の「戦闘力にしたら100万以上は確実か」という自己申告の言葉は一応存在はしている)。
フリーザを打ち破った超サイヤ人の孫悟空や変身後のフリーザ自身などからも分かる通り、53万以上の戦闘力は存在はしているのだが、フリーザを脅かすレベルの戦士に対してはスカウターが計測し切れずに故障・爆発しており、これ以上の数値の計測に成功したスカウターがないのだ。
より高い戦闘力が測れる新型のスカウターが登場することもなく、その後は戦闘力を測るという概念自体がフェードアウトして行った。
なお公式設定ではフルパワーフリーザ(悟空との戦いで最終的に変貌したムッキムキの姿)が1億2千万とされている。超サイヤ人になった悟空はこれを上回る1億5千万とされており、そこから先のセルや魔人ブウはそもそも設定自体がない。
あったとしても、上記のフリーザを「あの程度一撃で倒せる」とまで豪語した界王神が驚き役ポジションに納まっているほどなので、魔人ブウ編のころのメインキャラクター達の戦闘力はいずれも億単位であるのは間違いないだろう。
フリーザ本人はかなり後、映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』にてゴールデンフリーザとして再登場を果たす。ブウどころかさらにその先の先にまで到達した彼には戦闘力の設定があるとかないとか…?
この台詞が与えたインパクトは大きく、ドラゴンボールファンのみならず様々な層に浸透しており、このセリフをパロディ化した台詞がよくみられる。
主に格の違いを思い知らせてやる場合によく使われる。
中には「戦闘力(得票数)53万」を目標に掲げ、達成と当選を成し遂げた参議院議員もいる。
2016年、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのCMにて、フリーザ本人がこの記録を更新。一気に1万倍化した53億を宣告した。
フリーザ編よりもかなり後、魔人ブウ編にて「キリ」という単位が新たに登場した。
この時点での超サイヤ人悟空を「3000キリ」と計測する事ができているが、この計測を用いていたバビディ一味はブウ復活のためのエネルギー保持者の探索に用いていたことから、戦闘力というよりは単純にエネルギー量の数値の可能性もある。
と、ここまで53万は圧倒的強さの象徴の数字として知られているものの、冷静になって考えると、宇宙船での修行を終えた際に悟空は界王拳を10倍まで耐えられると言っており、ただの界王拳で18万なら10倍界王拳なら90万になるから楽勝?という事に気づけてしまう。
同様に53万の前の話で戦闘力が判明したギニューの12万もパッと見は圧倒的数字に思えるのだが、冷静に考えると地球に来た時のベジータは1万8千であった事がナメック星編序盤で判明しており、大猿は戦闘力が10倍になるという発言からあの時の大猿ベジータより弱いの?(実際はパワーボールで変身前の戦闘力は1万8千よりかなり落ちてはいたが)等、計算をしながら読んでしまうと絶望のライブ感がかなり薄れてしまう事実もあった。
尚、この後の変身で100万以上になられたので悟空が現状では対処しきれない数字である上に悟空が瀕死からの復活でどれほど伸びるか等、計算で測る事の出来ない未知の領域に突入していく。
