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概要

浅倉高校1年。活樹の最初のライバル。ボクシング部。香月の家の近所にあるコンビニ店(11/1000 千分のイレブン)の息子。ボクシング部では自分よりも階級が上の先輩を倒す程の実力者で顧問からインターハイ優勝を期待されていたが、それアマチュアレベルでの話の様である。本人のモチベーションと指導者次第では活樹なら半年も掛からずに追い抜かせる相手だったと推測される。岬新一が登場した際、彼への対抗心から野球部で練習を行って時速140kmの投球が出来る様になっている(プロを目指せるレベル)。


昔はいじめられっ子で、いつも香月に助けられていた。香月より強くなるためにボクシングを始めた。香月には「香月より強くなったらボクシングをやめる」約束をしていたが、香月が無意識に探しているボクシングを辞める理由を作るという目的に変わった。しかし香月の練習相手だった活樹が香月を試合不能に追い込んだことで、香月戦は実現しなかった。

天性のセンスと日に日に上達する活樹に香月の恋敵として対戦を決意し、活樹の間違った体重であるバンタム級に合わせ体重調整を行っていた。しかしその後、正しくは活樹はフェザー級だったことを知らされる。


光葉高校との練習試合で活樹と対決するのだが、香月との1日デートを条件にハンディキャップとして左フックを封印すると香月に約束していた。それを知っていた活樹はフェアにわざと左フックを誘ったものの、紀本は左フックを使わずに活樹に負ける。約束のデートの際に、実はハンデを守ったのは、絶対に活樹に勝てるという自信が無かったからと述べていたが、香月から「あの試合は負けてはいけなかった」「2度と里山には勝てない」と言われてしまう。

岬新一の好敵手を自認して対戦するも敗れる。ボクシングによる自身の視力低下(日常生活を送っている分には支障ないという事から、網膜剥離の可能性も)とプロボクサーとのスパーリング等で薄々と感じていた自身の才能の限界(彼曰く「自分はボクシングに選ばれていない」)を悟り、活樹に打倒岬の夢を活樹に託し、香月の活樹を育てる夢に協力する為に引退し活樹の参謀役を買って出る。


しかし、登場人物が充実してきたことなど物語が進むにつれ本編への登場機会が無くなってしまった。


備考

最初から最後まで本作を読んだ人にしか理解出来ないだろうが、考えてみると不遇な人物である。幼馴染の気を引く又は相応しい男になる為にボクシングを始めても彼女に夢を見させるだけの才能が無い上に当の相手は自分と比べ物にならない才能を持った相手にボクシングに関係無い形で惚れている。終始、想い人である香月に対する言動が滑っている。仕舞いには岬新一の登場で出番が無くなる。


関連タグ

KATSU! 里山活樹 水谷香月 引き立て役 かませ犬 努力家


ヴィンセント・ヴァレンタイン…彼みたいにならない様に紀本には新しい恋を見付けて幸せになって欲しい物である。

マホメド・アライJr....作中での扱われ方が似ている。

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