概要は黙っとれ――
日本テレビ系列で放送されている『ザ!鉄腕!DASH!!』のワンコーナー「DASH島」。
2016年9月18日放送分で、TOKIOのリーダーこと城島茂が、なにかを悟ったような表情をアップにした構図と共に出たテロップが､
素人は黙っとれ――
その汎用性の高さから、Twitterのネタ画像として一気に拡散した｡
ただしこの言葉はリーダーが発言した訳ではなくスタッフが入れたテロップなので注意すること。
使い方によっては荒れたり、誤解を招くこともあるセリフなのでご利用は計画的に。
実際の様子は黙っとれ――
ナレーション
それはDASH島での出来事。
最近記憶が曖昧なリーダー城島…しかし褪せないものもある。
ギター?クワ?それとも…お茶か?
いやいや…お茶の間にひんやりとした空気を漂わす駄洒落か。
いずれにせよ玄人の世界、我々素人には到底到達できないのだろうか。
だが、挑戦者は……いた。
経緯
元々リーダーは島に自生する植物の葉や樹皮、キノコなどでお茶を作っていたが、メンバーには「クセが強い」と不評であった。
そんな中唯一ビワの葉で作ったお茶は「口に優しい」と好評だったが、逆に「良薬口に苦し」を信じるリーダーは不満で、「DASH村」の経験を活かして紅茶も作ることに。
葉の乾燥作業中、漂ってきた匂いに山口達也と松岡昌宏が「いま紅茶の香りが来たね」
「スイーツの（ような）匂いがする」などの感想を言う中、例の表情をしていたリーダーの姿がアップで写された(茶葉の香りを味わっていたのかどうかは不明)。
ちなみに肝心の紅茶の出来だが、香りのいい白湯というオチになってしまい、リーダーは「一番アカんパターンやな」とお茶を濁した。
- 失敗の原因
正確な所は不明だが、この時紅茶ができなかった理由として考えられるのは、紅茶を淹れるのに使用した金属製の鍋が原因だと思われる。紅茶の成分は金属と反応すると味がなくなるため、本来は陶器やガラスの容器で淹れるのが望ましいのだが、すでに住民がいなくなって80年近く経った無人島にそんなシャレた物が残ってる訳もなく、使った鍋を始めほとんど島に残っていたか漂着したものを使用している。身も蓋もないい方をすればゴミで何とかしている本企画では、紅茶ならぬ無茶だったと言える。
そもそも「金属鍋で紅茶を淹れると味がなくなる」なんて知識以前に、「無人島で紅茶を飲む」なんて発想自体が、通常ならまず辿り着かない発想だが。
後日談は黙っとれ――
2017年11月12日放送分では、島沿岸の海底に生えたモズクらしき海藻（その後の調べで市販されるものとは異なるが、食べても問題ない近縁種のフトモズクと判明）を発見した城島が山口と松岡に声をかけ、採取の協力を持ち掛けるが、呼ばれた2人は海藻そっちのけで付近に漂っていた謎の卵（実際はホヤの仲間サルパ）に興味津々で盛り上がり（松岡に至っては「あ！卵だ!!」「卵でしょホラ」「これ卵だよ!!」「これ卵だ!!」「エッグエッグ」「何これ？ 何の卵？」といつものように連呼）、その様子を呆れたように見る城島の横に「人の話を聞け――」とテロップが表示された。
状況や城島の様子から判断するに、（少なくともこちらよりは）ある程度正確に彼の心境を表していると思われる。
また2019年3月24日放送分では、建設中の反射炉にスズメバチが巣を作っており、その排除中にも松岡が騒ぎ続けていたため、上記とは打って変わって真剣な表情の城島の横に再度「素人は黙っとれ――」のテロップが表示された。
ちなみにこれ以前にも舟屋の方に巣を作られたこともあったが、こちらでも騒ぎ続けていた松岡はどう駆除するか計画を考える城島に対し「（ハチ駆除）業者の方？」と尋ねていた。
オマケは黙っとれ――
本家から4年ほど経った2020年10月10日、八景島シーパラダイスのアニメ/ゲーム部アカウントが投稿したあるツイートと、そこに添付された画像が話題になった。
『宇宙ねこみたいに使ってもらおうと思って作ったら、素人に黙ってもらいたい感じになった。』とコメントされた宇宙をバックに目を閉じてウットリしたような表情のアザラシに対し、リプ覧では左側の余白に本家同様のテロップを始め各々好き勝手に文字を入れる大喜利状態で盛り上がり、中にはご本家と組み合わせた恐れ知らずも。
pixivでの用法は黙っとれ――
pixivでは主に、例の場面の模写やその構図と表情をキャラクターにとらせたパロディイラストに付けられる。
関連タグも黙っとれ――
まな板にしようぜ:同じ「DASH島」で松岡昌宏が放った名言、というか優しさ｡
