轟雷旋風神

ごうらいせんぷうじん

轟雷旋風神とは、特撮テレビドラマ『忍風戦隊ハリケンジャー』に登場する巨大ロボの一つ。

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目次 [非表示]

1 スペック

2 概要

3 スペシャル合体

3.1 轟雷旋風神ソード&シールド

3.2 天空轟雷旋風神

4 備考

5 関連タグ

風雷丸「轟雷旋風神・推参!!」

スペック

全長	73m
重量	3,970t
出力	1,500万馬力

概要

物語中盤より登場するカラクリ巨人の一体。旋風神と轟雷神の、流派の異なる2体のカラクリ巨人が風雷丸の導きの元、「流派超越・風雷合体」することで完成したもので、所謂スーパー合体に類する巨大ロボでもある。

合体に際しては旋風神を中核とし、そこに分離変形した轟雷神が両手足として合体、さらに風雷丸が頭部と両拳を構成する形となっており、記事冒頭に示した通りの三日月を模した前立て、ハリケンレオンの頭部がそのまま配された胸部などが大きな特徴である。

合体により、その腕力は実に合体前の10倍にまで上昇し、大きな山をも真っ二つにすることさえ可能となっている。また両足に合体したゴウライビートルの履帯を利用し、地上を滑走するように移動することもできる。

合体によるパーツ移動の都合上、カラクリボールを出現させることはできなくなっているものの、後に登場したリボルバーマンモスを介して、カラクリウエポンを使用することは可能となっており、実際に作中でもソードスラッシャーとゴートハンマーを使用したことがある。

必殺技は、旋風神の装備であるテイルロッドで胸部のタテガミを回転させ、ハリケンレオンの口と左肩のホーンキャノン、それに右肩のガトリングビーム砲からビームを一斉発射する「必殺奥義・ローリングサンダーハリケーン」。その威力はわずか5秒間の連射で、500m以内にある物を全て蒸発させるほどである。

このローリングサンダーハリケーンで活用される武装のうち、ガトリングビーム砲はハリケンドルフィンの本体によって構成されているが、砲口を露出させる都合上合体時には頭部が分離しており、そちらに備わっていたコックピットも本体へと移動するようになっている。

なお、この必殺技名は媒体によって「サンダーハリケーン」と記載されていた事もあった(後述)。

この時点で本機のコンセプトに適ったネーミングとなっているが、「ローリング」の名詞が追加された事により、ゴウライジャーの要素(※1)がより強調されたネーミングになったと言える。

(※1)英語で「Rolling Thunder」は雷鳴が轟く様を意味する単語であり、「rolling」単体にも「回転する」という意味があり、測らずもハリケンレオンの回転ギミックも補完された事になる。

天空神がサタラクラとの戦いで離脱してからはリボルバーマンモスと共に本機が地球忍者側の最大戦力となっていたが、サンダールとの戦いではローリングサンダーハリケーンやリボルバー轟雷旋風神の突進をあっさり防がれるなど最終盤では活躍の機会に恵まれなかった。

スペシャル合体

いずれもOV『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』にて披露された、イレギュラーな合体形態である。詳細は各個別記事を参照。

轟雷旋風神ソード&シールド

ガオライオンの発案により、両腕をガオシャークとガオタイガーに換装、さらにガオエレファントを武装させた形態。

天空轟雷旋風神

右腕を天空神へと換装した形態。合体の際にはハリケンジャーたち6人に加え、ガオレンジャー6人も搭乗した。

備考

戦隊ロボの玩具としては初となる、「DX超合金」同士によるスーパー合体ロボ（※）でもあり、その都合上合体状態での重量は歴代の戦隊ロボでもトップクラスに入る。また、ギンガイオー（『星獣戦隊ギンガマン』）より続いていた、所謂「ブラックバージョン」の発売も踏襲されており、轟雷旋風神のブラックバージョンは「DXブラックフォーメーション」（『未来戦隊タイムレンジャー』）以来となるセット品として発売された。

DX超合金以外にも、ジャンボヒーロー（全長530mmのソフビ）としても商品化がなされている轟雷旋風神であるが、そちらのパッケージには必殺技として「サンダーハリケーン」「風雷アタック」「風雷パンチ」との記載がなされている。

（※　初のスーパー合体ロボであるスーパーライブロボも含め、従来は1号ロボのみがDX超合金、もしくは両方のロボとも超合金ではないパターンのいずれかとされており、また1号・2号共にDX超合金として発売されたケースがこれ以降存在しないため、2023年現在では轟雷旋風神が唯一のケースとなっている）