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騎士と魔法使い・君はどちらを選ぶか?

きしとまほうつかいきみはどちらをえらぶか

「騎士と魔法使い・君はどちらを選ぶか?」とは、Parachute Pressより出版されたゲームブックのシリーズである。日本では近代映画社より、8巻までが邦訳・出版された。
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概要

騎士と魔法使い 君はどちらを選ぶか?(原題:Wizards, Warriors and You)とは Parachute Pressより出版された、ゲームブックのシリーズである。1984年から86年まで、18巻が刊行された。

 日本では、8巻までが近代映画社から邦訳・発刊された。その際、海外における洋書のペーパーバックと同じ装丁・判型で発行されている。


内容

通常のゲームブック同様に、主人公が読者となり、ストーリーを進めていく事には変わりない。

しかし本作の最大の特徴は、主人公が二人存在し、最初にそのどちらかを選んだうえでプレイを開始する、という点である。

武器を用い戦う騎士、および呪文を操る魔法使い。このどちらかを選ぶのだが、どちらを選んだかによって内容や展開、置かれた環境や状況も異なってくるので、一度で二度楽しめる。

また、本シリーズは、一つのパラグラフにて記された文章が多く、ゲームよりもブック……小説の内容の方に重きを置いている。戦闘における判定と結果は、ダイスではなく、コイントスなどで出来るだけ簡潔に処理されており、主人公キャラが決めるべきパラグラフ(技術や体力の数値や、運の数値など)すら存在しない。

そのため、本作は「ゲーム」というよりも「選択肢のある小説」を読んでいる気分になる。

しかし、その分世界観や、戦闘描写、セリフ、主人公らの心理描写などが他のゲームブック以上に詳細に記されているため、物語世界をより深く知り、味わう事ができる。内容も、騎士道物語のテイストが強めで、その点もまた魅力の一つ。


設定

舞台は、中世のイングランドの一地方と思しき国、シルバーゲイト(キャメロットの円卓の騎士の伝説があり、コーンウォールなどが地名として挙げられている)。

そこは、ヘンリー王が公正に統治しており、平和を保っていた。

ヘンリー王はシルバーゲイト城の王座に座り、数々の騎士たちが王に仕えていた。

が、シルバーゲイトで最も有名な者は、武勇に優れた騎士と、最高の知性と魔法の力を持つ魔法使いの二人。

二人は、「ヘンリー王に仕えし騎士と魔法使い」として知られ、それまでにも数々の冒険に繰り出し、シルバーゲイトに平和をもたらしてきた。

邪悪な魔法使い、凶悪な怪物、侵略を企む他国の蛮族など、様々な脅威がシルバーゲイトを襲ってきたが、この騎士と魔法使いの二人は、その全てを退けてきた。

今日もまた、憂いた王の命を受け、騎士と魔法使いは冒険に出る。そしてその冒険が成し遂げられるとともに、騎士と魔法使いの伝説はさらに続いていくのだ。


騎士

読者が主人公として選ぶうちの片方。全身をプレートアーマーで固め、携えている「黄金の獅子の剣」をはじめとした、あらゆる騎士の武器を操る技術を有している。

名前は、劇中では出てこない(ゲームブックゆえに、読者の想像に委ねているものと思われる)。

こちらを選びプレイする際には、巻末に挙げられている9種の武器のうち、「黄金の獅子の剣」の他3種を選ばなくてはならない。


魔法使い

読者が主人公として選ぶうちの片方。イラストでは、帽子にマントとローブを身に付けた姿をしている。

騎士同様に、名前は劇中には出てこない。

こちらは、巻末に記された12の呪文を、劇中で指示があった時に用いる事が出来る。ただし、巻末の呪文の説明やその特徴や効能を、読者がよく理解し覚えておかないと、思ったように効果が発揮しない事もありうる。

呪文の多くは、直接攻撃を行うものもあるが、敵を混乱させたり、自身や仲間、敵を変身させたり、不可視になったりと、むしろ色々と使い方を考えてから唱えるべきものが多い。


その他の人物

  • ヘンリー王

シルバーゲイト国を公正かつ平和に統治している王。毎回王国に問題が起こり、その解決のために騎士と魔法使いに命令を下す……という役回りである。

かつては若い頃に、自身も騎士として戦場を駆けていた。その際には戦闘斧を好んで用いていたらしい。


  • サラリンダ姫

ヘンリー王の愛娘。若く美しい女性であるが、騎士道物語によくあるように、さらわれる事も多い。

3巻にて、かつてシルバーゲイトと対立していたブルックヘイヴン国の王子、マーレイン卿と結婚した。


  • サイメリアン

ヘンリー王に仕える騎士の一人。全身これ闘争心の塊のような、短気で獰猛な男。ヘンリー王に忠誠を誓っているが、王国はもっと強硬な統治者を必要だとも考えている。別名『暗黒の騎士』。

好戦的であるが、決して邪悪な人間ではない。


  • マーリン

4巻に登場する、キャメロットの宮廷魔術師その人。劇中でも伝説的な人物として有名になっている。本作の魔法使いの用いる呪文は、マーリン自身が大きくかかわっているらしい。


騎士の『武器の書』

騎士を選んだ読者は、巻末に記された『武器の書』の中から、剣の他三種の武器を選び、それらを携えて冒険に出発する事になる。

武器の内容は、以下の通り。

  • 武器の1:黄金の獅子の剣

エクスカリバーを鍛えた刀鍛冶により産み出された、不滅の剣。

刃には獅子が、鞘には『Forever(永遠)』と刻まれており、決して折れない。

かつて騎士が、ランカシャーの魔法使いと戦い倒した際に入手。以降、この件を手元から離した事は無い。

この剣の他、以下の武器から三種を選ぶ事となる。


  • 武器の2:戦闘斧

重量が9キロの、重たい斧。狭い空間での戦いに有効。かつてはヘンリー王が好んで使用していたらしい。

  • 武器の3:石弓

魔法使いが、特別に騎士のために設計し作り上げたもの。柄の長さは1m。通常のものと異なり、異なった三方向へと矢を同時に射る事が可能。複数の敵に対し威力を発揮する。

  • 武器の4:長槍

2m40cmの槍。馬上での戦闘に最も威力を発揮。折れる事もあるのが弱点。

長柄から、大釘がびっしり植えられた木球付きの鎖が伸びている。鎧で覆われた相手には効果は無いが、むき出しの頭部への打撃には最適。

  • 武器の6:弓と毒をやじりに塗った矢

その名の通り、弓と毒矢。鏃に塗った毒は魔法使いが入念に調合したもので、繰り返し用いても効果は落ちない。

  • 武器の7:からざお

長い柄と短めの棍棒を、長めの紐で接続させた武器。ムチのように振るって打撃を、ひもで相手の首を絞める事も可能。軽く持ち運びが容易。

  • 武器の8:両端を鋭く尖らせた棍棒

手首の輪に吊り下げる事が可能。棍棒として打撃を与えるのみならず、両端の尖った部分で槍のように刺突する事も可能。王国に一つしかなく、この由来に興味を持つ者も少なくないが、唯一の使い手である君(騎士)は口を閉ざしている。

  • 武器の9:悪魔の短剣

刃が短く薄い以外、長剣とよく似た短剣。長剣と反対の腰に携え、地面に倒れた敵への止めに用いる。大仰な名称は、この短剣を用いる技量が恐るべきものであるから。


なお、7巻から武器の書はリニューアルされ、一部の武器は削られ、新たな武器がこの項目に入る。以下は7巻以降の新たな武器の書に記された武器である。


  • 武器の1:黄金の獅子の剣

変更なし。

  • 武器の2:大剣

両手用の長大な重い剣。刀身の厚さは2cm。重量と刃の鋭さで、敵の鎧を切り裂き、一撃で仕留める事が可能。

  • 武器の3:コーンウォールの短剣

曲刃の小さな短剣。接近戦に威力を用いる。

かつてコーンウォールの魔術師が所有していた。伝説では、使い手が敵に倒されても、その敵に対し短剣のみが襲い掛かると伝わっている。そして、それは使い手に対しても例外ではないとも。

  • 武器の4:三つ又の石弓

旧版の武器の3:石弓と同じ。

  • 武器の5:棍棒

先端に突起や鋲の並んだ短い武器。旧版の武器の5:明けの星とほぼ同じ武器。

  • 武器の6:からざお

旧版の武器の7のからざおと同じ。

  • 武器の7:長槍

先端の穂がダイヤのごとく多面体に加工され、振ると音がする。この音は、内部に封印された魔女が立てていると言われている。この音により、狙うべき敵のありかを伝えるのだと。ゆえに、決して狙いを外さない。

  • 武器の8:悪魔の短剣

旧版の武器の9:悪魔の短剣と同じ。

  • 武器の9:魔法の槍

魔法使いに呪文をかけられた銀色の槍。普通の槍よりはるか遠くに届き、手元に戻る。投げられる回数は五回。ただし、自身の狙いが不正確ならば、手元に戻った際に不幸な結果をもたらす。


魔法使いの『呪文の書』

魔法使いを選んだ読者は、やはり巻末の『呪文の書』に掲載された各種の呪文を、必要に応じ唱える事が出来る。ゲームブックの内容上、唱える際は必要に応じた呪文を唱えるように記載されている。

呪文にはそれぞれ特徴があるため、それを熟知しない事には最悪の状況を引き出す事にもなりうる。

  • 呪文の1:姿よ変われ!

変身の呪文。周囲の目視できる存在全て、生物・無生物問わず、変身できる。これは自分のみならず、他者をも変身させる事が可能。視界に存在しないものへの変身は出来ない。

効果はほんの数分。それ以降は元に戻る。

  • 呪文の2:時間よ戻れ!

時を戻す事が可能。限度は一時間で、時間を戻した後に、もう一度行動を起こす事が可能(いわゆるタイムリープの呪文)。ただし、加減が予測できない。唱えたところで戻れる時間は、一時間いっぱいか、五分程度か、その効果のほどをあらかじめ知る事はできない。

  • 呪文の3:闇よ現われよ!

5秒間、暗黒を生じさせる。相手を驚かせ、不意を突くのに効果がある呪文。

  • 呪文の4:不可視!

一瞬のうちに透明化する。自分だけでなく、敵や味方の姿も同様に透明化が可能。経験の浅い魔法使いにも使える、初歩の呪文らしい。

ただし、不可視の持続時間はあらかじめ予測できない。数秒で終わる事もあれば、数週間続いてしまうこともある。

  • 呪文の5:シールド!

自分の周囲に、透明な防御シールドを張る。あらゆる武器を防ぐが、火炎には効果が無い。

また、術者が動けばシールドは消失するが、術者が必要とする間は存在し続ける。

  • 呪文の6:ミラー・イメージ!

敵の視覚を、鏡を見ているかのように左右逆に見せる呪文。そのため、混乱させバランスを崩させる事に用いられる。一対一の対決時に特に有効。効果は五分間持続。

  • 呪文の7:眠りにおちよ!

自身の周囲30m以内に存在する全ての者を眠らせる。数は関係なく、対象が数百存在してもこの呪文の威力は落ちない。

ただしこの呪文もまた、持続時間をあらかじめ予測できない。眠りの効果が数日から数秒になるかは、唱えないと分からないのだ。

  • 呪文の8:風よ起これ!

強烈な突風を発生させる。巨大な岩石すらも吹き飛ばす事が可能だが、風を一旦呼び出したら、自身にもコントロールは出来ない。そのため、自分の立ち位置を慎重に定めなければ、呼び出した風に自分も吹き飛ばされかねないため、注意が必要。

  • 呪文の9:火よ起これ!

対象を炎で包み込み、燃やす事ができる呪文。人間および動物に直接炎を放つ事もできない(対象は植物や無生物に限る。また、劇中では邪悪な魔女をテーブルに変身させてから、この呪文で焼き殺した描写があった)。

炎は術者が呪文を解除しない限り、消し止める事もできない。それに加え、風向きが変化したら、自身でコントロールが効かないほどに燃え広がる危険性もある。

この呪文は、魔法使いマーリンの名を冠し、「マーリンの炎」と呼ばれている。しかし、マーリン自身がどう用いたかは明らかではない。

  • 呪文の10:幻像よ現われよ!

敵の心中のイメージを眼前に現出させる。出現させた幻は実在するもので、幻か否かを敵は判断する事はできない。修業を積んだ術者は、更にこの幻を自在に操る事も可能。ただし、術者自身にも威力を及ぼす事もある。

  • 呪文の11:縮め!

100m以内の存在を、生物・無生物関係なく縮小させられる。

ただし、どの程度縮小させられるかの加減は分からず、この呪文もまた、あらかじめ持続時間がどの程度なのかを知る事はできない。

  • 呪文の12:解かれよ、魔法!

敵が投げかけて来た呪文を、それがどのようなものであれ、ただちに威力を失わせ、無効化させられる呪文。

ただし、大魔術師に対しては通じない。

この呪文は極度の精神集中、およびエネルギーを必要とするため、唱えた後は丸一日の休息が必要。加えて、冒険中一度しか用いる事はできない。


7巻からリニューアルされ、一部の呪文は削除、新たな呪文が追加される。その詳細は以下の通り。

  • 呪文の1:時よ進め!

唱える事で、一瞬のうちに時を超え、未来の時間に進める。危機を脱するのに有効。

ただし、到達した未来の時点で何が待ち受けるかを、あらかじめ知る事はできない。

  • 呪文の2:凝固せよ!

森の小鬼らが偶然発見した呪文らしい。敵の動きを凍り付かせ、動きを止めさせる。ただし視界に無い存在には効果が無い。呪文の持続時間も短い。

  • 呪文の3:乱れよ意識!

敵を混乱させ、判断力を失わせる。ただし、効果があるのは相手ひとりのみ。呪文の持続時間の予測もできない。

さらに、視界内に鏡など光を反射させるものがあった時には、呪文が術者へと跳ね返り、自身がこの呪文にかかってしまう事もある。

  • 呪文の4:不可視!

変更なし。旧版と同じ。

  • 呪文の5:眠りにおちよ!

旧版の7の呪文と同じ。

  • 呪文の6:獣たちよ、我に従え!

動物たちに、術者の意志を伝え、従わせるための呪文。

時には、動物たち自身が強い意志を持ち、命令に逆らう事もある。使いどころを間違えたら、味方の動物が攻撃することもあり得るため、慎重に用いる必要がある。

  • 呪文の7:姿よ変われ!

旧版の呪文の1と同じ。

  • 呪文の8:風よ起これ!

旧版と同じ。変更なし。

  • 呪文の9:舞い上がり飛んで行け!

自身や他人を、数十キロの距離を飛行させる呪文。

大きなエネルギーを消費するため、一回の冒険で使えるのは一度のみ。正しく使えなければ、空中で魔法が解除される事も。

  • 呪文の9:マーリンの火よ起これ!

旧版と同じ。

  • 呪文の11:縮め!

旧版と同じ。

  • 呪文の12:解かれよ、魔法!

旧版と同じ。敵がかけてくる魔法を打ち破る魔法を『コンバット・マジック』と呼称する。


シリーズ一覧

(邦訳が出ている者は、邦題を連記)

1. The Forest of Twisted Dreams (1984)

「ねじくれた悪夢の森」 R・L・スタイン著

:コーンウォールの、魔法の兜が巨人たちにより強奪されてしまった。騎士と魔法使いは、巨人たちが潜んでいる「ねじくれた悪夢の森」に潜入し、兜を取り戻さねばならない。

2. The Siege of the Dragonriders (1984)

「竜の武者たちの攻撃」 エリック・アファビー著

:シルバーゲイトに、竜に跨った騎士たちが襲撃した。王国を蹂躙せんとする竜の武者たちの居場所を見つけ、彼らを倒すため、騎士と魔法使いは向かっていく。

3. Who Kidnapped Princess Saralinda? (1984)

「サラリンダ姫を救い出せ!」 H・ウィリアム・スタイン メーガン・スタイン共著

:かつての敵国・ブルックヘイヴン王国の王子・マーレインとサラリンダ姫が結婚する事に。しかし結婚式前夜、シルバーゲイト城にてサラリンダ姫が何者かに誘拐され行方不明に。騎士と魔法使いは、サラリンダ姫を探し出すため捜索を開始する。

4. Ghost Knights of Camelot (1984)

「キャメロットの幽霊騎士」 デービッド・アンソニー・クラフト著

:シルバーゲイトに迫ってくるのは、謎の騎士団。彼らは伝説の、キャメロットの円卓の騎士を名乗っていた。しかし彼らは既に死して久しい。幽霊となって蘇って来たのか、それとも悪霊の類がキャメロットの騎士を名乗っているのか。騎士と魔法使いはこの幽霊騎士団に挑戦すべく、出発する。

5. Haunted Castle of Ravenhurst (1985)

「大鴉の呪いの城」 リン・ビーチ著

:いくさが続き、財政的に困窮しつつあったシルバーゲイト。増税を好まぬヘンリー王は、富と邪悪で知られた「レイヴンカース一族」の残した宝物を手に入れるべく、呪われた城へと騎士と魔法使いを派遣する。

6. Revenge of the Falcon Knight (1985)

「ハヤブサの騎士の逆襲」 スコット・シーガル著

:ヘンリー王のハヤブサの調教師も兼ねた騎士・アシュレー卿。彼が謀反の陰謀の疑いをかけられ、騎士の位を剥奪された。アシュレー卿の友人である騎士と魔法使いは、彼の無実を証明するために調査に乗り出す。

7. Challenge of the Wolf Knight (1985)

「狼人間を打ち倒せ!」 R・L・スタイン著

:シルバーゲイトの重要な騎士の集まりに、二人の騎士が姿を現さなかった。そして森の中に、怪物の目撃談が。その怪物は騎士の姿をしていながら、狼の頭部を持つ狼人間だったのだ。騎士と魔法使いは、この狼の騎士を打ち倒すために向かっていった。

8. Conquest of the Time Master (1985)

「時空の支配者に挑戦!」 リン・ビーチ著

:サラリンダ姫が、「時の洞穴」と呼ばれる場所の近くで行方不明に。その洞穴はかつて、「時空の支配者」という、時間と空間を操る魔術師が作り出したもの。洞穴内部から、過去・現在・未来の、あらゆる時代のあらゆる場所へと赴き、サラリンダ姫を取り戻すために騎士と魔法使いが挑戦する。

9. Dragon Queens Revenge (1986)

10. Tournament for Terror (1986)

11. The Impostor King (1986)

12. Scarlet Shield of Shalimar (1986)

13. Cavern of the Phantoms (1986)

14. Carnival of Demons (1986)

15. Invaders from Darkland (1986)

16. Attack on the King (1986)

17. Conquest of the Barbarians (1986)

18. Warrior Women of Weymouth (1986)


余談

  • 劇中では、成否判定はコイントスが用いられる事が多い。しかし中には「窓の外を見て、月が出ているか否か」「この本を読んでいるのは何曜日か」「これを読んでいる日は偶数日か奇数日か」といった、やや理不尽、もしくはどういう基準で決めたものなのか、いささか判断に苦しむものもある。

  • ラストシーンは、事件を解決し終えた騎士と魔法使いが、ヘンリー王にその事を報告。ヘンリー王は安堵し二人に礼を述べるも、「実は、新たな問題が起こった」と、二人に相談。『新たな問題とは?それはまた、別の冒険譚として語られるだろう』という地の文で締めくくられる……というパターンが多い(「ハヤブサの騎士の逆襲」のみ、疑いが晴れたアシュレー卿の宴に招かれた二人が、互いの友情を感じつつ杯を交わす、というシーンで終わっている)。

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