概要
2005年イタリアで開発されたマイコンで、その名は開発メンバーが通っていたバーの名前、11世紀のイタリア王『アルドゥイーノ・ディヴレーア』から採られた。
マイコンとしてRaspberry_Piと並んで使われることが多く、回路は一般に公開されているため、公式に許可を取らずとも誰でも自作できるようになっている(ただし「Arduino」をそのまま派生製品につけることは公式によって禁止されているため、名称の変更が必要)。
使用言語はC言語風の「Arduino言語」で、統合開発環境「ArduinoIDE」を使い、USBケーブル経由で書き込む。Raspberry_PiのようにOSが搭載されていないため、プログラミングよりも電子工作に向いている。
電子工作例
主な種類
AVRコア
UNO…シンプルな機能が特徴の初心者〜中級者タイプ。
Mega2560…UNOより入出力端子が多い。
Leonardo…UNOとは搭載されているチップが違う。
Micro…かなり小さい。
ARMコア
M0…入出力端子の数はUNOと同じ。
Due…UNOより入出力端子が多く、分解能12bitのD/Aコンバータが2chある。
UNO R4 Minima…ARMコア品だが、入出力電圧がAVRコア品同様5Vとなっている。
UNO R4 WiFi…その名の通りWiFi接続対応品。こちらも入出力電圧が5Vとなっている。
ARMコア品はI/O電圧が3.3Vと低い(AVRコア品は5V)ものが一般的なため、「シールド」とよばれる拡張基板を接続する際は注意が必要。区別のためかI/O電圧が5Vのものはコネクタが黒になっているのに対し、I/O電圧が3.3Vのものは灰色となっている。