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「Brotherhood of Steel(鋼鉄の同志)」とはfalloutシリーズに登場する軍事組織の名称である。

略称はBoS

概要

スーパーミュータント発生の元凶となったFEVの非道な人体実験を前に離反したアメリカ陸軍の一部が中心となって発足した組織。

創始者は「ロジャー・マクソン」、結成当時の本部はロスト・ヒルズ。


当初は国の復興を目標としていたが、次第にウェイストランドに残る戦前のテクノロジーを収集・保管・研究する事を目的とする組織となる。パワーアーマーに代表される高度な戦力を持つがやや閉鎖的な性質が強く、構成員は原則として親類縁者を中心としている事が多い。


ウェイストランド人や諸組織からハイテク機器を強引に接収していく事もあり、特にその傾向は西海岸で特に顕著でハイテクレイダーと揶揄される事もある。


というよりも規模が大きすぎて西海岸と東海岸ではもはや別の組織といっても過言ではない。これはメタ的には開発会社のBOSと言う組織に対するスタンスの違いが大きい。


その辺のメタな事情に目を瞑って全体を通して見ると

肝心な時にしか役に立たない組織、または腐った上層部と有能な末端

良くも悪くも軍隊の末裔らしいと言える。


実写版(ロサンゼルス部隊)では研究部門と戦闘部門の他に「クレリック」と呼ばれる思想的、あるいは宗教的な役職が登場。幼少時に拾われたウェイストランド人も在籍する。


派閥

西海岸B.O.S.

ロジャー・マクソンが結成したB.O.S.の元祖にして本家。

結成以来一貫してB.O.S.の理念を保守し続けており、そこから外れた中西部B.O.S.や東海岸B.O.S.を破門して支援を打ち切ったりしている。

しかし、その排他的で少数精鋭主義な思想はいつまでも保持できるものではなく、エンクレイヴ壊滅後は対立の末にNCRとの抗争に発展し、本拠地であるロスト・ヒルズ・バンカーから叩き出されるなど圧倒的な劣勢にあり、敗戦・壊滅は時間の問題とされるほどに落ちぶれた。


東海岸B.O.S.

東海岸へと派遣されたエルダー・リオンズ率いるリオンズB.O.S.を祖とする派閥。

辿り着いたキャピタル・ウェイストランドの悲惨な状況を見兼ねたリオンズの判断で、本来の活動を休止して地元民の保護を優先する方針を採ったことで、西海岸からの支援を打ち切られた上、アウトキャストの離反を招き、危機的状況に陥った。

そのため、更なる方針転換によって地元民の徴用を行うなどして勢力回復を行った。

その後、エンクレイヴやスパミュとの決戦を経て、接収したエンクレイヴの技術や稀代の英傑であるエルダー・マクソンの主導した改革によって恐るべき大発展を遂げた。

その後、西海岸派閥とも和解して正式に復帰したが、最早東海岸派閥の戦力・勢力規模はとことんまで落ちぶれた西海岸派閥とは到底比べ物にならず、更にエルダー・マクソンの後述する出自から、B.O.S.の中心や実権が東海岸派閥に移行するのは時間の問題と見られている。


中西部B.O.S.

スピンオフ「Fallout Tactics: Brotherhood of Steel」に登場。

アメリカ中西部へと逃げ込んだスパミュの追討のために送り込まれた遠征部隊を祖とする派閥で、元々は西海岸派閥で保守派との主導権争いに敗れた改革派の一党でもある。

多くの資材や人員を満載した飛行船で船団を組み、追撃ついでにそのまま支部を築き、中西部を版図に加えることも目的としていたが、嵐によって飛行船団は壊滅。エルダーを含む大半の人員を喪ってしまったことで、勢力回復のために方針転換を余儀なくされた。

しかし、これによって西海岸派閥から支援を打ち切られたことで、独自の判断で動くことを決意し、新たな人員(人間だけでなくグール、スパミュ、犬、言葉を喋るデスクローまで様々)から資材まで現地調達によって手段を選ばず贖いつつ、敵対者と戦い続けながら領土を拡大した結果、中西部一円に威を張る強大な独立勢力に発展した。こちらは「新たなB.O.S.を築き上げる」という独自の理念と新体制の下、西海岸派閥と和解することなくそのまま独立独歩の道を選び、本体からは完全に乖離した組織と化してしまっている。このため、スピンオフにしか出ていないこともあり、中西部派閥をB.O.S.の一派として数えることに否定的な意見もある。

現在の動向は不明だが、シーザー・リージョンが中西部派閥のスクライブを捕えて処刑している他、東海岸派閥の巨大飛行艦「プリドゥエン」は中西部派閥の飛行船運用実績やデータを参考にしているなど、存在自体は続編でも示唆されている。


主な階級・役職

指導者

ハイエルダー

B.O.S.全体を統括する組織の最高指導者で、本部の最高司令官も務める。


エルダー

各支部を統括する最高司令官。


一般

従者

任務に服することのない見習い。教育課程を終えた子供に与えられる。


イニシエイト

訓練生兼新兵。訓練課程を終えると、戦闘員のナイトか研究員のスクライブになる。緊急事態の場合は、この階級でもパワーアーマーの装着が特例で認められることがある。


戦闘部門

ナイト

一般戦闘員。正式にパワーアーマーの装着を許されるのはこの階級から。ただし、パワーアーマーは貴重なため、実際は一部の熟練ナイトが任務中限定で装着を許されるのみであることが多く、普段から一般兵として生身で戦うナイトの方が多数派である。兵力・物資共に豊富で、パワーアーマーの生産や効率的な整備・修理が可能なだけの技術力と設備を有した「4」以降の東海岸派閥などは、パワーアーマーを装着したナイトの割合が圧倒的に高い。


パラディン

上級戦闘員。実力を認められたナイトのみがなれるエリート。余程困窮した状態でもない限りは、良好に整備された専用のパワーアーマーを与えられ、普段から装着することも許される。特別任務を与えられたり、前線部隊の指揮官を務めることもある。


パラディン長(ヘッド・パラディン)

所属支部のパラディンを統括する戦闘部門のトップ。


技術部門

スクライブ

一般研究員。主に回収した戦前技術の解析・研究を行う。


シニア・スクライブ

上級研究員。実力を認められたスクライブのみがなれるエリート。特別任務を与えられたり、より大きな研究プロジェクトの指揮を執ることもある。


スクライブ長(ヘッド・スクライブ)

所属支部のスクライブを統括する技術部門のトップ。


センチネル

中西部や東海岸特有の階級。エルダーに次ぐ権限を持ちながら機動力もある「戦う副司令」。


各作品での活躍

シリーズでの扱いが二転三転しまくっており、ファンを混乱させる事が多い。


初代

自らの住むVaultに浄水チップを持ち帰った主人公に対し、監督官が「ついでにスーパーミュータントもやっつけてきてよ」と言わんばかりの無茶振りをしてくるが、その中で同じ目的のために協力する事となる。(と言いつつ最終決戦ではダンジョン前までしか付いてこないのであまり役に立たなかったりも…)。


2

主な敵はエンクレイヴ

エンクレイヴに拉致されたアロヨの村の住人を救出する為、2主人公と協力する事になる。


3

本作からはNVを除き基本的に東海岸BOSが中心となる。

西海岸BoSと大本の目的は同じだが、キャピタルの惨状を見るに見かねたキャピタル支部のエルダー・リオンズの方針により、レイダーや東部スーパーミュータントから人々を守る事に少なからずリソースを割いている。当然ながら兵員の損耗も発生するため、それを補う為に外部からの人材雇用を行うなど、BoS全体から見ると異端といえる。

そしてこれが原因で西海岸からの支援を打ち切られた挙句、キャピタル支部内部でも不満が募り、本来の目的に絞った活動を行う「アウトキャスト」という離反者達のグループが出た。

過去作とは打って変わって正義の味方的な面が強かったがそれだけに損耗も大きく、エンクレイヴ残党との最終決戦での被害は特に甚大なものであった。エンクレイヴの技術・装備の接収など得たものは大きかったものの、この被害に加えて3と4の間にリオンズ父娘が死亡。組織の迷走などが重なり、ある程度西海岸寄りの方針に回帰することになる。


NV

西海岸派閥のモハビ支部。

そのため非常に閉鎖的な性格、かつ横柄な態度だった為に多くのプレイヤーを困惑させた。

これは本編開始前の時系列でエルダーを務めたエルダー・エリヤが主な原因である。

スクライブ(研究者)からエルダーに就任したエリヤは、テクノロジーを保護するだけでなく改良する事に重きを置こうとしていた。そのために、モハビに存在する太陽光発電施設ヘリオス1に異常な執着を見せ、最終的にNCRとの軍事衝突という事態を引き起こし双方に甚大な被害を出した。

戦いの結果はNCRによるBoSのいくつかの拠点の制圧、要するにモハビ支部壊滅寸前という結果に終わり、更には騒乱にまぎれてエルダー・エリヤが失踪してしまう。

本編開始時点でエルダーを務めているマクナラマがその騒乱をかろうじて収め、その功績からエルダーに就任するも、モハビ一帯で大きな力を持つNCRと敵対したという状況はもはやどうしようもなく本拠地のバンカーに引きこもることを余儀なくされた。

主人公である運び屋が現れたのはそんな状況のさなかであったので、BoSは運び屋をNCRから送り込まれたスパイではないかと疑うこととなった。(実際、モハビ周辺を行き交うキャラバン等はNCRの息がかかっている事が多い)。


4

3のBOSと完全に同一の組織。

リーダーは3当時は少年であったマクソン。リオンズ父娘死亡後の迷走を収める、アウトキャストをたちを復帰させる、西海岸からの支援の再開など10年の間でメキメキと頭角を現し、それらの功績を持ってエルダーに就任。また、BoS創始者ロジャー・マクソンの末裔という血統書付きである。

ヒゲモジャの強面となったマクソンの元、強い語調で人造人間やアボミネーションの根絶を訴える。これは「人類を人類自身が生み出してしまったテクノロジー及びその濫用から守る(その為にハイテク機器を収集する)」というリオンズ派のやり方と本来の目的を折衷した考え方に基づいている。

一方で3当時から比べて強硬な面もあり、それがインスティチュートという共通の敵を持つはずのレールロードと相容れない原因となっている。

移動式本部である巨大飛行艦「プリドゥエン」、そして3でも活躍した人型決戦兵器「リバティ・プライムと共に満を持して連邦の地へ飛来する。

結末はルートによって異なるが、彼らと全面的に敵対することになるインスティチュートルートとレールロードルートではプリドゥエンは撃沈され、マクソン含む主要幹部も全員死亡してしまう。

ただし、本作のBoSは東海岸支部の首脳陣と旗艦が同行しているもののあくまで遠征部隊の一つにすぎない。これはインスティチュートルートでの最終決戦前に選択肢次第でファーザーから聞くことが可能で、曰く正面から戦えば、インスティチュートの総力をあげても目先の遠征部隊を滅ぼすのがやっとであり態勢を立て直した本隊に叩き潰されるとのこと。該当ルートの最終作戦はそれを防ぐための示威行為であるが、言い換えれば「4」時点の東海岸BoSはそれほどまでに強大化している。


BOSに肩入れした場合は、主人公はBOSルートでは最終的にセンチネル(支部の副司令に相当)、それ以外でもパラディン(中隊長クラス)まで昇進できる。また、BOSルートでは最終的に全身をT-60パワーアーマーのユニークパーツで固めることができる。


76

他の人間組織同様に壊滅済。拠点はディファイアンス砦に存在していた。

リーダーはBOS創始者たる「初代ロジャー・マクソン」の元副官エリザベス・タガーディ。初代マクソンの決起声明を受けて立ち上がったメンバーの一人。

よく訓練された兵と強力な装備でアボミネーション達の侵略を食い止めていたものの、協力関係にあったレスポンダーとの仲が悪化とともにジリ貧に陥る。最終的に乾坤一擲を賭けたスコーチ殲滅作戦に失敗、壊滅する。

今作ではホロテープに残された初代マクソンの肉声を聞くことができる。


パワーアーマー用階級章

「4」以降で追加された設定。

T-60にのみ確認されており、ゲーム上は塗装扱いとなっている。

だが残念ながら4では没データなどの問題からプレイヤーが全てを揃えることはできず、

76では入手できるカラーが増えたが設計図の入手率は渋い。


イニシエイト(Ⅰ):赤ラインに白抜きの小さな盾マーク。モデルA

ナイト(Ⅱ):赤ラインに赤い小さな盾マーク。モデルB

ナイト・サージェント(Ⅲ):赤ラインに盾、その下にV字上の線。モデルC

ナイト・キャプテン(Ⅳ):赤ラインに盾、その上に2本の平行線。モデルC

パラディン(Ⅴ):赤ライン×2、縦長の盾・剣・翼の組み合わせ。モデルD

センチネル(Ⅵ):赤ライン×2、縦長の白抜き盾・菱形マーク・翼。モデルE

エルダー(Ⅶ):赤ライン×2、縦長の白抜き盾、ひし形マーク×3・翼。モデルF


このほか、4での没データに「一般(I Initiate)」「オフィサー(IV Knight CPT)」が存在している。詳細は不明。


所属するコンパニオン

スターパラディン・クロス(Fallout 3)

東海岸のリオンズB.O.S.所属の女性パラディン。

「スターパラディン」の称号を持つリオンズB.O.S.屈指のベテラン兵士で、エルダー・リオンズからも厚い信任を得ているほどの実力者。

主人公の父親ジェームスを尊敬するほど正義感の強い人物で、父親と同種の人間であると認めさせた上で、カルマが「善」の状態でなければコンパニオンに出来ない。


ベロニカ・サンタンジェロ(Fallout:New Vegas)

西海岸B.O.S.のモハビ支部所属の女性スクライブ。

物資調達のために身分を隠して活動しており、NCRに追い詰められて窮地に陥っているモハビ支部と仲間たちの窮状を憂いている。

排他的な西海岸B.O.S.の古い思想のままでは生き残れないと考えており、頑なに外部との交流を忌避するエルダー・マクナマラを説得しようとする。

見た目に見合わずパワーフィストの扱いとB.O.S.式格闘術を得意とする接近戦の名手。


パラディン・ダンス(Fallout 4)

東海岸のマクソンB.O.S.所属の男性パラディン。

かつてのボストンである「連邦」に派遣されたグラディウス偵察部隊の隊長。

B.O.S.とその思想を何よりも誇りとする忠実な兵士で、パラディンに相応しい戦闘力を持つ実力者でもあるが、過酷な連邦の環境に追い詰められて窮地に陥っている。

後にエルダー・マクソン率いる本隊の合流で勢いを取り戻すが、その正体は実は…。


関連イラスト

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Brotherhood of Steel民主主義こそ真理!


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